チャップリンの独身
| チャップリンの独身 | |
|---|---|
| His New Profession | |
 | |
| 監督 | チャールズ・チャップリン |
| 脚本 | チャールズ・チャップリン |
| 製作 | マック・セネット |
| 出演者 |
チャールズ・チャップリン ジェス・ダンディ チャーリー・チェイス セシル・アーノルド ハリー・マッコイ ロスコー・アーバックル ミンタ・ダーフィ チャールズ・マレイ |
| 撮影 | フランク・D・ウィリアムズ |
| 配給 | キーストン・フィルム・カンパニー |
| 公開 | 1914年8月31日 |
| 上映時間 | 16分 |
| 製作国 |
 アメリカ合衆国 |
| 言語 |
サイレント映画 英語字幕 |
『チャップリンの独身』（チャップリンのどくしん、His New Profession）は、1914年公開の短編サイレント映画。キーストン社による製作で、主演・監督はチャールズ・チャップリン。1971年に映画研究家ウノ・アスプランドが制定したチャップリンのフィルモグラフィーの整理システムに基づけば、チャップリンの映画出演25作目にあたる[1][注 1]。
日本語表記は『チャップリンの独立』とするものもある[1]。ほかに『チャップリンの看護人』『彼の新職業』。
あらすじ
チャーリーはガールフレンドと一緒に、体の不自由な叔父の世話をすることに同意する。ガールフレンドは叔父が乗る車椅子を押すチャーリーのために、目印として卵を落としていく。桟橋まで行ったとき、チャーリーは「もういい」と合図し、お金を持って飲み物の買い出しに出かける。ところが、チャーリーが戻ってみるとガールフレンドは叔父に捨てられていた。やがてチャーリーは叔父と2人の警官、ホームレスと騒動を繰り広げ、騒動のあとにガールフレンドを連れて帰った。叔父は警官に誤解され車椅子ごと喚きながら連行された[2][3]。
概要
チャップリンがキーストン社で出演あるいは監督をした作品は全35作におよび、『チャップリンの独立』までに24作を消化している[4]。チャップリンの伝記を著した映画史家のデイヴィッド・ロビンソンによれば、キーストン時代の後期に相当する『チャップリンの独立』から『アルコール先生原始時代の巻』の10作は、従前の即興が身の上の作品と将来を感じさせる手の込んだ作品が入り混じり、『チャップリンの独立』は前者、「即興が身の上」に属する作品に分類している[5]。
キャスト
- チャールズ・チャップリン - 放浪者
- ジェス・ダンディ - 体の不自由な叔父
- チャーリー・チェイス - 甥っ子
- セシル・アーノルド - 娘
- ハリー・マッコイ - 警官
- ロスコー・アーバックル - バーテンダー
- ミンタ・ダーフィ - 女
- チャールズ・マレイ - 甥っ子
ほか
脚注
注釈
出典
- ^ a b 大野 2007, p. 252.
- ^ His New Profession - IMDb（英語）
- ^ “25. His New Profession (1914)” (英語). BFI Homepage - Chaplin Home. 英国映画協会. 2022年10月14日閲覧。
- ^ 大野 2007, pp. 252–253.
- ^ ロビンソン 1993a, p. 166.
参考文献
- デイヴィッド・ロビンソン『チャップリン』 上、宮本高晴、高田恵子 訳、文藝春秋、1993年4月。ISBN 978-4-1634-7430-4。
- 大野裕之『チャップリン・未公開NGフィルムの全貌』日本放送出版協会、2007年3月。ISBN 978-4-1408-1183-2。
外部リンク
- His New Profession - IMDb（英語）
- Charlie Chaplin's "The Good For Nothing" - インターネット・アーカイブ - His New Professionの英語別題
