長戸勝彦

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ながと かつひこ
長戸 勝彦
生年月日 (1963-08-30) 1963年8月30日(60歳)
出生地 日本の旗 日本愛媛県
職業 俳優
演出家
タレント
ナレーター
公式サイト 長戸勝彦のブログ「長戸・だ・も・の」 - Ameba Blog
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長戸 勝彦(ながと かつひこ、1963年8月30日 - )は、日本の俳優演出家タレントナレーター愛媛県松山市出身。血液型B型。東京印主宰。

経歴[編集]

  • 16歳の時に役者になりたいという気持ちを抑えきれず、俳優養成所のオーディションを、親に黙って四国の松山から東京まで受けに来た。合格通知が届いたその日に親を説得。東京に行くために高校を自ら退学。アルバイトで稼いだ8万円とボストンバッグ一つだけで、17歳の時に一人で上京した。
  • その後、20歳の時に東由多加率いる東京キッドブラザースのオーディションを受け合格。入団後すぐに頭角を現し、当時劇団の看板俳優であった柴田恭兵とダブルキャストで主演。1年目としては劇団的にも異例の抜擢であった。その後、退団までの12年間、東京キッドブラザースの作品で主演を務め続けてきた。
  • 1989年、萩本欽一のバラエティー番組にレギュラーで出演し、番組内でJA-JAという二人組のユニットを結成。4枚のシングルと2枚のアルバムをリリース。デビューシングル「瞳を閉じてごらん」がオリコン初登場17位、ミュージックリサーチ11位を記録。ミュージックステーション、トップテン等の歌番組やバラエティー番組にも多数出演。
  • 1995年、東京キッドブラザース退団後、芸能プロダクション・リベルタに移籍。ナレーターとしても活動。
  • 1998年、演劇ユニット「東京印」を旗揚げ。
  • 2008〜9年、芸能プロダクションALBAに移籍。
  • 2010年、芸能プロダクション豪勢堂GLoveに移籍。
  • 2014年1月、劇団め組の藤原習作、元TEAM発砲・B・ZINの平野勲人と共に、二つ目の演劇ユニット「男〆天魚」を旗揚げ。
  • 2023年1月、芸能プロダクション豪勢堂GLoveを退社。
  • 現在、東京印主宰として、役者・ナレーター・作家・演出・プロデューサーとして多岐にわたり活動中。

