各務原競馬場
ファイル:IMG 20141221 114115~3.jpg 昭和22年(1947)11月にアメリカ軍が撮影。馬走路がはっきりと確認できる。左下は現在の鵜沼第二小学校。 | |
施設情報 | |
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所在地 |
岐阜県稲葉郡鵜沼村 (現在の岐阜県各務原市) |
開場 | 1931年 |
閉場 | 1939年 |
所有者 | 岐阜競馬倶楽部 |
コース |
各務原競馬場(かかみがはらけいばじょう)は、岐阜県稲葉郡鵜沼村(現在の各務原市)の競馬場である。1939年(昭和14年)、軍馬資源保護法により廃止となった。経営が上手くいっていなかったこともあり、実質笠松競馬場と統合された。
隣接して昭和2年11月3日開設の岐阜県初の公式野球場、各務原球場が存在した。
概要
最寄り駅は名古屋鉄道各務原線競馬場前駅(現在は廃駅)。公認競馬誘致のために延長1600m、幅員30mと、当時としては広い競馬場といわれている。
歴史
- 1927年(昭和2年):地方競馬規則公布により海津郡高須町(現在の海津市)に高須競馬場が開設される。
- 1928年(昭和3年):岐阜競馬倶楽部が岐阜市に結成される。宮崎競馬場の誘致を計画したが頓挫する。
- 1931年(昭和6年):岐阜競馬倶楽部が高須競馬場を買収。稲葉郡鵜沼村に移転し、各務原競馬場に改称する。毎年春と秋に開催されたという。
- 1939年(昭和14年):軍馬資源保護法により廃止。経営が上手くいっていなかったこともあり、実質笠松競馬場と統合された。
現況
区画整理のため、痕跡は全くないが、競馬場を北東から南西へと斜めに横切っていた道路の一部が残っている。
参考文献
- 近藤紀章、近藤隆二郎「忌避施設の再編過程と都市開発に与えた影響に関する一考察--岐阜県における各務原競馬場を対象として」『土木史研究 講演集』土木学会、2007年、27巻191-196頁、NAID 40015578769