リエゾン -こどものこころ診療所-

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リエゾン -こどものこころ診療所-
ジャンル 医療漫画
漫画
原作・原案など ヨンチャン、竹村優作
作画 ヨンチャン
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
レーベル モーニングKC
発表号 2020年14号 -
発表期間 2020年3月5日 -
巻数 既刊10巻(2022年9月22日現在)
ドラマ
原作 ヨンチャン、竹村優作
脚本 吉田紀子
演出 Yuki Saito小松隆志、竹園元(テレビ朝日
制作 テレビ朝日、MMJ
放送局 テレビ朝日系
放送期間 2023年1月20日 - (予定)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画テレビドラマ

リエゾン -こどものこころ診療所-』(リエゾン こどものこころしんりょうじょ)は、原作・漫画:ヨンチャン、原作:竹村優作による日本漫画作品。『モーニング』(講談社)にて、2020年14号から連載中[1]

児童精神科を舞台に、ヒロインの研修医・遠野志保が、院長の佐山卓らと、様々な心の病を抱える子供たちと出会い、解決策に向き合っていく医療漫画である。1回完結の話は少なく、1つのテーマを複数回の話に分け、問題の解決を多種の角度から切り出していく、というスタイルが多いのも特徴で、完全に問題を解決するよりも、解決のヒントを見出した、程度の段階で1つのテーマが完結する場合も多い。[独自研究?]

2022年6月時点で単行本の累計部数は90万部を突破している[2]

2023年1月期にテレビドラマ化予定[3]

あらすじ

大学病院で研修中であった小児科の研修医・遠野志保は、遅刻や忘れ物の常連で、必ず1日1つは失敗をする、という問題行動の多いことで、指導医の山崎からもしばしば怒られ通しの日々、ついには「小児科医はあきらめろ」とまで言われる始末。そんな志保を、小児科の研修期間修了後に唯一引き受けてくれたのが、地方にある児童精神科の「佐山クリニック」。志保は、ここで出会った風変わりな院長・佐山卓らと共に、様々な心の闇を抱えた子供たちと向き合うこととなる。

登場人物

主人公

遠野 志保(とおの しほ)
本作の主人公でヒロイン。大学病院で小児科の研修を受けていた研修医。子供好きで、患者である子供たちには慕われていたものの、上述の通り問題行動が多かった結果、臨床試験の段階になっても多くの病院から受け入れを断られる。唯一受け入れてもらえた佐山クリニックの院長・佐山卓から「発達障害」との診断を受けた上で、まずは佐山の助手を務めながら、心の病、闇を抱える子供たちと向き合っていくこととなるうち、小児科医の志望から、徐々に児童精神科の魅力に目覚めていく。
佐山 卓(さやま たく)
本作のもう1人の主人公。志保を受け入れた児童精神科・佐山クリニックの院長。風変わりな風貌で、最初は志保を戸惑わせたが、自身にも「発達障害」があることをも自覚している。本当は大病院「さやま記念総合病院」の御曹司ながら、実家を離れて1人で小規模なクリニックを経営しており、一族の間では変わり者と捉えられている。だがその裏には、患者やその家族と触れ合う時間を大切にしたい、という信念を持っている、という事情がある。

その他登場人物

市川 渚(いちかわ なぎさ)
佐山クリニックの受付係を務めるシングルマザー。第9話[注釈 1]から、産休明けの職場復帰、という形で登場。診察とは異なった部分から、心の病を抱えた子供とも触れ合う形となっていく。
向山 和樹(むかいやま かずき)
佐山クリニックの臨床心理士。口数は少ないが、院長である佐山のよき理解者でもある。
川島 雅紀(かわしま まさき)
訪問看護ステーションで働いている看護師。冬でもサーフィンをするなど、一年中日焼けしており、見掛けは一見派手だが、旧来からの付き合いである佐山は信頼を寄せている。
佐山 茂(さやま しげる)
「さやま記念総合病院」の医師で、佐山卓の兄。弟の卓を実家である同病院の精神科で働かせたい、という願望はあるものの、卓は口に出さずともそちらの方針には反発心を持っている。

