キルギスの国旗

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キルギスの国旗
キルギスの旗
用途及び属性 市民・政府陸上?
縦横比 3:5
制定日 1992年3月3日
使用色
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キルギス国旗は、赤地に黄色の太陽を描いた旗。太陽は40本の光条を放ち、内部には円形のシンボルが描かれる。現行の国旗は、1992年3月3日キルギス最高会議で制定された。

意匠

tunduk をユルト内部から見上げたもの

赤地は勇敢さと勇気を、太陽は平和と豊かさを象徴する。太陽の中に描かれた、円の中で2組の3本線を交差させたシンボルは、キルギス人など遊牧民伝統的なテント式家屋の頂部にある構造 トゥンドゥクキルギス語: түндүк、tunduk)を表したもので[1]、祖国や宇宙を象徴する。

トゥンドゥクは、住居の要となる部分であり、親から子へと受け継がれていくものである。中央アジアでは広く用いられているシンボルであり、カザフスタンの国章(カザフスタンではユルトと呼ぶ)にも用いられている。

過去の国旗

ロシア支配以前

ロシア帝国

ロシア革命以降

キルギスは、1936年にソビエト連邦を構成するキルギス共和国(キルギス・ソビエト社会主義共和国)となった。当初は赤旗の上部に黄色で КЫРГЫЗ ССР (Kirghiz SSR) や КИРГИЗСКАЯ ССР(Kyrgyzskaja SSR) といった文字が描かれたものを国旗とした。1952年12月22日、青と白の帯を配した国旗が制定された。ソ連崩壊から1991年までは、キルギス・ソビエト社会主義共和国の旗から鎌と槌、星を取り除いた図柄の国旗を使用していた。

脚注

  1. ^ 『なるほど知図帳 世界 2007』(4版第1刷)昭文社、2007年、143頁。ISBN 4-398-20029-0 

関連項目