スターグラディエイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Anakabot (会話 | 投稿記録) による 2022年10月27日 (木) 05:44個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (セクションリンク修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

スターグラディエイター
EPISODE:I FINAL CRUSADE
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード(ZN-1)
PlayStation
ゲームアーカイブス
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1 - 2人(対戦)
メディア PS…CD-ROM
発売日 AC…1996年7月16日
PS…1996年10月25日
GA…2011年2月9日
対象年齢 GA…CEROB(12才以上対象)
デバイス PS…メモリーカード対応
テンプレートを表示
スターグラディエイター2
-NIGHTMARE OF BILSTEIN-
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケード(ZN-2)
ドリームキャスト
開発元 カプコン
発売元 カプコン
人数 1 - 2人(対戦)
メディア DC…GD-ROM
発売日 AC…1998年3月16日
DC…1999年12月9日
その他 日本国外版は『PLASMA SWORD』
テンプレートを表示

スターグラディエイター』(Star Gladiator)は、カプコンが製作した3D対戦型格闘ゲームのシリーズ。『スター・ウォーズシリーズ』のオマージュ作品とされている[1]。略称はスタグラ

概要

1996年7月アーケードゲームとして第1作『スターグラディエイター エピソードI ファイナルクルセイド』が発売され、同年にPlayStation移植された。1998年には続編『スターグラディエイター2 ナイトメア オブ ビルシュタイン』も製作され、1999年にはドリームキャストへ移植された。日本国外では第2作が『PLASMA SWORD: NIGHTMARE OF BILSTEIN』のタイトルで発売された。

以下、『スターグラディエイター エピソードI ファイナルクルセイド』を『1』、『スターグラディエイター2 ナイトメア オブ ビルシュタイン』を『2』と記載する。

思念を力に変えるプラズマと呼ばれる力を用い、地球征服をたくらむ第4帝国を打ち倒すグラディエイターたちの戦いを描く。3D描画されたキャラクターが闘う格闘ゲームではあるが、回避行動(回り込み)を除いてプレイ中Z軸方向への移動はなく、実際は2D格闘に近い。

本作はカプコンからは初となる3Dの対戦型格闘ゲームであるが、システムの難解さや難易度の高さ、特に洗練度の低いプラズマによるコンボシステムなどから、ゲームとしての評価は一概に高いとは言い切れず、どちらかと言えば格闘ゲーム上級者向けの内容と言える[1]

続編の『2』ではガードボタンの廃止と軸移動ボタンの追加、プラズマストライクが『ストリートファイターZERO』シリーズなどのスーパーコンボのように変化、キャンセルの追加など、ゲームシステムが従来のカプコンの2.5D格闘寄り(特に『ジャスティス学園』シリーズ)に近くなった。