書誌情報

  • 原作・漫画:ヨンチャン、原作:竹村優作『リエゾン -こどものこころ診療所-』講談社〈モーニングKC〉、既刊10巻(2022年9月22日現在)
    1. 2020年6月23日発売[4][講 1]ISBN 978-4-06-519905-3
    2. 2020年10月23日発売[講 2]ISBN 978-4-06-520749-9
    3. 2020年12月23日発売[講 3]ISBN 978-4-06-521768-9
    4. 2021年3月23日発売[講 4]ISBN 978-4-06-522608-7
    5. 2021年6月23日発売[講 5]ISBN 978-4-06-523452-5
    6. 2021年9月22日発売[講 6]ISBN 978-4-06-524546-0
    7. 2021年12月23日発売[講 7]ISBN 978-4-06-524546-0
    8. 2022年3月23日発売[講 8]ISBN 978-4-06-527012-7
    9. 2022年6月22日発売[講 9]ISBN 978-4-06-528239-7
    10. 2022年9月22日発売[講 10]ISBN 978-4-06-529052-1

テレビドラマ

リエゾン
-こどものこころ診療所-
ジャンル 連続ドラマ
原作 ヨンチャン(原作・漫画)
竹村優作(原作)
脚本 吉田紀子
演出 Yuki Saito
小松隆志
竹園元(テレビ朝日
出演者 山崎育三郎
松本穂香
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
製作総指揮 横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー 浜田壮瑛(テレビ朝日)
木曽貴美子(MMJ
村山太郎(MMJ)
中込卓也(テレビ朝日)(協力)
制作 テレビ朝日
MMJ
放送
放送チャンネルテレビ朝日系
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2023年1月20日 - (予定)
放送時間金曜 23:15 - 翌0:15
放送枠金曜ナイトドラマ
放送分60分
公式サイト
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2023年1月20日からテレビ朝日系金曜ナイトドラマ」枠で放送予定[3]。主演は山崎育三郎[3]

あらすじ(テレビドラマ)

キャスト

主要人物

佐山卓(さやま たく)
演 - 山崎育三郎
本作の主人公。児童精神科「さやま・こどもクリニック」の院長。発達障害(ASD)。
チェロが趣味。
遠野志保(とおの しほ)
演 - 松本穂香[3]
ドジな研修医。発達障害(ADHD)。
子どもが大好きだが、大学病院で小児科の研修時、重大な事故に繋がり兼ねない失敗をし、教授から医者を諦めろと言われる。

スタッフ

  • 原作 - ヨンチャン(原作・漫画)、竹村優作(原作)『リエゾン -こどものこころ診療所-』(講談社モーニング』連載)
  • 脚本 - 吉田紀子
  • 演出 - Yuki Saito小松隆志、竹園元(テレビ朝日
  • チーフプロデューサー - 五十嵐文郎(テレビ朝日)
  • プロデューサー - 浜田壮瑛(テレビ朝日)、木曽貴美子(MMJ)、村山太郎(MMJ)
  • 協力プロデューサー - 中込卓也(テレビ朝日)
  • 制作 - テレビ朝日、MMJ

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 演出
第1話 1月20日(予定)
テレビ朝日 金曜ナイトドラマ
前番組 番組名 次番組
最初はパー
(2022年10月28日 - )
リエゾン
-こどものこころ診療所-
(2023年1月20日 -〈予定〉)
-

脚注

注釈

  1. ^ 単行本では2巻冒頭。

出典

講談社コミックプラス

以下の出典は講談社コミックプラス(講談社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(1)”. 講談社コミックプラス. 2021年3月23日閲覧。
  2. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(2)”. 講談社コミックプラス. 2021年3月23日閲覧。
  3. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(3)”. 講談社コミックプラス. 2021年3月23日閲覧。
  4. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(4)”. 講談社コミックプラス. 2021年3月23日閲覧。
  5. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(5)”. 講談社コミックプラス. 2021年6月23日閲覧。
  6. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(6)”. 講談社コミックプラス. 2021年9月22日閲覧。
  7. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(7)”. 講談社コミックプラス. 2021年12月23日閲覧。
  8. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(8)”. 講談社コミックプラス. 2022年3月23日閲覧。
  9. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(9)”. 講談社コミックプラス. 2022年11月23日閲覧。
  10. ^ リエゾン -こどものこころ診療所-(10)”. 講談社コミックプラス. 2022年11月23日閲覧。

外部リンク

漫画
テレビドラマ