藤谷理子

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ふじたに りこ
藤谷 理子
生年月日 (1995-08-06) 1995年8月6日(28歳)
出生地 日本の旗 日本京都府京都市
活動内容 舞台映画テレビドラマラジオ
所属劇団 ヨーロッパ企画
事務所 株式会社オポス
公式サイト 公式プロフィール
 
受賞
TAMA映画祭
特別賞

2023年リバー、流れないでよ
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藤谷 理子(ふじたに りこ、1995年8月6日 - )は、日本女優である。京都を拠点に活動する劇団「ヨーロッパ企画」に所属。京都府出身。所属事務所は株式会社オポス

経歴[編集]

日本大学芸術学部演劇学科中退[1]。趣味はアコースティックギターの練習[2]。特技であるバレエは5歳から始めており[3]英国ロイヤルバレエデンマークロイヤルバレエ他へ短期留学を経験[2]。実家は旅館

ヨーロッパ企画のマネジメント事務所であるオポスに所属していながらヨーロッパ企画の団員ではない時期が5年間あったが、2021年より正式に団員となった[4][5]。入団前の本公演への出演は第35回公演『来てけつかるべき新世界』と第38回公演『サマータイムマシン・ワンスモア』の2作品。また、第39回公演『ギョエー! 旧校舎の77不思議』ではのみ出演している。

ヨーロッパ企画オリジナル長編映画の2作目となる『リバー、流れないでよ』で映画初主演を務める。

人物・エピソード[編集]

  • 実家は天保年間創業の老舗旅館「貴船ふじや」であり[6]、自身が主演を務める映画『リバー、流れないでよ』の物語の舞台でありロケ地となっている[7]
  • 4歳年下の弟がいる[6]
  • 小学校時代は同学年が7人だった[6]
  • 高校時代は放送部に所属していた。1年次では京都府内の大会(ボイスアクト部門)で優勝した。3年次では全国大会(テレビドラマ部門、ラジオドラマ部門、ラジオCM部門)に出場した[6]
  • 宝塚の受験も考えたが両親の反対を受け断念した[6]
  • バレエではコンクールで国内10位になり、日本代表としてニューヨークのコンクールに出場したことがある[6]
  • バレエで挫折を経験し演劇に関心を持ち始めた頃、父から「京都で演劇を観るならヨーロッパ企画じゃない?」と勧められ家族でヨーロッパ企画の舞台を見に行った事が演劇の道を志すようになるきっかけとなった[8]
  • 高校3年生の3月にヨーロッパ企画の諏訪雅作・演出の「諏訪ミュージカル企画 『夢! 鴨川歌合戦』」に出演し、自身にとっての初舞台となった[6]
  • 大学時代のあだ名は「ちゃんりこ」[6]
  • 大学2年次は首席になった[6]
  • 大学3年生の時、ヨーロッパ企画のハイタウンの黒木正浩の企画に出演したことがきっかけで、第35回公演「来てけつかるべき新世界」に出演することになった[6]
  • 『来てけつかるべき新世界』の出演がきっかけで、出演のオファーが増えたため、大学を休学して株式会社オポスに所属することになった[6]
  • 映画『ボヘミアン・ラプソディ』にハマり、劇場に33回観に行った。当時は「ボヘミアン経費」と称し、クイーン関連にかける金額の上限を設けていなかった[6]
  • 将棋が好きで「観る将」である。また日本将棋連盟を"箱推し"しているとのこと[6]
  • 自分の出演作品はあまり観ないが、『ビューティフルドリーマー』は本作への出演をきっかけに親友になったヒロシエリと一緒に見に行った[6]
  • 自分で思う長所は、運が良いこと、台詞覚えが早いこと[6]
  • 一輪車に乗れる(小学校で竹馬か一輪車を選択して練習することになり、竹馬を選択したがすぐに習得したため、一輪車も練習してこちらもすぐに習得し一輪車暴走族と化した。)[9]
  • スキー刺繡はできない[9]
  • 普通自動車運転免許を持っている。(大学を休学した時、パスポート以外に身分証明書がないことから思い立って取得した。)[9]
  • 好きな任天堂のキャラクターは『どうぶつの森』のカエルのフルメタル[9]
  • 哲学者芦田宏直伯父テレビプロデューサー芦田太郎いとこ[10]

主な出演作品[編集]

テレビ[編集]