『1』のゲームシステム

レバーと4ボタンを使用。

  • Aボタン(縦斬り) - 立ち状態から出した場合はしゃがみガード不能。
  • Bボタン(横斬り) - リーチが長い。
  • Kボタン(キック) - プラズマリバースされない。
  • Gボタン(ガード) - 敵の攻撃を防ぐ。↓+Gで下段ガード。
移動
レバー↑でジャンプ、↓でしゃがみ、→で右移動、←で左移動。また、→→と素早く2度入力するとダッシュ。
リングアウト
フィールドの端から落下するとリングアウトとなり、残り体力に関わらず落下したキャラクターが敗北となる。
投げ技
相手の近くでA+B同時押しで投げ攻撃。相手のガードに関係なくダメージを与えられる。立ち投げ、しゃがみ投げ、背後投げが存在する。
追い打ち攻撃
相手ダウン時に↑+Kで小追い打ち攻撃、↑+AorBで大追い打ち攻撃。
ファストムービングシステム
Gボタンと方向キーの組み合わせで様々な方向に移動可能。
  • →+G(回り込み移動) - 画面手前に移動。いわゆる軸移動。
  • ←+G(真横移動) - 画面奥に移動。いわゆる軸移動。
  • 236+G(しゃがみダッシュ) - 相手の上段攻撃をかわしつつ接近できる。
プラズマコンボ
A、B、Kボタンを順番に押すことで最大5段目までコンボを繋げることができる。コンボのルートは大きく分けてキャラクターそれぞれが3種類のタイプに分かれており、ルート分岐でコンボを組み立てられるが、5段目まで繋げられるのは一部のルートのみとなっている。
プラズマファイナル
プラズマコンボをキャラクター毎に決められたルートの5段目まで決め、さらに特定のコマンドを入力することで強力なフィニッシュ技を発動できる。どのルートからファイナルが出せるかはキャラクター毎に指定されている。複数のファイナルを持つキャラクターも存在する。
プラズマリバース
相手の攻撃に合わせて入力することで反撃することができる。基本的にA攻撃またはB攻撃に対応しており、キックなど特定の攻撃には反撃できない。
プラズマリベンジ
←+A+G同時押し - 敵のA攻撃に対して攻撃を受け流し、自動的に反撃する。
←+B+G同時押し - 敵のB攻撃に対して攻撃を受け流し、自動的に反撃する。
プラズマリフレクト
→+A+G同時押し - 敵のA攻撃を弾き飛ばし、相手を一時的に無防備にする。
→+B+G同時押し - 敵のB攻撃に弾き飛ばし、相手を一時的に無防備にする。
プラズマストライク
A+B+K同時押しで発動。1ラウンドに1回しか使えない究極技。発生は遅いが、中段技で威力は非常に高く、プラズマリバースで返すことが不可能。

『2』のゲームシステム

レバーと4ボタンを使用。前作のGボタンがMボタンに変更され、ガード方式がボタンではなくレバー後ろ方向に変更された。

  • Aボタン(縦斬り) - 立ち状態から出した場合はしゃがみガード不能。
  • Bボタン(横斬り) - リーチが長い。
  • Kボタン(キック) - プラズマリバースされない。
  • Mボタン(回り込み) - 軸移動。ニュートラルで奥、↓+Mで手前に移動、Mを押しながら移動でその方向へダッシュを行う。

投げ、追い打ち攻撃は前作と同様。ファストムービングシステムはMボタンの操作に吸収された。リングアウトも廃止され、フィールドは無限になっている。

明確な必殺技の概念や、キャンセル・ケズリなどが導入され、ゲームスピードの高速化やガード方式の変更も相まって、前作から打って変わって従来のカプコンの2D格闘ゲーム寄りのシステムとなっている。

また各キャラクター毎に5面・8面では特定の相手との対戦カードが設定されており、試合前にそのキャラクターとの掛け合いのストーリーシーンが発生する。

8面の相手に普通に勝利した時はエンディング1が発生するが、特定の条件を満たすとCPUの挑戦者が乱入し、クリア後はエンディング2に分岐する。

プラズマコンボ
前作よりルートが減少し、必殺技でキャンセル可能になった。プラズマファイナルは廃止され、一部の技は後述のプラズマストライクに変更された。
プラズマパワーゲージ
ストリートファイター』シリーズのスーパーコンボゲージなどに相当。以下の各種行動に使用するためのパワーゲージ。最大レベル3までストック可能。
プラズマリバース
ゲージを0.5レベル消費して発動。前作から統合され、プラズマリベンジ(反撃)はA+M同時押し、プラズマリフレクト(弾き)はB+M同時押しになり、縦斬り・横斬りどちらも返せるようになった。ただし前作同様、キックや飛び道具など、特定の技は返すことができない。
プラズマストライク
236or214+A+B同時押しで、ゲージを1レベル消費して発動。前作とは異なり各キャラクター毎のスーパーコンボのような扱いで、それぞれ異なる技となっている。
本作のコンパチキャラクターたち(ハヤトに対するブラックハヤトなど)は、基本的にこの技のみ変更されている。また特定の技のみゲージを3レベル消費する。
プラズマフィールド
ゲージを1レベル消費して発動。発動すると周囲に環状の気を放ち、それがヒットすると相手を特殊なプラズマ空間に引き込み、キャラクターごとの特殊な効果を発揮する。

