ロジャーラビットのカートゥーンスピン

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ロジャーラビットのカートゥーンスピン (Roger Rabbit's Car Toon Spin) は、世界のディズニーパークにあるアトラクション

このアトラクションが存在するパーク

概要

ロジャーラビットのカートゥーンスピンRoger Rabbit's Car Toon Spin)は、映画『ロジャー・ラビット』をモチーフにしたライド型アトラクション。イエローキャブタクシー)型のライドに乗り、同作の世界を巡る。ライドにあるハンドルを使って、自分たちでライドを回す事ができる。

アトラクション名の「カートゥーン」は、「Cartoon」ではなく「Car」+「Toon」の洒落。

ストーリー

ロジャーラビットの妻、ジェシカラビットが悪党イタチ逹によって誘拐された。そこでジェシカを助けに行ったロジャーラビットのあとを追って、イエローキャブのレニーに乗りトゥーンタウンの裏通りや路地を巡る。 ところが出発した途端、あの悪党イタチ逹に遭遇する。イタチ逹はトゥーン溶かす猛毒な液体「ディップ」を道路に流したため、イエローキャブのタイヤが溶かされ、ハンドルがきかなくなってしまう。やがてイエローキャブはレストランの壁を突き破ったり、ビルの屋上に突っ込んだりと破茶滅茶なドライブをする。最終的に悪党イタチたちに追われ、逃げ場を失ってしまうが、ロジャーが「インスタント穴」を壁に貼りつけ、見事脱出をする[1]

歴史

当初ディズニーランドでは、メインストリートUSAの背後にロジャー・ラビットをメインキャラクターとした新たなテーマランド「ハリウッドランド」の建設を計画し、「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」はそのメインアトラクションとして設計されていた。また、ディズニー・ハリウッド・スタジオおよび東京ディズニーランドでも、ロジャーラビットをメインキャラクターとしてアトラクションの導入が計画されていた。

しかし、その後ユーロ・ディズニーランド(現:ディズニーランド・パリ)の経営状態悪化などにより、ディズニー社が大規模投資を見送ったため、新ランドの建設は白紙撤回された。ただ、「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」のみは、トゥーンタウンのアトラクションとしてオープンすることとなった。また、東京でも、トゥーンタウンの導入と同時にそのアトラクションの1つとしてオープンすることとなった。

他のパークでは現在に至るまで導入されていない。

各施設紹介

ディズニーランド

ロジャーラビットのカートゥーンスピン
Roger Rabbit's Car Toon Spin
オープン日 1994年1月26日
スポンサー なし
定員 1台3名
利用制限 なし
ファストパス
シングルライダー 対象外

世界のディズニーパークの中で最初に設置されたもの。当初は、新テーマランド「ハリウッドランド」のメインアトラクションとなる予定であったが、「ハリウッドランド」計画そのものが中止されたため、このアトラクションのみトゥーンタウンに組み込まれる形で存続した。

東京ディズニーランド

ロジャーラビットのカートゥーンスピン
Roger Rabbit's Car Toon Spin
オープン日 1996年4月15日
スポンサー なし
定員 1台2名
利用制限 補助無しで座っていられること
ファストパス 対象外
シングルライダー 対象外

ユーロ・ディズニーランド(当時)およびディズニー・ハリウッド・スタジオでの採用が中止となったが、東京ではトゥーンタウンのオープンと共に採用された。ライドの定員はアナハイム版より少なく1台2名であり、アナハイム版と異なりファストパスには対応しない。その他の内容はアナハイム版とほぼ同一。

7歳未満の子供が搭乗するには保護者との同乗が必要。

列が長い時のみ、ジョリートロリーの車庫であるトロリーバーンを待ち列として使用された[1]

登場キャラクター

トリビア

入口のナンバープレート
スマート・アス指名手配のポスター和訳
"ずる賢い男"のイタチ
以下のために13の州で指名手配中。
  • トゥーン誘拐
  • 銃器による襲撃
  • 窃盗罪
  • すごい窃盗罪
  • ものすっごい窃盗罪
TOBYという亀のポスター
映画「ロジャーラビット」作中、トゥーンタウンの路地裏にも同じものが貼られている。
ロビン・フッド (1973年の映画)」にもトビーという名前の亀が登場する。
ゴリラがゲストに話しかけてくる
ゴリラとの合言葉は映画「ロジャーラビット」では「ウォールトデズニー」だったが、アトラクション内の設定では、映画の後、少し時がたち、合言葉が変更された。(ゴリラ曰く)

脚注

出典

  1. ^ a b 『東京ディズニーランド大ガイド 海外のディズニーパテーマパークガイド付き』(第1版)講談社、東京、1997年11月4日。ISBN 4-06-267602-8OCLC 170207940 

関連項目

外部リンク