AIU保険会社

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AIU保険日本支社があったAIGビル(大手町)

AIU保険会社(エイ・アイ・ユーほけんがいしゃ、Chartis, Inc.)は、アメリカ合衆国ニューヨークに本部を置き、世界各地で展開しているAIG傘下の保険会社である。日本では、AIG ジャパン・ホールディングス株式会社の完全子会社であるAIU損害保険株式会社が事業を行っている。日本における関連企業にはアメリカンホーム保険富士火災海上保険AIG富士生命保険ジェイアイ傷害火災保険JTB=旧・日本交通公社との合弁)などがある。

略歴[編集]

  • 1851年「AIU保険会社」の前身が米国保険会社として発足。
  • 1926年 AIGの創業者C.V.スターがニューヨークで総本部となる「AIUコーポレーション」を設立。
  • 1946年「AIUコーポレーション」が日本支社を開設し、日本での営業を開始する。
  • 1949年「AIUコーポレーション」が日本人を対象とした営業を始める。
  • 1950年 AIGにより「AIUトランス・パシフィック」が設立される。
  • 1951年「AIUトランス・パシフィック」が「AIUジャパン」となる。
  • 1963年 AIGにより日本法人「AIU株式会社」が設立され、「AIUジャパン」から業務を引継ぐ。
  • 1970年 AIU保険会社の前身がAIGの傘下に入り、1976年「AIU保険会社」に社名変更。
  • 1977年 日本法人「AIU株式会社」が「AIU保険会社」の日本支社となる。
  • 2009年 新ブランド「チャーティス」を発表。
  • 2012年 AIGが損害保険事業のブランドを「チャーティス」から「AIG」に戻すことを発表。
  • 2012年 日本法人「AIU損害保険株式会社」が損害保険事業免許を取得。
  • 2013年 「AIU保険会社」日本支社から「AIU損害保険株式会社」へ保険事業を移転・譲渡[1]。「AIU損害保険株式会社」はAIGジャパン・ホールディングス株式会社の完全子会社となる[2]

不祥事・行政処分[編集]

2005年9月27日、損保16社による保険金の大量不払いがあったことが判明。同社においても1,941件、1億2,075万円の不当不払い事案が確認された(2002年12月~2005年5月間の解決済み事故案件中)。[3]そして同年11月25日、追加で判明した10社と合わせて26社となったが、同社はその内の1社として金融庁から業務改善命令の行政処分を受けた。[4][5]

さらにその後の2006年11月1日、損保業界で第三分野保険での不当な不払いがあったことが発表され、同社もこれに漏れず不当な不払いを行っていた。翌日11月2日の同社の発表によると、件数にして107件、金額にして1,910万円分が、第三分野保険の不当不払い事案に該当していたとのことであった。[6] そして2007年3月14日、この事態を重く見た金融庁により、同社は業務改善命令の行政処分を再び受けることになった。[7][8]

保険金不払い以外では、2006年12月10日に2×4工法の建築物に対する火災保険料を取りすぎていた問題が発覚している。[9][10]

「チャーティス」ブランドについて[編集]

2009年7月28日、一連の不祥事に伴いAIUホールディングスの新しいブランドとして「チャーティス(英名:Chartis)」を発表した。[11]。世界規模でのブランドの移行だが、日本の損保事業「AIU保険」と「アメリカンホーム保険」のブランド名は変更されなかった。 2012年11月12日、AIGは損害保険事業のブランドをチャーティスからAIGに戻すことを発表した[12]

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]