横浜京急バス杉田営業所

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杉田営業所

横浜京急バス杉田営業所(よこはまけいきゅうバスすぎたえいぎょうしょ)は横浜京急バスの路線のうち、磯子駅上大岡駅横浜駅(東口)を発着する路線を所管している営業所で、神奈川県横浜市磯子区杉田五丁目にある。杉田平和町バス停付近に車庫を所有しており、営業所記号はNYである。(京浜急行バスからの委託車両の営業所記号はYである)。

目次

[編集] 沿革

[編集] 起源

杉田営業所の路線の起源は、横浜乗合自動車が1928年(昭和3年)11月8日に営業を開始した横浜駅 - 桜木町 - 馬車道 - 長者町 - 磯子 - 杉田である。横浜乗合自動車は、当時富士箱根自動車の社長であった山口正造が資金を提供し、同年9月23日に創立された。路線免許は常任監査役の仲山徳太郎が会社創立以前に個人名義で許可を得ていた。一時は富岡まで路線を延長して横須賀自動車(京浜急行バスの前身で横須賀市内を中心に路線を展開していた)と連絡を取って、横浜市電および市バスと競争していた。何度か横浜市から買収の交渉があったが成立せず、1934年(昭和9年)12月に横須賀自動車に買収され、翌1935年(昭和10年)5月に同社に合併された。横浜乗合自動車時代より杉田営業所が設置されており、横須賀自動車への合併後もそのまま存続した。その後、横須賀自動車は何度か合併を繰り返し湘南電鉄へ吸収されたが、その間所管路線の変更はなかった。ただし営業所名が杉田から横浜へ改称されている。東京急行電鉄成立後、1943年(昭和18年)4月1日には再び杉田営業所へと改称している。

[編集] 戦後復興と堀内営業所への統合

戦時中休止していた横浜駅 - 杉田線は、1945年(昭和20年)10月11日に沿線住民からの要望によって運行を再開している。しかし他営業所の車輌不足を補うため、1947年(昭和22年)5月より短期間ではあったが横浜市へ路線の委託を行い、自動車9両を逗子・三崎・衣笠・川崎の各営業所に転属させている。また、1946年(昭和21年)5月5日には杉田 - 船越線(戦前は平坂営業所が杉田 - 横須賀線として所管)が杉田営業所の所管で運行を再開した。

1948年(昭和23年)6月1日の東急からの分離独立と同時に杉田営業所は堀内営業所に統合されたため、杉田営業所は一旦消滅する。

[編集] 路線拡充による営業所の再設

横須賀市から横浜市にかけての東京湾岸地域は、杉田営業所の廃止後は堀内営業所の営業エリアとなっていた。しかし、堀内営業所は車庫が狭く、また営業エリアが広範囲であったため、復興に伴い所管路線が増えてくると運営が困難になってきた。そこで運行の効率化を図ることとなり、1952年(昭和27年)12年1月、旧杉田車庫が杉田操車場として復活した。その後1959年(昭和34年)には白山道循環線(横浜京急バス能見台営業所参照)が横浜市交通局より移管されることとなったのを受けて、同年3月16日に営業所へと昇格し、再び杉田営業所が設置された。この時の所管路線は、横浜駅 - 堀内、金沢文庫駅 - 柴町、追浜駅 - 朝比奈 - 鎌倉駅、追浜駅 - 野島 - 金沢八景駅、金沢文庫駅 - 白山道循環の5路線であった。

1960年(昭和35年)、上大岡駅 - 上大岡住宅線が運行を開始し、上大岡地区に初めて進出した。1963年(昭和38)年には、同線の循環化と杉田への直通運転を開始し、1965年(昭和40年)には南高校線も開通した。なお、同年10月1日に横浜営業所へと改称している。その後も1966年(昭和41年)に横浜駅 - 追浜日産線、1967年(昭和42年)に関内駅 - 杉田平和町が開設されるが、この頃より道路状況が悪化し始めたため、長距離路線の分断などが行われた。