キャラクター

作中のナレーションは細井治が担当している[2]

なお、エンディング後のスタッフロールではキャストは「secret」と表記されている。

ハヤト (Hayato Kanzaki)
- 林延年(『1』)、森川智之(『2』)
孤児院出身の賞金稼ぎ。『1』では大恩のある孤児院の園長が騙されて背負った巨額の借金を返済するためにスターグラディエイター部隊に入隊。『2』では復活したビルシュタインを追っていったジューンの後を追って戦いに参加する。言動は粗暴だが、根は善良な人物。道理に納得できる仕事しかしないので儲けは少ない。
『2』のエンディング2では白虎と死闘の末、爆発するビルシュタイン城から間一髪脱出することに成功する。
本名 神崎隼人
国籍 日本
身長 176cm
体重 70kg
年齢 21歳
武器 プラズマブレード
ジューン (June Lin Milliam)
声 - 緒方恵美(『1』)、田村ゆかり(『2』)[3]
香港生まれの新体操選手。『1』ではビルシュタインの研究所で働いている時に事故死した父の仇を討つためにスターグラディエイター部隊に入隊して戦う。
『2』では父の仇ビルシュタインが復活したことを知り、ビルシュタインを倒すため単身でビルシュタイン城に向かう。
敵の顔面を股間や尻で押し潰す投げや必殺技を使う。
『2』のエンディング1では勝手に単独行動に走ったことをハヤトに叱られるが、エンディング2ではゴーストビルシュタインの攻撃から自分を護ってくれたハヤトに感謝している。
本名 ジューン・リン・ミリアム
身長 165cm
体重 49kg
年齢 17歳
国籍 イギリス
武器 プラズマサークル
サターン (Saturn Dyer)
声 - 田中和実(『1』)、志賀克也(『2』)
故郷に存在しない「娯楽」を追求するために大道芸人になる。が、一般人との接触を禁じられて芸を披露できないでいた。
鬱々とした日々を送っている時にスターグラディエイター部隊の話を聞き入隊。
変な技が多く、ふざけたような感じだが実は切れ者で、敵のボスのビルシュタインですら一目置くほど。
『2』のエンディング2ではストリートパフォーマンスでプラズマヨーヨーを駆使した大道芸を披露する。
本名 サターン・ダイヤー
身長 183cm
体重 71kg
年齢 260歳
国籍 サターン星
武器 プラズマヨーヨー
ガモフ (Gamof Gohgry)
声 - 郷里大輔[2]
ハヤトの友人の賞金稼ぎの宇宙人。正義感が強く、家族思い。木こりを生業としていたが、地球連邦と第四帝国の二重支配により星が荒廃したことによってやむなく賞金稼ぎにならざるを得なくなった。優しい性格ゆえ金稼ぎのためには殺人も厭わない殺伐とした賞金稼ぎの所業が肌に合わず苦悩していたが、そんな最中ハヤトと出会い意気投合、彼の後を追ってスターグラディエイター部隊に入隊する。全身毛皮に覆われた熊のような容姿をしている。巨体に似合わず性格は温和で、少々内向的。
『2』のエンディング2ではジューンとエルがデローザ星を訪れた時に彼と再会している。
本名 ガモフ・ゴーグリー
身長 190cm
体重 140kg
年齢 29歳
国籍 デローザ星
武器 プラズマアックス
ゲレルト (Franco Gerelt)
声 - 江川央生(『1』)、千葉一伸(『2』)
闘牛士の興行中に家族をライバルに拉致され、陰謀によって彼自身も追われる身になり、タイミング良く彼の前に現れたビルシュタインに言葉巧みに唆され、地球攻撃のメンバーとなる。
『2』ではビルシュタインの手で体内に時限爆弾を入れられ、やむなく彼の悪事に加担することになる。エンディング1ではビルシュタインの怨念の意思により時限爆弾が爆破する結末だが、エンディング2ではやっとの思いで家族との再会を果たす。
本名 フランコ・ゲレルト
身長 188cm
体重 75kg
年齢 38歳
国籍 スペイン
武器 プラズマサーベル
ベクター (Vector)
声 - 細井治
ビルシュタインが制作した地球侵略用ロボットの試作機。
