ダフ・マッケイガン
ダフ・マッケイガン Duff McKagan | |
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基本情報 | |
出生名 | Michael Andrew McKagan |
生誕 | 1964年2月5日(60歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル |
ジャンル | ハードロック |
職業 | ベーシスト、作曲家 |
担当楽器 |
ベース ギター |
活動期間 | 1980年代中期 - 現在 |
共同作業者 |
ガンズ・アンド・ローゼズ ニューロティック・アウトサイダーズ ローデッド ヴェルヴェット・リヴォルヴァー |
公式サイト | Duff McKagan's RAW POWER (Official Fan Club) |
ダフ"ローズ"マッケイガン(Duff "Rose" McKagan 本名:Michael Andrew McKagan、1964年2月5日 - )は、アメリカ合衆国のミュージシャン。現ガンズ・アンド・ローゼズ、元ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのベーシスト、ローデッドのボーカルとギターを務める。
来歴
ワシントン州シアトルにて、良家の8人兄弟の末っ子として生まれる。ダフという名前は、子供の頃からのあだ名で、近所にも同じマイケルという名の男の子がいたため、区別するために母親がつけたもの。
19歳の頃、テンミニッツ・ウォーニングのグレッグ・ギルモアと共にプロのミュージシャンを目指し、ロサンゼルスに移住。その後、新聞広告を通じスラッシュやスティーヴン・アドラーと出会い、ロード・クルーというバンドを結成するも、専任ボーカルが見つからなかったため、すぐにバンドは停滞状態に。そこへハリウッド・ローズとL.A.ガンズが合併したガンズ・アンド・ローゼズから声がかかり、加入することとなる。
1987年に、ガンズ・アンド・ローゼズの一員として、アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』でデビュー。
1993年には、ソロ・アルバム『ビリーヴ・イン・ミー』発表。USE YOUR ILLUSION ツアーの合間を縫って完成させた。全パートを自分でこなした曲もあれば、ジェフ・ベック、レニー・クラヴィッツ、セバスチャンバックなども参加。
1994年に、アルコールの過剰摂取により急性膵炎を患い、膵臓が破裂。一時、死の淵を彷徨うも奇跡的に生還。これをきっかけにアルコール及びドラッグを断ち、クリーンになることを決意する。同時に、地元に自宅を構える。
1995年にスティーヴ・ジョーンズ(元セックス・ピストルズ)、ジョン・テイラー(デュラン・デュラン)、マット・ソーラムと共にニューロティック・アウトサイダーズを結成、1996年にはアルバム『ニューロティック・アウトサイダーズ』を発表。
1998年に、ガンズ・アンド・ローゼズを脱退。1999年にはソロ第2作、ビューティフル・ディジーズを完成させるも、レコード会社との契約上の理由から未発表のままお蔵入りとなる。その後ソロ活動を経て、自身のバンドローデッド(Loaded)を結成し、アルバムを2作(内1枚はライブ会場とオフィシャル・サイトの通販のみで販売)とEP1枚を発表。ローデッドではボーカルとギターを担当。
2001年には、赤坂BLITZにて、かねてから親交のあったLUNA SEAのJ主催のイベント"FIRE WIRE"にサプライズ出演し、その後の追加公演にも、スティーヴ・ジョーンズやイアン・アストベリー(元THE CULT)などと共に、自身もローデッド(Loaded)として参加した。 翌2002年には、単独来日公演も行っている。
現在は、同じくガンズを脱退したスラッシュとマット・ソーラム、元ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランド、ローデッドなどにも参加したことのあるデイヴ・クシュナーらと共にヴェルヴェット・リヴォルヴァーを結成したが、2008年にスコットは脱退した。
2008年10月19日に、さいたまスーパーアリーナで行われたLOUD PARKに、Duff McKagan's LOADED(ダフ・マッケイガンズ ローデッド)の名義で出演した。
2010年10月14日には、ロンドンのO2アリーナで行われたガンズのコンサートに飛び入り参加し、アクセル・ローズと13年ぶりの共演を果たした[1][2]。
2016年に、スラッシュと共に、ガンズ・アンド・ローゼズに復帰した。
人物
- 190cmの長身と長いブロンドヘアー、ベースを低く構えて演奏する姿が特徴。最近は、ショートヘアーになっている。
- 気さくな人柄で知られる。ガンズの結成初期にはやる気のないメンバーの尻を叩き、ツアーのブッキングを積極的に行うなどし、バンドの安定化に貢献した。
- 10代の頃はパンクを志向していた。特に、シド・ヴィシャスからの強い影響で、南京錠付きのチェーンネックレスを首から下げていた。
- 以前は、ベースだけでなくギターやドラムもプレイしていた。ロサンゼルスに移住した頃から、プロのベーシストを志した。
- 同じシアトル出身のカート・コバーンとは不仲だったが、その後は和解。カートが自殺する数日前に同じ飛行機に乗り合わせ、深く話し込んでいる。
- 2005年2月9日にZepp Tokyoで行われた、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー -Japan Tour 2005-の最終公演で、「セット・ミー・フリー」の演奏後ピックを投げた際、大事な指輪も一緒に飛ばしてしまい、観客に探してもらうというハプニングがあった。
- 2008年、フェンダーUSAから長年彼が愛用していたベースを完全に再現した「ダフ・マッケイガン・ベース」が発売された。
- シアトル・マリナーズのファン。
- 2008年に発表の元ガンズのイジー・ストラドリンのソロ・アルバム「Concrete」にゲストとして参加している。
ディスコグラフィー
ソロ
- Believe in Me (1993)
- Beautiful Disease (1999)
(Duff McKagan's)Loaded
- Episode 1999: Live (1999)
- Dark Days (2001)
- Wasted Heart EP (2008)
- Sick (2009)
脚注
外部サイト
先代 Ole Beich |
ガンズ・アンド・ローゼズのベーシスト 1985–1998 |
次代 トミー・スティンソン |