1978年(昭和53年)6月16日に追浜営業所が開設されると、横浜営業所は廃止され、追浜営業所の杉田車庫となった。

[編集] 追浜営業所からの独立

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[編集] 年表

  • 1952年12月1日: 京浜急行電鉄(当時の京浜急行・バス事業)堀内営業所杉田操車場として営業開始。
  • 1959年3月16日: 杉田営業所に昇格。
  • 1965年10月1日: 横浜営業所に改称。
  • 1978年6月16日: 追浜営業所開設に伴い、同営業所杉田車庫に降格。
  • 1990年9月16日: 追浜営業所能見台車庫とともに、杉田車庫を横浜営業所として分割。
  • 1994年11月1日: 横浜営業所を現在の杉田平和町バス停付近に移転。
  • 2001年6月1日: 分社化により、横浜京急バス杉田営業所が設置される(京浜急行バス横浜営業所も存続)。京浜急行バス横浜京急バスに路線の業務移管を開始。
  • 2007年3月18日 PASMO導入開始

[編集] 現行路線

上大岡線と深夜急行バスのみが横浜京急バスの自社路線で、そのほかの路線は京浜急行バスからの受託路線である。

[編集] 南高校線

  • 上1 上大岡駅 - 久保坂 - 南高校前
    • 1965年10月1日: 上大岡駅 - 南高校前間の運行を開始。
    • 1987年10月5日: 深夜バスの運行を開始。
    • 2001年6月1日: 横浜京急バスに運行を委託。

南高校線(上1系統)は、上大岡駅と南高校前を大久保町経由で結ぶ路線である。横浜京急バス杉田営業所が京浜急行バス横浜営業所より運行を受託している。横浜市立南高校に通う学生などが多く利用するため平日朝夕は特に混雑するが、狭隘路線であるため中型車が運用に入る。上大岡駅 - 大久保町間は道路事情により、往路と復路でルートが若干異なり、慰霊堂入口には往路のみ停車する。

[編集] 上大岡線

  • 上2 上大岡駅 → 鹿島神社 → 森ヶ丘 → 東二ノ辻 → 上大岡駅
  • 上3 上大岡駅 → 鹿島神社 → 森ヶ丘 → 汐見台入口 → 浜小学校前 → 上笹堀 → 上大岡駅
  • 上3 上大岡駅 → 鹿島神社 → 森ヶ丘 → 汐見台入口 → 浜小学校前
  • 上5 上大岡駅 - 鹿島神社 - 森ヶ丘 - ストアー前 - 屏風ヶ浦駅 - 磯子車庫前 - 杉田
  • 上7 上大岡駅 → 大岡交番前 → 笹堀 → 岡村梅林入口 → 泉谷中央 → 山王台小学校 → 笹堀 → 谷戸前 → 上大岡駅
  • 上7 上大岡駅 → 大岡交番前 → 笹堀 → 岡村梅林入口 → 泉谷中央 → 山王台小学校
  • 磯6 上大岡駅 - 鹿島神社 - 森ヶ丘 - 汐見台入口 - テニスコート前 - ストアー前 - 屏風ヶ浦駅 - 磯子駅 - 杉田
  • 磯6 上大岡駅 - 鹿島神社 - 森ヶ丘 - 汐見台入口 - テニスコート前 - 屏風ヶ浦駅 - 磯子駅
    • 1960年3月16日: 上大岡駅 - 上大岡住宅間の運行を開始。
    • 1963年4月16日: 上大岡駅 - 磯子団地入口間の運行を開始。
    • 1963年6月1日: 上大岡駅 - 杉田間、および上大岡駅 - 森ヶ丘住宅循環の運行を開始。
    • 1963年12月1日: 上大岡駅 - 磯子団地 - 上大岡駅の運行を開始。
    • 2007年10月15日: 上大岡駅 - 岡村泉谷循環の運行を開始。

上大岡線は、上大岡駅と森が丘・汐見台団地方面を結ぶ通勤通学・生活路線である。上2系統は森が丘循環と案内されており、上大岡駅から森が丘の住宅街を一回りして上大岡駅に戻ってくる。上3系統は汐見台循環と案内されており、森ヶ丘を出ると、坂道の多い汐見台団地の中を走り、浜小学校前へ抜ける。浜小学校前からは上大岡駅までは、横浜市営バス64系統と同じルートを通る。浜小学校前行きは、最終2本のみ運転される。浜小学校前では便によって停車する停留所が異なり、浜小学校前行きは横浜市営バス70系統の「浜小学校前(レインボー入口)」と同じ場所に停車する。上5・磯6系統は、上大岡台からは、汐見台団地の中に入っていき、テニスコート前・ストアー前(横浜市営バスの「汐見台ストアー前」とは別の場所)を通り、磯子駅・杉田へ向かう生活路線であり、1 - 2時間に1 - 2本運行される。(ただし、磯6系統は、土日祝日は、昼間約2 - 3時間運行がない時間帯があるので注意が必要。)

