絶対王者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

絶対王者(ぜったいおうじゃ)は、王座タイトルを保有する者の中でも、通算獲得数や連続獲得数で抜きん出た記録を持つ人物・組織に付けられる事が多い通称である。

概要[編集]

かつてはプロレスリングにおいて、力道山ジャイアント馬場アントニオ猪木など、絶対王者であることが当たり前であった(ジャイアント馬場はPWFヘビー級王座で38回連続防衛を記録している)。ゆえに、昭和期には絶対王者という言い方はなく、この表現が生まれたのは平成に入って(2004年には秋山準小橋建太の事を絶対王者と呼んでいる)、複数エース制がメジャー団体で定着して以降のことである。 ボクシングなどランクが低い者でも、タイトルを取ることでチャンピオンになるため、必ずしもチャンピオンがワールドランク1位という事はない。またAPUPIなど投票の結果によってランクを決める米国の大学試合(フットボールなど)においてランクが低くてもタイトルをとってしまう場合が多い。そのため「誰も疑う余地のない、絶対的なチャンピオン」を敬称した場合に呼ばれる。

なお、上記のように絶対王者という言葉が出来たのが平成以降であるため、昭和以前に全盛時を迎えた人物には絶対王者と呼ばれるに足る実績を上げていても、そう言われていない者もいる(将棋の大山康晴中原誠囲碁呉清源坂田栄男大相撲大鵬など)。

絶対王者として知られる人物[編集]

絶対王者として知られる組織など[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]