『2』に登場するベクターは前作の改良版であり、ビルシュタインが量産前の実戦投入試験を実施する展開となる。エンディング1では不具合発生によりビルシュタインがベクターを解体の上、不具合の原因の調査に乗り出す。エンディング2では量産機同士の実戦試験の末、本格的な量産を実施する結末となる。
本名 PX-02C 
身長 210cm
体重 230kg
年齢 0歳
国籍 なし
武器 プラズマガン
リムガル (Rimgal)
ビルシュタインの研究所に勤めていたジューンの父親マイクティラノサウルスを合成して作られたモンスター。マイクは表向きには事故で死亡したと発表されている。
マイク自身の人格は残ったままだが、脳に改造を受けていてビルシュタインの命令には逆らえない。見た目やバトルスタイルには理性を感じられないが、知性は人間のままであり会話は流暢。
エンディングでは高いところから飛び降りて自ら命を絶つ。このため続編の『2』に本人は登場せず、最終ステージの背景にてカプセルに入った量産型リムガルが多数登場する。
身長 195cm
体重 126kg
年齢 1歳
国籍 なし
武器 デスボーン
ゼルキン (Zelkin Fiskekrogen)
声 - 江川央生(『1』)、千葉一伸(『2』)
鳥人の軍人。地球との戦争の際に捕虜となり、終戦後に手違いで戦死扱いになり、故郷に帰れなくなる。
無為の日々を過ごしていた所をビルシュタインに拾われ、恩を感じて部下となった。
『2』では過ちに気付き、ハヤトに借りを返すために陰ながら協力する。
エンディング2ではハヤトとの決着をつけハヤトに借りを返し、クロンダイク星に旅立つ前にハヤトを「強敵(とも)」と認め自分の翼毛の羽根をハヤトに渡す。
本名 ゼルキン・フィスケクロゲン
身長 170cm
体重 65kg
年齢 32歳
国籍 クロンダイク星
武器 プラズマクロウ
ゴア (Gore Gajah)
声 - 郷里大輔(『1』)、高木渉(『2』)
バリ島出身。
知的障害を持っていたが、超能力を持っていたために、心霊医術師として怪我人の治療をしていた。
ある日、父の虐待に反抗した際に誤って超能力で父を殺したことで、殺人に快楽を覚える。
その後ビルシュタインに拾われ、殺人魔術の研究に没頭する。『2』ではガールフレンド兼ボディーガードのルカを創造した際、彼の心境に大きな変化が生じる。
元々脳が露出したような頭部であったが、『2』のエンディング2ではルカと共に逃亡の際、プラズマ魔術で金色の長髪を生やしている。
本名 ゴア・ガジャ
身長 170cm
体重 50kg
年齢 19歳
国籍 インドネシア
武器 プラズマメイス
ビルシュタイン (Dr. Edward Bilstein)
声 - 郷里大輔[2]
第四帝国の創設者にして皇帝。
かつては研究熱心な若い科学者であった。ある日、先祖の遺品を発見してプラズマパワーの存在を知ると同時に、祖先代々からの怨念に憑依され、世界征服の陰謀を抱くようになる。
真意を隠してプラズマ兵器の開発を行い、自らの体をも改造する。軍に真相を知られて宇宙辺境の刑務所に収監されるが、あっさり脱獄に成功し、地球攻撃計画を実行に移す。
『2』では前作でハヤトたちに敗れ死亡したと思われていたが、万が一に備えて用意しておいた新しい体に精神を転送して復活。再び第四帝国を創立し、プラズマパワーを利用した破壊兵器スペースエンドを創造する。
分身ともいえるゴーストビルシュタインの存在には気付いていなかった。
エンディング2ではスペースエンドを完成させ、ついに彼自身の野望を達成することになる。
本名 エドワード・ビルシュタイン
身長 198cm
体重 126kg
年齢 48歳
国籍 アメリカ
武器 プラズマソード(『2』ではプラズマエンペラーソード)
スーパービルシュタイン
真の最終ボス。
ビルシュタインの精神体で、一定時間内にゲームをクリアするとビルシュタイン戦の後に戦うことになる。
ベースはビルシュタインだが、剣のリーチの異常な長さ、スピード、攻撃力の高さなどは比べ物にならない。またリングの外に出てもリングアウトにならないという特性も持ち、最後の敵にふさわしい強さの持ち主である。
プレイヤーキャラクターとしては使用不可能で、彼を倒さないと真のエンディングを見ることができない。