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • 東京キッドブラザース公演
    • 『コンドルは飛んで行く』主演(1985年1月)
    • 『失われた藍の色』主演(1985年3月)
    • 『スーパーマーケット・ロマンス』全国27ヶ所ツアー(1985年)
    • 『Billy・ビリィ・Boy』主演(1986年)
    • 『シシリアでダンス』全国32ヶ所ツアー(1986年)
    • 『冒険ブルックリンまで』全国19ヶ所ツアー(1986〜1987年)
    • 『皿の上のサーカス』主演(1987年)
    • 『遠い国のポルカ』柴田恭兵とWキャスト主演(1987〜1988年)
    • 『夢の湖』主演 全国39ヶ所ツアー(1988〜1989年)
    • 『螢の町』主演 全国70ヶ所ツアー(1989年)
    • 『ミュージカルKID』主演 全国35ヶ所ツアー(1989年)
    • 『夕空晴れて』主演 全国49ヶ所ツアー(1990〜1992年)
    • 『葡萄畑のラビット』主演 全国37ヶ所ツアー(1991〜1992年)
    • 『KID25周年記念公演』主演 東京ベイNKホール(1992年)
    • 『櫻組』主演 全国47ヶ所ツアー(1992年)
    • 『冒険ブルックリンまで』主演 全国12ヶ所ツアー(1993年)
    • 『夢の湖』主演 全国26ヶ所ツアー(1993〜1994年)
    • 『深川ホームレスタウン』主演 KIDシアター(1994年)
    • 『草原の木馬』主演 KIDシアター(1995年)
  • 風の行方〜ピエロ明子〜』演出:萩本欽一
  • 夢のまにまに』演出:萩本欽一
  • Rock'n Roll Musical『Buddy〜バディ・ホリー・ストーリー〜』(1997年)
  • さぼてんの会『O・AI・SO』客演
  • さぼてんの会『あした 昔になぁれ』作・演出・主演
  • Happy ever After公演『ゴレンズ 〜この人生には再生紙を使用しています。〜』客演
  • IOH produce 縁起物シリーズ第二弾 『はしゃぐ茶柱』作・演出:林邦應(2011年)
  • 劇団たいしゅう小説家 Present`s 『茂子と夕日と来々軒と』作・演出:湯澤公敏(2011年)
  • IOH produce『オカメひょっとこぶんぶく茶釜』作・演出:林邦應(2012年)
  • IOH produce『夏影〜さよならをするために 2012〜』作・演出:林邦應(2012年)
  • はぶ談戯『みせられて』作・演出:穂科エミ(2012年)
  • 劇団たいしゅう小説家 10周年記念The last + ai-kata『OH!ROOM!』作・演出:藤森俊介(2012年)
  • IOH produce『夏影〜さよならをするために 2013〜』作・演出:林邦應(2013年)
  • 劇団たいしゅう小説家×空飛ぶ猫☆魂『サヨナラ誘拐犯のパーフェクト・ストーリー』作・演出:西永貴文(2013年)
  • 劇団たいしゅう小説家 『Messenger Blues』作・演出:林邦應(2013年)
  • IOH produce『SummerTime Rhapsody』作・演出:林邦應(2013年)
  • IOH produce『キミサリ〜きみ去りしのち 2013〜』作・演出:林邦應(2013年)
  • 空飛ぶ猫☆魂『ミエナイ家族のハロー・マイ・ゴースト』作・演出:西永貴文(2013年)ゲスト
  • 水木英昭プロデュース&曾我泰久 共同新企画『眠れぬ夜のLoveストーリーズvol.1』(2013年)
  • はぶ談戯『うめたい〜ダメ、時々アイシテル2013ver〜』作・演出:穂科エミ(2013年)
  • 劇団たいしゅう小説家 『同窓会をひらこう』作:やまぐちつとむ・演出:重住綾(2014年)
  • projectDREAMER2014『昼下がりの非情事』作・演出:中津留章仁(2014年)
  • 劇団たいしゅう小説家 『ブラックジャックによろしく ZERO』作:やまぐちつとむ・演出:重住綾(2014年)
  • 劇団たいしゅう小説家 『本能のイノベーション』作・演出:井上テテ(2014年7月2日〜6日)
  • 劇団たいしゅう小説家 『宝や旅館 げんせんじゃ〜! 2014ver.』作・演出:長戸勝彦(2014年7月30日〜8月3日)
  • 空飛ぶ猫☆魂『I LOVE LIFE』作・演出:西永貴文(2014年10月12日)ゲスト
  • はぶ談戯『下衆な回遊魚』作・演出:穂科エミ(2014年12月2日〜7日)
  • 劇団たいしゅう小説家 『離スタート!〜OH-ROOM!2〜』 作・演出:早田剛(2014年12月13日)ゲスト
  • 劇団たいしゅう小説家 『はつ恋 〜青春純情博多篇〜』作・演出:六車俊治(2014年12月25日〜28日)
  • 劇団たいしゅう小説家 『宝や旅館 げんせんじゃ〜! 2015』作・演出:長戸勝彦(2015年5月2日〜6日)
  • バンタムクラスステージXIII『かべぎわのカレンダリオ B公演#2「ラウラの夏」』作・演出:細川博司(2015年5月14日〜25日)ゲスト
  • 『the END』作・演出:川田早矢加(2015年8月26日〜30日)
  • 空飛ぶ猫☆魂『ゴールデン バード バラード』作・演出:西永貴文(2015年10月7日〜12日)
  • はぶ談戯『ヒミツボ -秘壺-』作・演出:穂科エミ(2015年11月3日〜8日)
  • 劇団たいしゅう小説家『湯もみガールズII』作・演出:高梨由(2015年12月26日〜29日)
  • 劇団たいしゅう小説家『草葉の陰でネタを書く。』作・演出:田中大祐(2016年2月3日〜7日)
  • 劇団たいしゅう小説家『宝や旅館 げんせんじゃ〜! 2016ver.』作・演出:長戸勝彦(2016年6月1日〜5日)
  • 空飛ぶ猫☆魂『8月のウィークエンドプロフェシー』作・演出:西永貴文(2016年8月24日〜28日)声の出演
  • 水木英昭プロデュース『眠れぬ夜のホンキートンクブルース 第二章 〜キセキ〜』構成・演出:水木英昭・脚本:松田環・水木英昭(2016年8月31日〜9月28日、紀伊國屋ホール他)
  • 劇団たいしゅう小説家『TRICK OR TRUTH』作・演出:高梨由(2017年1月25日〜29日)
  • 劇団たいしゅう小説家『宝や旅館 げんせんじゃ〜! 2017』作・演出:長戸勝彦(2017年2月22日〜26日)
  • 劇団たいしゅう小説家『Aサービス』作・演出:開沼豊(2017年5月17日~21日)
  • 劇団たいしゅう小説家『宝や旅館 げんせんじゃ~! 2018』作・演出:長戸勝彦(2018年4月18日~22日)
  • 演劇企画heart more need『高額時給制アシュトレト』作・演出:細川博司(2018年8月1日~6日)
  • 劇団たいしゅう小説家『LDK ミディアム2』作・演出:開沼豊(2018年9月12日~16日)
  • 日本アルゼンチン外交樹立120周年記念作品『南十字星へのプレリュード』原作・製作総指揮:倉科遼・脚本・演出:高梨由(2018年11月1日〜4日、三越劇場)
  • ミュージカル座『ロイヤルホストクラブ』脚本・作詞:竹本敏彰・演出:幸村吉也(2018年12月6日〜10日)
  • 聖地ポーカーズ ACT of CTHULHU『HOPELESS』脚本・演出:榎原伊知良(2019年4月3日〜9日)
  • 『ブエノスアイレスの傘~ピアソラ&フェレールへのオマージュ~』作・演出:高梨由(2019年8月28日~9月3日、県民共済みらいホール)
  • 『Get Back!!』作・演出:小笠原健(2019年9月22日~29日、俳優座劇場)
  • 『コップの中の嵐』作・演出:開沼豊(2019年12月4日~8日)
  • 『兎の姉妹』作・演出:藤原珠恵(2019年12月17日~22日)
  • 『観劇者』作・演出:開沼豊(2021年6月30日~7月4日)
  • LIVEDOGプロデュース『Kiss Me You 〜がんばったシンプー達へ〜』脚本:藤森一朗・演出:林明寛(2021年11月17日〜21日)
  • 劇団☆A・P・B–Tokyo『地球空洞説』作:寺山修司・演出:高野美由紀(2021年12月1日〜3日)
  • 『観劇者(再)』作・演出:開沼豊(2022年5月4日~8日)
  • 『act over』脚本・演出:開沼豊(2023年6月28日〜7月2月)
  • 『リーディカル MOMOJIRO』脚本・演出:高梨由(2023年12月14日~12月17日、築地本願寺ブディストホール)
  • Classic Movie Reading Vol.2『風と共に去りぬ』脚本:開沼豊・演出:野坂実(2024年2月2日 - 4日、I'M A SHOW[1]

