新前橋電車区
新前橋電車区(しんまえばしでんしゃく)は群馬県前橋市にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である。高崎支社の管轄。新前橋駅の北側に位置していた。現在は、高崎車両センターと新前橋運輸区になっている。
配置車両の車体に記される略号
「髙シマ」(俗字の高) - 高崎支社を意味する「髙」と、新前橋を意味する「シマ」から構成される。
歴史
- 1959年4月20日 - 発足。
- 2005年12月10日 - 新前橋電車区と高崎車両センターが統合され、検修部門のある新前橋が本所となる。新前橋運輸区が発足した。詳細は、高崎車両センターを参照のこと。
配置車両
高崎線・上越線・両毛線など高崎支社管内を運行する電車を収容する。
- 211系 1000番台5両編成11本・3000番台5両編成60本。
- 2004年10月16日のダイヤ改正以前は湘南新宿ラインにも運用されていた。現在は両毛線で運用される。
- 2006年から2013年にかけて幕張車両センター・長野総合車両センターへ転出した編成も存在する。また田町車両センターからグリーン車が転入したが、3両編成と5両編成で挟む形で営業運転を実施した。
- 115系1000番台 3両編成11本・4両編成11本。
- 2001年のダイヤ改正以前は高崎線でも運用されていたが、現在は両毛線・宇都宮線小山 - 宇都宮間・信越本線高崎 - 横川間・上越線高崎 - 水上間・吾妻線で運用されていたが、2018年3月に引退。
- 1973年以前では高崎線から上野駅・東京駅経由で東海道本線富士駅(現在はJR東海管内)までの運用に充てられたこともあった。上野東京ライン#計画に至るまでの過程、東海道線 (JR東日本)#国鉄時代・#使用車両も参照。
- 107系100番台 2両編成19本。
- 両毛線・宇都宮線小山 - 黒磯間・信越本線高崎 - 横川間・上越線高崎 - 水上間・吾妻線で運行されていたが2017年10月に運用離脱。現在は一部上信電鉄に譲渡されている。
- 485系 1編成6両。
- 旧高崎運転所所有のお座敷客車の経年廃車に伴い導入された。なお両編成は併結可能。現在はやまなみの中間電動車ユニットがリゾートやまどりに改造され、残ったやまなみの先頭車両はジパングに改造された。なお、せせらぎは全てリゾートやまどりへ改造された。
- 185系200番台:高崎車両センターに統合された後の2006年3月18日付けで全編成が大宮総合車両センター車両検査科東大宮センターに転出。
- 165系:1990年代前半までは両毛線・上越線・吾妻線の普通列車で、1990年代後半以降は専ら波動用として運用。2002年に全車廃車。