続編の『2』には登場しないが、『1』では彼専用の技だったガード不能技のギガンティック・エクスプロージョンは、ビルシュタインおよびゴーストビルシュタインも使えるようになった。
ブラッド (Blood Barbarians)
声 - 林延年(『1』)、高木渉(『2』)
ビルシュタインが実験で育てた通称「ビルシュタインの子供たち」の一人。
ビルシュタイン逮捕後は監視下に置かれていたが、彼の脱獄と同時に脱出。
彼の指示によりプラズマパワーを持つ人々を暗殺して巡っていたが、最後のターゲットであるハヤトとジューンを殺すためにスターグラディエイター隊に入隊する。
宙に浮いている義手と背中一面の髑髏の刺青を持ち、半裸の姿をしている。
PlayStation版『1』から登場の隠しキャラクター。
『2』ではビルシュタインの洗脳が解けており、長く生きられない状態であるが、今までの罪を償うためビルシュタイン城へ向かう。
エンディング2では自分の最後の力を振り絞り、スペースエンドの暴走の被害を最小限に食い止めようとする。
本名 ブラッド・バーバリアンズ
身長 178cm
体重 78kg
年齢 22歳
国籍 アメリカ
武器 プラズマソード
カッパ (Kappah Nosuke)
声 - 田中和実
カッパ星のエリート軍人。彼らは古来より日本を来訪しており、それが河童伝説の元となった。
日本在住の仲間からの情報でビルシュタインの企みを知り、仲間を守るためにスターグラディエイター隊の助太刀に来た。
背後投げの「御馳走」は敵の尻に手を突っ込み、何やら光る球を抜き取る危険な技。
隠しキャラクター。条件を満たすと乱入してくる。
続編の『2』には登場しない。
本名 カッパ・ノスケ
身長 183cm
体重 84kg
年齢 123歳
国籍 カッパ星
武器 カッパデント
ブラックハヤト (Black Hayato)
『2』に登場。
ビルシュタインが過去にハヤトを拉致した際に植えつけた"悪の遺伝子"が覚醒した姿。
正義感あふれるハヤトと違い、冷酷な性格で、完全に体を乗っ取るのが目的。
見た目は前作のハヤトの2Pカラーと同じ。エンディング2ではもう一人のハヤトの人格を抹殺し、ハヤトの体を完全に乗っ取る。
エル (Ele)
声 - 田村ゆかり(『2』)[3]
『2』に登場。
未来から来たハヤトとジューンの娘。そのために使う技はジューンとほぼ同じ。
"ビルシュタインの亡霊"を倒して歴史を戻すために現代に来た。
エンディング2で彼女の誕生のいきさつが明らかになる。
プリンス ("Prince" Saturn Kuida-Ore the 3rd)
声 - 志賀克也(『2』)
『2』に登場。
サターン星の変態王子。本名はサターン・クイダ・オーレ三世。
サターンを勝手にライバル視しているため、ビルシュタイン軍に協力。
しかし、あくまでもサターンへの打倒が目的なので、ビルシュタインには忠誠を誓っていない。エンディング2ではビルシュタインたちをも大道芸の道へ引き込んでしまう。
オカマ言葉で話す。サターンを嫌っているが、使う技はサターンとほぼ同じ。
ガンテツ (Gantetsu)
声 - 郷里大輔(『2』)
『2』に登場。
ゲレルトに全滅させられた地球軍の一部隊の生き残り。
ガモフとの関係は全く無いが、使う技はほぼ同じ。
エンディング2では最終的に仇敵ゲレルトと意気投合し、ゲレルトと共にはしご酒に興じる。
クレア (Claire)
声 - 根谷美智子(『2』)
『2』に登場。
ゲレルトの部下で、少女騎士部隊スカーレット・デル・ソルのリーダー。「ビルシュタインの子供たち」の一人。
ビルシュタインの命令で、反逆の恐れのあるゲレルトの監視が目的だが、ゲレルトに想いを寄せているために苦悩する。
エンディング2ではルカの自爆時にゲレルトを庇い、戦死する。
オメガ (Omega)
声 - 千葉一伸(『2』)
『2』に登場。
ビルシュタインが過去に作ったベクターの試作機。ただし、『2』のベクターと使う技はほぼ同じ。
廃棄されていたが落雷を受け、勝手に動き出した。"心"を求めてビルシュタインを探している。
ベクターと違い冷酷な殺人機械ではなく、人間的な雰囲気を漂わせているロボットである。
エンディング2でエルから「"心"は感じるものである」ことを悟った。
