王子硬式野球部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
王子硬式野球部
チーム名(通称) 王子、王子製紙
加盟団体 日本野球連盟
加盟区分 企業チーム
創部 1957年
チーム名の遍歴

  • 王子製紙春日井(1957 - 1993)
  • 新王子製紙春日井(1993 - 1996)
  • 王子製紙春日井(1996 - 2001)
  • 王子製紙(2002 - 2012)
  • 王子 (2012 - )
本拠地自治体

練習グラウンド 王子製紙春日井工場グラウンド
チームカラー 青色
監督 湯浅貴博[1]
都市対抗野球大会
出場回数 18回
最近の出場 2023年
最高成績 優勝
日本産業対抗野球大会
出場回数 1回(全王子製紙として)
最近の出場 1970年
最高成績 初戦敗退
社会人野球日本選手権大会
出場回数 14回
最近の出場 2022年
最高成績 4強
全日本クラブ野球選手権大会
出場回数 ※出場資格なし

王子硬式野球部(おうじこうしきやきゅうぶ)は、愛知県春日井市に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球の企業チームである。運営母体は王子ホールディングス

ユニフォームは伝統的に中日ドラゴンズのものを模したデザインが使用されている。以前は中日のユニフォーム変更に合わせてユニフォームのデザインが変更されていたが、チームが2004年に第75回都市対抗野球大会で優勝してからはデザインの変更は行なわれていない。

概要[編集]

1957年王子製紙春日井工場で『王子製紙春日井硬式野球部』として創部。

1978年日本選手権に、1992年都市対抗野球にそれぞれ初出場を果たした。

1993年10月、王子製紙と神崎製紙が合併し新王子製紙に社名を変更した。これに伴いチーム名を『新王子製紙春日井硬式野球部』に改称した。

1996年10月、新王子製紙と本州製紙が合併し社名を再び王子製紙に変更したため、チーム名も再び『王子製紙春日井硬式野球部』に改称した。

その後、本社の経営合理化に伴って1998年鳥取県米子市を拠点に活動していた王子製紙米子を、2000年北海道苫小牧市を拠点に活動していた王子製紙苫小牧をそれぞれ廃部にし春日井野球部に統合した。2002年には、チーム名を『王子製紙硬式野球部』に改称した。

2004年、5回目の出場となった同年の都市対抗野球では、決勝でホンダと対戦し、大会史上初となるサヨナラホームランで優勝を決めた。この優勝はチームのみならず、愛知県勢として初の黒獅子旗獲得であった。

2008年都市対抗野球で2004年以来となる決勝に駒を進めたが、新日本石油ENEOSに敗れ準優勝となった。

2012年10月1日、母体が持ち株会社制に移行し王子ホールディングスに社名を変更した。これに伴いチーム名を『王子硬式野球部』に改称した[2]

設立・沿革[編集]

  • 1957年 - 『王子製紙春日井』として創部。
  • 1978年 - 日本選手権に初出場(初戦敗退)。
  • 1992年 - 都市対抗野球に初出場(4強)。
  • 1993年 - 社名変更に伴い、チーム名を『新王子製紙春日井』に改称。
  • 1996年 - 社名変更に伴い、チーム名を再び『王子製紙春日井』に改称。
  • 1998年 - 王子製紙米子を統合。
  • 2000年 - 王子製紙苫小牧を統合。
  • 2002年 - チーム名を『王子製紙』に改称。
  • 2004年 - 都市対抗野球で初優勝。
  • 2012年 - チーム名を『王子』に改称。

主要大会の出場歴・最高成績[編集]

主な出身プロ野球選手[編集]

元プロ野球選手の競技者登録[編集]

  • 川口盛外(元:広島東洋カープ) - 投手(2012年 - 2018年)
  • 船越涼太(元:広島東洋カープ) - 捕手(2020年 - 2022年途中)

かつて在籍していた選手・コーチ・監督[編集]

  • 棚橋祐司外野手) - 選手として在籍。その後、コーチを経て2001年から2008年まで監督を務めた。2004年に監督としてチームを都市対抗野球優勝に導いた。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]