長戸勝彦プロデュース公演[編集]

  • Sweat&Tears -東京キッドブラザース44th-
    • 『あなたからの贈り物…』作・演出:林邦應(2012年6月6日〜17日)
    • 『雨上がりのシアター』作・演出:長戸勝彦(2015年7月15日〜20日)
    • 『雨上がりのシアター2016』作・演出:長戸勝彦(2016年8月10日〜14日)
  • 男〆天魚
    • 『希求の果て』作・演出:西永貴文(2014年1月21日〜26日)
    • 『Blue fish』作・演出:ニシオカ・ト・ニール(2014年10月21日〜26日)
    • 『不完全パッケージ』作・演出:井上テテ(2015年12月6日〜13日)
    • 『愛の街〜全ての人には影がある〜』作・演出:西永貴文(2016年11月30日〜12月4日)
    • 『ろくでなし八犬伝』作・演出:田中大祐(2017年12月13日~17日)
    • 『週刊少年てんぎょ』作・演出:井上テテ(2019年1月23日~27日)
    • 『地獄』作・演出:山崎洋平 (2021年5月2日)[無観客生配信公演]
    • 『遺作』作・演出:山崎洋平 (2022年6月29日〜7月3日)
    • 『村長』作・演出:山崎洋平 (2023年11月29日〜12月3日)

ラジオドラマ[編集]

  • 演劇企画 heart more need『幸福の檻』脚本・演出:細川博司(2020年12月28日〜)

バラエティ[編集]

ラジオ[編集]

  • サウンドシアター(FM横浜) パーソナリティー
  • バス旅スト(TOKYOFM) 誠治役

CM[編集]

TVCM[編集]

ラジオCM[編集]

演出・脚本[編集]

舞台[編集]

  • 舞台『くちびるに歌を』脚本・演出:長戸勝彦・原作:中田永一「くちびるに歌を(小学館文庫)」(2022年12月10日〜16日、かめありリリオホール)
  • 舞台『くちびるに歌を』脚本・演出:長戸勝彦・原作:中田永一「くちびるに歌を(小学館文庫)」(2024年6月6日〜6月10日、あうるすぽっと)

長戸勝彦プロデュース公演[編集]

