日東交通館山運輸営業所

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館山運輸営業所(事務所)
館山運輸営業所(事務所)
館山運輸営業所(正木車庫)
館山運輸営業所(正木車庫)

日東交通館山運輸営業所(にっとうこうつうたてやまうんゆえいぎょうしょ)は、千葉県館山市北条に位置する日東交通の営業所である。

概要

主に館山地区を発着する高速路線を担当する。

機能が分散しており、館山駅前に操車場と事務所、国道127号線館山バイパス)沿いに車庫をそれぞれ有している(いずれも館山日東バスと共有)。

沿革

  • 1994年(平成6年)10月1日 - 一般路線を館山日東バスに分社、移管する。
  • 2001年(平成13年)7月15日 - 白浜・館山 - 東京線「房総なのはな号」運行開始。高速バスの管轄を開始する。
  • 2014年(平成26年)10月1日 - 館山 - 新宿線「新宿なのはな号」運行開始。

現行路線

〔〕内は共同運行会社。

高速バス

  • 白浜・館山 - 東京線 【房総なのはな号】〔JRバス関東
  • 館山 - 新宿線 【新宿なのはな号】〔JRバス関東〕
神奈川県横浜市東京都大田区と千葉県館山市を結ぶ高速バス路線である。乗車券については羽田空港(君津BT発を除く)・横浜駅方面は予約制(座席定員制)、君津BT・館山駅前方面は利用便指定制をそれぞれとっている。
路線沿革
運行回数
  • 横浜・羽田 - 館山:下り4便、上り4便
  • 横浜 - 館山:下り4便、上り4便
※館山行きは君津BT経由
千葉県千葉市と同県南房総市を結ぶ高速バス路線である。愛称は一般公募により制定(『南総里見八犬伝(作:曲亭馬琴)』から由来する)。
全便先着順の座席定員制の為、予約は不要だが満席時は乗車できない。特に白浜・館山発の朝の便と千葉発の夕方の便は、日によって補助席まで埋まることもある。運賃は千葉方面は乗車時(同時に目的地を申告)、館山・白浜方面は降車時に現金または回数券で支払う。
路線沿革
  • 2006年(平成18年)2月10日 - 運行開始。1日16往復。
  • 2006年(平成18年)7月1日 - 専用回数券の発売開始。
  • 2006年(平成18年)9月16日 - 蘇我駅への乗り入れ開始。
  • 2006年(平成18年)11月 - 高速バスロケーションシステムのサービス開始。
  • 2007年(平成19年)4月21日 - 「木更津羽鳥野バスストップ」停留所に停車開始。
  • 2007年(平成19年)7月5日 - 館山自動車道全通に伴い運行経路変更(所要時間短縮)。
  • 2008年(平成20年)4月21日 - 木更津羽鳥野バスストップ始発便新設(0.5往復・平日のみ臨時扱い)。
  • 2008年(平成20年)12月1日 - 20往復に増便。
  • 2009年(平成21年)3月26日 - 京成バス運行便のみPASMOSuica導入。
  • 2011年(平成23年)1月30日 - 発車時刻等の見直しを実施する。
  • 2012年(平成24年)12月16日 - 22往復に増便[2]
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、運賃を改定。併せて、通勤定期券の発売開始[3]
  • 2014年(平成26年)7月23日 - 京成バス担当便をちばシティバスに移管。
運行回数
  • 白浜野島崎 - 千葉中央駅:上り3便、下り2便
  • 白浜野島崎 - 千葉みなと駅:上り3便、下り4便
  • 館山駅前 - 千葉中央駅:上り3便、下り5便
  • 館山駅前 - 千葉みなと駅:上り13便、下り11便
※白浜野島崎行きは館山駅前経由
使用車両
原則として化粧室付きハイデッカー4列シート車で運行。但し車両操車の都合上トイレ無し車両が使用される場合があるが、その際は市原SAにてトイレ休憩が設けられる。
付記
  • 2006年(平成18年)7月21日から2007年(平成19年)7月20日まで、京成線1日乗車券と南総里見号1往復分が付いた特別企画乗車券『南房総館山・白浜ぶらりパス』を発売していた。発売額は3,000円で、有効期限内は乗車当日に限って京成線は何回でも、南総里見号運行路線内は往復1回利用できた。但し、京成線利用後(ぶらりパス裏面に利用日印字)でないと南総里見号には乗車はできなかった。

定期観光バス

ポピー&ストロベリー号
  • ポピー&ストロベリー号 〔JRバス関東〕
同営業所に併設する館山観光営業所が運行する季節運行(毎年2月 - 3月の土曜・休日など)の定期観光路線である。2012年(平成24年)運行分から、従来の「1日コース」に加えて、新たに「午後コース」が設定された[4]。また、館山港 - 館山駅間の乗車は、東海汽船ジェット船利用者に限定される。
かつては運行車両の前面に、イチゴのイラストが描かれた幕(右画像参照)を掲げていたが、現在は省略されている。
路線沿革
  • 1970年代 - 運行を開始する。
  • 1996年(平成8年)1月 - 白浜町千倉町(当時)に乗り入れを開始する。
  • 2011年(平成23年)2月 - 見学地に安房神社を追加する。
  • 2012年(平成24年)2月 - 三芳地区に乗り入れを開始する。併せて、白浜・千倉地区を運行経路から、安房神社を見学地からそれぞれ除外される。

車両

同営業所所属の高速路線車(日産ディーゼル・スペースアロー

館山運輸営業所が担当する路線の全行程所要時間は約2時間から2時間30分であるため、全車化粧室が備えられている。また、同社営業所の中で唯一、スペースアロー尿素SCRシステム搭載車が在籍している。

不定期ながら、応援で鴨川運輸営業所へ車両を充てることもある(主に『アクシー号』)。

脚注

  1. ^ 乗り場は駅前バスターミナルではなく、千葉地方検察庁南町分室前の専用停留所からの乗車となる。
  2. ^ 高速バス 平成24年12月16日より南総里見号(館山 - 千葉線)のダイヤ改正実施”. トピックス. 日東交通 (2012年12月14日). 2012年12月24日閲覧。
  3. ^ バス各社 高速バス運賃値上げ 増税で4月から 南総里見号は定期を導入 『房州日日新聞』 2014年3月7日付。
  4. ^ 館山ファミリーパーク(花摘み)と昼食は、コースに組み込まれない。

外部リンク