イーグル (Eagle)
声 - 千葉一伸(『2』)
『2』に登場。
空を飛ぶ、謎の正義のヒーロー。性能はゼルキンとほぼ同じ。 
ゼルキンと違い、鳥人のコスプレをした、ヒーローマニアの人間である(ただしプラズマを駆使する能力はゼルキンやハヤトらと同等)。
エンディング2で彼の正体が明らかになる。
ルカ (Luca)
声 - 根谷美智子(『2』)
『2』に登場。
ゴアが暇潰しに作ってみたガールフレンド兼ボディーガードの人造人間の少女。
性格もゴア譲りで子供特有の無邪気な残酷さで殺人を行う。
エンディング2ではゴアを自分だけの物にしたいという願望から手をかける。
シェイカー (Shaker)
声 - 高木渉(『2』)
『2』に登場。
ビルシュタイン配下の殺人鬼で、ブラッドのクローン。ブラッドと違い凶悪な性格で、テンションが高い。死人のような肌の色をしており、顔半分も機械化されている。無軌道にプラズマチェンソーを振るう。
洗脳が解けたブラッドの代わりに指揮を取る。
全部で4体存在しており、どれが本物かを決めるために行動している。エンディング1では誤ってビルシュタインを倒したため4体同士での喧嘩となるが、エンディング2では結局本物がわからずじまいになり、やむなく4体でロックバンドを結成することになった。
ゴースト・ビルシュタイン (Ghost Bilstein) 
『2』に登場。
前作でハヤトに敗れ、完全に機能を停止したはずのビルシュタインの体が自己修復能力を備え蘇生した姿。
ビルシュタインの精神は既に新しい体に移っているために理性は無く、ハヤトへの憎悪と闘争本能のみで行動を続ける。
自我を失い暴走状態ではあるが、その戦闘能力は全く衰えておらず、むしろ強化されている。
彼の復活は歴史的にイレギュラーであるようだ。
エンディング2ではハヤトへの復讐を果たすものの、そのことに気付かず暴走し続ける。
白虎 (Byakko)
声 - 高木渉(『2』)
『2』に登場。
地球連邦軍から送り込まれた謎の宇宙忍者。白い虎の獣人。特殊部隊「四聖獣」の一員。
プラズマパワーを持つ戦士たちを暗殺していたが、その強さ故に自らも地球連邦から追われることになる。
エンディング2では上官の雷怨ら「四聖獣」の追手から逃れ、月夜の岩山で諸行無常の感傷の思いにふけっていた。
レイン (Rain)
声 - 根谷美智子(『2』)
『2』に登場。
「ビルシュタインの子供たち」の一人。
「ビルシュタインの娘」と呼ばれる謎の美女。冷気を操り、大鎌を振るう。
父・ビルシュタインを一度倒したハヤトに興味を持っているが、ビルシュタインの野望には飽きがきている模様。
エンディング2ではビルシュタインを壮絶な親子喧嘩の末に倒し、銀河中の男たち(本作のキャラクターも含む)を虜にする。
カエデ (Kaede)
声 - 根谷美智子(『2』)
『2』に登場する隠しキャラクター(CPU戦では特定の条件で3・4・6・7面に乱入)。
巨大なプラズマハンマーを武器に戦うくのいち。江戸っ子口調で話す。
賞金のためにハヤトやビルシュタインたちスターグラディエイターを暗殺することが目的だが、その能力ゆえに連邦から追われる身となる。
レインのコンパチキャラクターだが技は異なり、プラズマフィールドはもぐら叩きのようなコミカルな技。
エンディング2では連邦の金庫から賞金を根こそぎ盗み出した後、温泉でゆっくりくつろいでいた。
雷怨(ライオン) (Rai-On)
声 - 高木渉(『2』)
『2』に登場する隠しキャラクター(CPU戦では特定の条件で3・4・6・7面に乱入)。
黒いライオンのような姿の獣人で、「第二のビルシュタイン」の出現を恐れる地球連邦軍が提唱した「超人兵士計画」の第一被験者。白虎ら「超人兵士」の上官で、特殊部隊「四聖獣」の指揮官。
白虎のコンパチキャラクターだが性能は異なり、その機動性の高さや発生の異常に速い立ちAのおかげで性能的には最強クラスである。
エンディング1ではビルシュタインを暗殺後、部下の白虎と共に反地球連邦勢力のゲリラ部隊の掃討に赴くが、エンディング2では「四聖獣」のメンバーの青龍と朱雀・玄武らに逃走した手負いの白虎を追討する命令を下している。