  • 東京印
    • 『城之内ミチル探偵日記 どうってことない俺の一番忙しい一週間』構成・演出:長戸勝彦・清水宏(1998年)
    • 『GO TO BANK』作:東京印・演出:長戸勝彦(2000年)
    • 『MOVE BE THEATER〜新☆映画の楽園〜』作:東京印・演出:長戸勝彦(2001年)
    • 『サ・イ・レ・ン・ト』作・演出:長戸勝彦(2002年)
    • 『サ・イ・レ・ン・ト -再演-』作・演出:長戸勝彦(2004年)
    • 『よっしゃ〜!-俺たちの0ライン-』作・演出:長戸勝彦(2005年)
    • 『山田村消防団 〜俺達の0ライン〜』作・演出:長戸勝彦(2012年)
    • 『〜宝や旅館〜「げんせんじゃ〜!」サイレント2013』作・演出:長戸勝彦(2013年)
    • 『東京印VOL.9 ネコ駅長の長い一日』作・演出:長戸勝彦(2015年3月31日〜4月5日)
    • 『東京印VOL.10 あの春の約束を歩き出す君のために』作・演出:長戸勝彦(2016年4月12日〜17日)
    • 東京印PRESENTS『TIME TRAIN〜さよならの向こう側〜』作・演出:長戸勝彦(2017年4月11日〜16日)
    • 東京印PRESENTS『山田村消防団』作・演出:長戸勝彦(2017年7月12日〜17日)
    • 『東京印公演vol.13 あの春の約束を歩き出す君のために-2018-』作・演出:長戸勝彦(2018年3月6日~11日)
    • 『東京印公演vol.14 one cup of rice ~おにぎりのむすび方~』作・演出:長戸勝彦(2018年7月4日~8日)
    • 『東京印公演vol.15 TIME TRAIN〜さよならの向こう側〜2019』作・演出:長戸勝彦(2019年6月19日~23日)
    • 『東京印公演vol.16 げんせんじゃ〜!〜宝や旅館〜2019』作・演出:長戸勝彦(2019年8月7日~12日)
    • 『東京印公演vol.17 蒼い薔薇のシグナル~人は燃え尽きるから面白い~』作・演出:長戸勝彦(2019年10月30日〜11月4日)
    • 『東京印公演vol.18 げんせんじゃ〜!〜宝や旅館〜2020』作・演出:長戸勝彦(2020年7月8日~12日)
    • 『東京印公演vol.19 one cup of rice ~おにぎりのむすび方~2020』作・演出:長戸勝彦(2020年10月21日~25日)
    • 『東京印公演vol.20 蒼い薔薇のシグナル 2021』作・演出:長戸勝彦(2021年3月3日〜7日)
    • 『東京印公演vol.21 げんせんじゃ〜!〜宝や旅館〜2021』作・演出:長戸勝彦(2021年8月11日~15日)
    • 『東京印公演vol.22 たったひとつの贈り物〜タイムトレイン〜』作・演出:長戸勝彦(2022年9月7日~11日)
    • 『東京印公演vol.23 あの春の約束を歩き出す君のために2023』作・演出:長戸勝彦(2023年2月8日~12日)
    • 『東京印公演vol.24 おにぎりのむすび方~全ての物語がここから始まる~』作・演出:長戸勝彦(2023年9月6日~10日)
    • 『東京印公演vol.25 蒼い薔薇のシグナル2024~人は燃え尽きるから面白い~』作・演出:長戸勝彦(2024年2月28日~3月3日)
  • Sweat&Tears -東京キッドブラザース44th-
    • 『雨上がりのシアター』作・演出:長戸勝彦(2015年7月15日〜20日)
    • 『雨上がりのシアター2016』作・演出:長戸勝彦(2016年8月10日〜14日)
    • 『失なわれた藍の色』原作:東由多加・演出・上演台本:長戸勝彦(2017年10月14日~22日)

音楽[編集]

リリース[編集]

  • シングル
    • 『瞳を閉じてごらん』
    • 『CRYBABY TOWN』
    • 『太陽の腕 月の瞳』
    • 『パラダイスの確率』
  • アルバム
    • 『WALKER』
    • 『終わらない時代』

歌番組[編集]

  • ミュージックステーション
  • トップテン
  • その他

ライブ[編集]

  • 『JA-JAファースト・コンサート』東京郵便貯金ホール(2days) 観客動員3164名
  • 『JA-JA FIRST LIVE』渋谷・Egg-man(3days)
  • 『JA-JA コンサート』8都市ツアー(1990年)
  • 『JA-JA LIVE』ツアー 4都市6ステージ(1991年)
  • 『JA-JA復活LIVE take1「TRY AGAIN 2010 夏」』(2010年)
  • 『JA-JA復活LIVE take2「Try Againを忘れない」』(2012年)
  • 『JA-JA復活LIVE take3「WALKER 2012」』(2012年)

脚注[編集]

  1. ^ 紅ゆずる主演の朗読劇「風と共に去りぬ」全キャスト発表、平田裕香・長戸勝彦ら登場”. ステージナタリー. ナターシャ (2023年12月16日). 2023年12月18日閲覧。

外部リンク[編集]