2007年10月15日より、上7系統の運行が開始された。1時間に1 - 3本の運行で、上大岡駅発最終便のみ山王台小学校止まりとなる。横浜市営バス64系統と同じルート(鎌倉街道とその後の狭路)を走行後笹堀へ向かうが、最戸橋・越戸橋・向田橋の各停留所は通過する。笹堀から岡村・泉谷地区の住宅街の曲がりくねった道を通り、山王台小学校前を出ると上3系統のルートに合流し、上大岡駅へ行く。なお、運行時の安全性を問題視し、路線の運行に反対している住民が多くいるため、笹堀から岡村梅林入口にかけて、「運行反対」と書かれたのぼりや横断幕を掲げた家々が点在する。

急カーブ、急な坂などが続くため、大型の短尺車両が使用される。上7系統は、小型バスが使用される。

[編集] 横浜線

  • 110 横浜駅 - 桜木町駅 - 長者町5丁目 - 浦舟町 - 滝頭 - 磯子駅
  • 110 横浜駅 - 桜木町駅 - 長者町5丁目 - 浦舟町 - 滝頭 - 磯子駅 - 磯子車庫前 - 杉田
  • 110 横浜駅 - 桜木町駅 - 長者町5丁目 - 浦舟町 - 滝頭 - 磯子駅 - 磯子車庫前 - 杉田 - 杉田平和町
    • 2002年4月1日: 横浜京急バスに運行を委託。
    • 2006年3月16日: 京浜急行バス(運行は横浜京急バス)の単独運行となる。

横浜駅東口から国道16号をひたすら走る路線である。2006年(平成18年)3月までは横浜市営バスと共同で運行していたが、市営バスが再編に伴い撤退したため、以降全便京急バスの運転になっている。比較的本数が多く、横浜駅 - 磯子駅間は日曜を除き概ね10分間隔で運行されている。杉田発着便、杉田平和町発着便の本数は時間によって異なるが、これらは出入庫路線的要素が強い。

[編集] 区役所線

  • 94 富岡バスターミナル - サブセンター前 - 富岡 - 金沢文庫 - 金沢区総合庁舎前
    • 1980年4月5日: 富岡バスターミナル - 金沢区総合庁舎前間の運行を開始。
    • 2002年4月1日: 横浜京急バスに運行を委託。

平日・土曜日のみ運転の富岡地区からの金沢区役所アクセス路線。横浜市営バス磯子営業所と共同で運行している。市営バス再編に伴い全便の運行を市営バスから譲り受ける予定であるが、日程などは決まっていない。

[編集] 空港リムジン

[編集] 深夜急行バス

[編集] 過去の路線

[編集] 鳥見塚線

  • 磯4 磯子駅 - 杉田 - 東富岡
    • 1985年9月10日: 磯子駅 - 杉田 - 東富岡が運行を開始。
    • 2007年3月31日: 3月30日の運行をもって4系統に吸収される形で廃止。

国道16号線の交通渋滞による磯子線(4:磯子駅 - 東京ファイン(当時)、追浜営業所の項を参照)の遅延対策として運行が開始された。朝のみ数往復の運行だった。横浜京急バス杉田営業所が京浜急行バス横浜営業所より運行を受託していた。

[編集] 車両

沿道に狭隘路線や坂道が多いことから、京浜急行バスグループの中でみても最も中型車や9m大型車の比率が高い営業所である。南高校線では中型車が、上大岡線では9m大型車が使用されるが、片側2車線の国道16号を走る横浜線(110系統)においても、本数が多いにもかかわらず大型車以外に中型幅の長尺車や9m大型車が投入されている。

メーカーとしてはかつてはいすゞ自動車から投入されていたが、社内の車種選択が改められたことにより近年では日野自動車レインボーが多く投入されている。また全国的に珍しい日産ディーゼル工業RPも在籍している。そのほか上7系統新設に伴い、2007年には日野・ポンチョが投入されている。このポンチョは側面にLED式の大型行先表示器が装備されているが、これは横浜市交通局に投入された車両と並び全国初のものである。

京浜急行バスは低床化に積極的なことで知られているが、当営業所は横浜市からの補助金対象であることからノンステップバスが原則として投入されるようになり、比率が高まっている。

[編集] 外部リンク