アニメ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • 劇団プレステージ × ヨーロッパ企画「突風!道玄坂歌合戦」(2016年)
  • ヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」(2016年)
  • ハイバイ「ハイバイ、もよおす」(2017年)
  • フェスティバル / トーキョー 17「わたしが悲しくないのはあなたが遠いから」(2017年)
  • ハイバイ「ヒッキー・ソトニデテミターノ」(2018年)
  • ヨーロッパ企画「サマータイムマシン・ワンスモア」(2018年)
  • 関西テレビ放送開局60周年記念「ハル」(2019年)
  • ヨーロッパ企画「ギョエー! 旧校舎の77不思議」(2019年) - 声の出演
  • パルコプロデュース「転校生」(2019年)
  • ヨーロッパ企画イエティ「スーパードンキーヤングDX」(2020年)
  • 浅草九劇「アルプススタンドのはしの方」高校演劇ver.(2021年)
  • こまつ座日本人のへそ」(2021年)
  • 舞台「夜は短し歩けよ乙女」(2021年)
  • ハイバイ「ヒッキー・カンクーントルネード」拝み渡りチーム(2021年)
  • ヨーロッパ企画「九十九龍城」(2021年 - 2022年)
  • 舞台「M.バタフライ」(2022年)[16]
  • もはやしずか(2022年4月2日 - 17日、シアタートラム
  • ヨーロッパ企画 「あんなに優しかったゴーレム」(2022年)
  • オールナイトニッポン55 周年記念公演「たぶんこれ銀河鉄道の夜」(2023年)
  • ヨーロッパ企画 「切り裂かないけど攫いはするジャック」(2023年)
  • ヨーロッパ企画25周年記念興行 in 南座「きっと、私UFOを見た。」(2023年)
  • ヨーロッパ企画イエティ「逆張ヶ浜に夕陽が落ちる」(2024年)
  • こまつ座「夢の泪」(2024年公演予定)
  • ヨーロッパ企画「来てけつかるべき新世界」再演(2024年公演予定)
  • Stage Reading「A Bright New Boise」(2024年公演予定)[17]

ラジオ[編集]

CM[編集]

  • 「大東建託 いい部屋ネット 食堂篇」(2018年)
  • 「福岡銀行マイバンクプラス」(2019年)
  • 「健栄製薬 ヒルマイルド」(2020年)

Youtube[編集]

  • チョコレートプラネット『ハルに君、ユビサック』Music Video(2023年) - ヒロイン 役

脚注[編集]

  1. ^ ヨーロッパ四角”. europe-fun-sikaku.com. 2020年12月13日閲覧。
  2. ^ a b 藤谷理子”. 株式会社オポス. 2020年12月13日閲覧。
  3. ^ “ヨーロッパ企画 永野宗典の対談野郎 vol.21 ゲスト: 藤谷理子”. THEATER View FUKUOKA. (2016年11月16日). https://tvf-web.com/column7899 2020年12月14日閲覧. "ロ藤 5歳からバレエしてたのですが、割と小さい頃からバレエでもお芝居の部分を考えるのが好きでした。" 
  4. ^ 劇団「ヨーロッパ企画」 2年ぶりの本公演に主宰・上田誠「やっとこの時がきた」(デイリースポーツ)”. Yahoo!ニュース. 2021年11月19日閲覧。
  5. ^ Inc, Natasha. “ヨーロッパ企画に藤谷理子が入団、2年ぶりの本公演は“魔窟劇”「九十九龍城」(コメントあり)”. ステージナタリー. 2021年11月19日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「藤谷理子・ロングインタビュー」 アプリ版からライブ配信を楽しもう! - ラジオトーク
  7. ^ ヨーロッパ企画入団前である2020年にもヨーロッパ企画の生配信劇『京都妖気保安協会』でロケ地になっており、藤谷も出演している。
  8. ^ 『リバー、流れないでよ』藤谷理子さんインタビュー”. トーキョー女子映画部. 2023年6月24日閲覧。
  9. ^ a b c d 出番を待つふたり「♯59 自分はコレが出来る!という話」
  10. ^ https://twitter.com/taroashida/status/1575409654657863680”. Twitter. 2023年7月22日閲覧。
  11. ^ “ドラマ「かりあげクン」にヨーロッパ企画・諏訪雅、エビ中・中山莉子ら出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年1月6日). https://natalie.mu/eiga/news/507820 2023年1月6日閲覧。 
  12. ^ 映画「ビューティフルドリーマー」オフィシャルサイト
  13. ^ 映画「ビューティフルドリーマー」コンテンツ 先勝美術大学 映画研究会サイト
  14. ^ “監督絶対主義の新レーベル「Cinema Lab」誕生!第1弾は本広克行監督×主演・小川紗良”. 映画.com. (2020年8月12日). https://eiga.com/news/20200812/3/ 
  15. ^ “劇団・ヨーロッパ企画による長編映画第2弾が初夏公開、京都・貴船でタイムリープ”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2023年3月7日). https://natalie.mu/eiga/news/515569 2023年5月2日閲覧。 
  16. ^ “岡本圭人が性別を偽ったスパイに、「M.バタフライ」で内野聖陽とタッグ”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年3月10日). https://natalie.mu/stage/news/468809 2022年3月11日閲覧。 
  17. ^ 小林顕作・松田凌ら20名で日本初演、サミュエル・D・ハンター作「A Bright New Boise」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年3月15日). 2024年3月15日閲覧。

外部リンク[編集]