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2020年2月15日 (土) 09:09時点における版

由仁駅
新駅舎(2007年6月)
ゆに
Yuni
古山 (4.2 km)
(5.1 km) 栗山
地図
所在地 北海道夕張郡由仁町本町
北緯43度0分43.94秒 東経141度47分9.12秒 / 北緯43.0122056度 東経141.7858667度 / 43.0122056; 141.7858667 (由仁駅)
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 186.4 km(長万部起点)
電報略号 ユニ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1892年明治25年)8月1日
備考 無人駅
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由仁駅(ゆにえき)は、北海道夕張郡由仁町本町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。電報略号ユニ。かつては急行「夕張」の停車駅だった。

歴史

1976年の由仁駅と周囲1km×1.5km範囲。上が岩見沢方面。間に中線を挟んだ単式と島式の少しずれた複合ホーム2面3線、駅裏に副本線1本と南側の木工所土場へ2本の引込み線、駅舎横の岩見沢側に大きな貨物取扱所を持つ貨物ホームと引込み線を有する。構内中央の駅舎横からは駅裏への歩行者用跨線橋が横断している。
由仁から三川にかけての夕張川河畔の土地は、この川によって運ばれ堆積した良質の砂利が豊富に埋蔵しており、古くから建築用に採取されてきた。由仁駅からもかつて砂利採取場まで専用線が伸びていた時期があり、岩見沢方の上り側本線分岐点の手前右側から上へ向かって分岐し、東へカーブした後、南東へ向きを変え田畑を斜めに直進して夕張川近くまで敷かれていた[1]。 分岐付近の空地や宅地の庭先、田圃の畦道など、右へ90°カーブしていた軌道の痕跡を由仁川手前まで辿ることが出来る。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
  • 1892年(明治25年)8月1日北海道炭礦鉄道室蘭駅(現・東室蘭駅) - 岩見沢駅間開通に伴い開業。一般駅
  • 明治30年前後 - 北海道炭礦鉄道が当駅より夕張鉄橋付近へ砂利岐線敷設、直営にて砂利採取[2]。後に山原貞蔵が岐線使用契約[2]
  • 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道に移管。北海道線となる。それに伴い同線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)頃:軍要請により、当駅より宇古川砂利採取場へ砂利専用線2.2km敷設[2][1]。戦後に札建工業が岐線使用契約[2]
  • 昭和40年代前半:札建工業砂利専用線廃止。
  • 1971年(昭和46年)12月:駅舎北側に人道跨線橋設置[3]
  • 1980年(昭和55年)5月15日:貨物取扱い廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日荷物取扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
  • 2006年(平成18年)8月:駅舎解体。
  • 2007年(平成19年):旧駅舎跡に由仁町ふれあい交流館オープン。

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名はアイヌ語の「ユウンニ」(温泉のある場所)[4]、あるいは別説として「イ・ウン・イ」(ヘビの多い所)[5]に由来する。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては単式ホーム島式ホーム複合型の2面3線で島式外側の待避線の配線が珍しい形[6]の配線であったが、1993年(平成5年)時点で岩見沢方の大部分及び転轍機が撤去されて長万部方から分岐の短い側線となっていた[5]。また下り線(駅舎側)と上り線の間に渡り線を、待避線の外側に側線を有していたが、これらも1993年(平成5年)時点で転轍機を含め撤去されている[5]。互いのホームは駅舎側ホーム南側と島式ホーム南側を結んだ跨線橋で連絡している[5]。ほかに1993年(平成5年)時点で下り線側(駅舎側)に岩見沢方から分岐した側線を1線有していた[5]

追分駅管理の無人駅。駅舎は線路の西側(岩見沢方面に向かって左側)に位置し下り線ホームに接している。開業時からのものを昭和初期に改築して使用されていた、有人駅時代のマンサード屋根に下見板張り、さらに上辺が水平という独特な形状の車寄せを有したアメリカンスタイルの駅舎[7]は2006年(平成18年)8月に解体の上改築され、駅舎のない駅となったが、町が設置した「ポッポ館 ゆに」と名付けられた「由仁町ふれあい交流施設」が駅舎代わりに利用できる。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 室蘭本線 下り 岩見沢方面
2 上り 苫小牧糸井方面

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は301人[6]
  • 1992年度(平成4年)の1日乗降客数は180人[5]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は78.8人[8]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は78.8人[9]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は78.6人[10]

駅周辺

辺りは由仁町の中心部であるが、町役場からは少し離れている。

その他

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
古山駅 - 由仁駅 - 栗山駅

脚注

  1. ^ a b 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1962年撮影航空写真 MHO623X-C6-13
  2. ^ a b c d 由仁町史 1973年発行、P851-853。
  3. ^ 由仁町史 P480。
  4. ^ 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)114ページより。
  5. ^ a b c d e f 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)91ページより。
  6. ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)87ページより。
  7. ^ 書籍『駅舎再発見』(著:杉崎行恭、JTBパブリッシング2000年12月発行)101ページより。
  8. ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 8. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  9. ^ "室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  10. ^ 室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  11. ^ 空知地区路線図”. 北海道中央バス. 2019年5月31日閲覧。
  12. ^ 路線図” (PDF). 夕張鉄道. 2019年5月31日閲覧。

関連項目

外部リンク