本シリーズのキャラクターが登場している他のゲーム

ポケットファイター
背景にジューンが登場。また、春麗がジューンのコスプレをする。
MARVEL VS. CAPCOM 2
ハヤトがプレイヤーキャラクターとして登場。勝利ポーズにはジューン、エル、サターンも登場する。
SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ』シリーズ
多数のキャラクターが全シリーズに登場する。
CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
背景にジューンが登場。
タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES
ロールのエンディングにベクターが登場。また『ULTIMATE ALL-STARS』の追加キャラクターの1人であるテッカマンブレードのエンディングにはゴースト・ビルシュタイン、ハヤトが登場する。
ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3
サポートカードとしてハヤト、ジューンが登場する。
『オトレンジャー』
ブラックハヤト、ビルシュタイン、ガモフ、ジューンが登場する。
PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
ジューンがソロユニット(ペアユニットのサポート)として参戦。また、ブラックハヤトとベクターも敵ユニットとして参戦する[4]

脚注

  1. ^ a b 株式会社QBQ編『プレイステーションクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118346 p78
  2. ^ a b c ALL ABOUTシリーズVol.17 『ウォーザード』P175より。
  3. ^ a b 田村ゆかり OFFICIAL WEB-SITE、プロフィール内 workの中の『それ以前』タブ内に有り
  4. ^ プロジェクト クロスゾーン2公式HP、キャラクター:ジューン・リン・ミリアム

外部リンク