ENEOS野球部

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JX-ENEOS野球部
チーム名(通称) JX、エネオス
加盟団体 日本野球連盟
加盟区分 企業チーム
創部 1950年
チーム名の遍歴 日本石油(1950年~1998年)→
日石三菱(1999年~2002年)→
新日本石油(2002年~2004年)→
新日本石油ENEOS(2005年~2010年)→
JX-ENEOS(2010年~)
本拠地自治体 神奈川県横浜市
練習グラウンド エネオスとどろきグラウンド(川崎市中原区
チームカラー オレンジ色
監督 大久保秀昭
都市対抗野球大会
出場回数 49回
最近の出場 2015年
最高成績 優勝
社会人野球日本選手権大会
出場回数 19回
最近の出場 2013年
最高成績 優勝
全日本クラブ野球選手権大会
出場回数 ※出場資格なし

JX-ENEOS野球部(ジェイエックス・エネオスやきゅうぶ)は、神奈川県横浜市に本拠地を置く日本野球連盟に所属する社会人野球チームである。

獲得した全国タイトルは全国社会人チーム最多の計15回(全日本アマチュア王座決定戦優勝1回・都市対抗野球優勝11回・日本選手権優勝2回・日本産業対抗優勝1回)である。また都市対抗野球大会優勝11回も全国社会人チーム最多である。

概要

1950年横浜金港クラブのエースであった日本石油社員の吉村英次郎が尽力し「日本石油」として創部[1]。一時期提携先であった「カルテックス(CALTEX)」をユニフォームにロゴとして使用し、「日石カルテックス」と呼ばれた時期もあるが、同一チームである。

川崎市の日本鋼管(のちのNKK→JFE西日本)、三菱自動車川崎(のちの三菱ふそう川崎)、東芝横須賀市日産自動車藤沢市いすゞ自動車ら、神奈川県勢のライバルとしのぎを削りながら実力を伸ばし、早々に全国大会の常連となる。

1999年に合併により「日石三菱」硬式野球部となる(旧三菱石油は野球部を持っていなかったため、チームとしては名称変更のみ)。そして企業名の変更に伴い、2002年シーズン途中に「新日本石油」となり、2005年からはサービスステーションのブランド名を冠して「新日本石油ENEOS」となった。さらに2010年からは新日鉱ホールディングスとの経営統合によるJXホールディングスの発足後の新日石によるジャパンエナジーの吸収合併に伴う、社名の「JX日鉱日石エネルギー(後JXエネルギー)」への変更により、同チーム名も7月1日より「JX-ENEOS野球部」に改称された[2](同時にジャパンエナジー(旧共同石油)女子バスケットボール部もJXサンフラワーズ(後にJX-ENEOSサンフラワーズ)に改称。当時ジャパンエナジーには水島製油所の軟式野球部は存在するものの硬式野球部は持っていなかった。なお旧日本鉱業には硬式野球部2チームが存在したが、日本鉱業の名称が変更されるまでの間にいずれも廃部された)。

都市対抗野球大会への出場回数は、現在活動中のチーム中で2位。都市対抗本戦では11回優勝しており、決勝戦全てで勝利を挙げている。また親会社がスポンサーとなっている関係から、野球日本代表チームとは練習試合相手となるなど密接なつながりがある。アマチュア日本代表チームに多く選手を輩出するほか、NPBドラフトでも多数の選手が指名を受けており、名門チームの一つに数えられる。

チーム応援歌「力と希望」は作詞:行武雅之、補作詞:サトウハチロー、作曲:古関裕而によって作られた[3]

2013年、都市対抗野球史上初となる同一チームによる2度の連覇(1961年1962年2012年2013年)を果たす。特に後者は大会そのものにおいても51年ぶりの連覇だった。2012年は都市対抗野球・日本選手権大会の2冠を達成し、絶対王者とも称されるようになった。

設立・沿革

練習場

主要大会の出場歴・最高成績

主な出身プロ野球選手

日本石油
新日本石油
新日本石油ENEOS
JX-ENEOS

元プロ野球選手の競技者登録

主な在籍選手

  • 大城基志投手
  • 渡邉貴美男内野手
  • 石川良平捕手

かつて在籍していた主な選手

脚註

  1. ^ 【企業スポーツと経営】JXホールディングス(上)野球部 - サンケイビズ 2014年6月30日。なお吉村は第26回都市対抗野球大会から表彰が始まった本大会10年連続出場選手の表彰第1号となった。
  2. ^ 企業スポーツ活動および創作童話賞の所管・名称について - JXホールディングス ニュースリリース 2010年6月16日
  3. ^ 社名変更に伴い、歌詞は若干変更されている

関連項目

外部リンク