日垣隆

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日垣 隆(ひがき たかし、1958年7月30日 - )は、日本の作家ノンフィクションライター。

目次

[編集] 人物

長野県長野市生まれ。長野県長野高等学校東北大学法学部卒業。東北大学では自治会の委員長,生協の組織部員も務めた。書店員、トラック配送員、販売員、編集者、といった様々な職業を経て(自ら「4度の倒産、3度の瀕死体験」と語る[要出典])、1987年より独立、作家・取材活動に入る。

攻撃的な筆致の評論で知られ、「週刊エコノミスト」(毎日新聞社)の巻頭コラム「敢闘言」(”巻頭言”のもじり)などで知名度が上がった。ベストセラー『買ってはいけない』や朝日新聞のコラム「天声人語」(小池民男による執筆のもの)、産経新聞正論、評論家佐高信石原慎太郎検察庁みずほ銀行などを批判、イラク戦争に反対、日本共産党市田忠義に一定の評価を与えるなど、従来の左右対立図式には当てはまらない立場をとる。ただ、日垣自身は、自分自身の思想的立場を『保守』と表現している。既存のジャーナリズムに対する批判も活発で、「本書の執筆と出版によって、またしても私は幾つかの仕事の場を失いました」(『エースを出せ!』文庫版)といった記述も散見される。

近年は、週刊のメールマガジン有料化やメディアへの露出が増えるに伴い、初期の著作で本人が信条としていた「徹底調査」「同じ内容の記事を書かない」といったスタイルから外れた、濫作傾向も見られるようになる。特に2006年発売の「すぐに稼げる文章術」(幻冬舎新書刊)は、2001年発売の山内志朗著「ぎりぎり合格への論文マニュアル」(平凡社新書)の盗作だと一ブログから指摘された[要出典]

有料メールマガジン「ガッキィファイター」を発行している。2004年に『そして殺人者は野に放たれる』で第3回新潮ドキュメント賞受賞。

体力維持を理由に、今まで抱えていた各雑誌の連載数本(「新書一点賭け」(「文藝春秋」)、「どっからでもかかって来い!」(「WiLL」)など)全てを2007年一杯で終了させた。

2002年及び2009年、「意見広告7人の会」呼びかけ人として、北朝鮮による日本人拉致問題解決を求める意見広告ニューヨーク・タイムズに掲載する運動を行なった(残りの6人は有田芳生勝谷誠彦加藤哲郎重村智計高世仁湯川れい子)。

[編集] 生い立ち

日垣が中学校3年生の時に、中学校1年生であった弟が同級生に突き落とされて殺害された。加害者が刑法でも少年法でも罪を問えない13歳であり、また学校側はこの事件を学校事故として処理したので、加害者は「のうのうと翌日から学校に来」た(『いのちを守る安全学』より)。

後に日垣は「最初のうちは(私の場合は5年くらい)、加害者の家族を殺そうと考えていました。そのほうが、本人を単純に殺すより、ずっと『思い知らせる』ことができると思ったからです」と語っている。実際に2回加害者の家に行ったこともあるという。しかし思いとどまる。日垣の弟が殺された後、裁判になるがこの事件は日垣の家族に大きな苦しみを与え「家庭が崩壊するまでもう秒読み段階」となった。3年後、日垣の2歳年上の兄が真夜中に「隠しカメラがある!」「自分は天皇の子だ」と叫び、翌日に病院に連れていかれた。その後、日垣の兄は(1998年時点で)15年以上精神病棟で入院生活を続ける。これらのことで日垣の父親も精神的に病んだ。

このような経験は日垣の人生に多大なる影響を与え、「少年犯罪」「人権への疑い」「家族」はそれぞれ彼のライフワークの一つとなる。下記の著書の中では『子供が大事!』『少年リンチ殺人「ムカつくから、やっただけ」』『裁判官に気をつけろ!』『そして殺人者は野に放たれる』がそれらに関係した著作である。

[編集] 著書

  • されど、我が祖国 中国残留帰国者物語(信濃毎日新聞社、1988年)
  • 信州教育解体新書(信濃毎日新聞社、1991年)
  • <ルポ>高校って何だ(岩波書店、1993年)
  • 「松代大本営」の真実 隠された巨大地下壕(講談社現代新書、1994年)
  • <検証>大学の冒険(岩波書店、1995年)
  • 学問のヒント 「知」の最前線がわかる本(講談社現代新書、1997年)
  • 情報の技術 インターネットを越えて(朝日新聞社、1997年/文春文庫、2001年〔『情報系 これがニュースだ』と改題〕)
  • ご就職 大倒産時代を生きる知恵(郷土出版、1998年)
  • 子供が大事!(信濃毎日新聞社、1998年)
  • 敢闘言 さらば偽善者たち(太田出版、1999年/文春文庫、2002年)
  • 少年リンチ殺人 「ムカつくから、やっただけ」(講談社、1999年)
  • 「買ってはいけない」は嘘である(文藝春秋、1999年)
  • 「学校へ行く」とはどういうことなのだろうか(北大路書房、1999年)
  • サイエンス・サイトーク(同名ラジオ番組での科学者との対談集)
    • 愛は科学で解けるのか(新潮OH!文庫、2000年)
    • ウソの科学 騙しの技術(新潮OH!文庫、2000年)
    • いのちを守る安全学(新潮OH!文庫、2001年)
    • 天才のヒラメキを見つけた!(ワック出版、2006年)のち文庫
    • 頭は必ず良くなる(ワック出版、2006年)のち文庫
    • 方向音痴の研究(ワック出版、2007年)のち文庫
    • 常識はウソばかり(ワック出版、2007年)
  • 偽善系 やつらはヘンだ!(文藝春秋、2000年/文春文庫2003年)
  • 偽善系II 正義の味方にご用心!(文藝春秋、2001年/文春文庫2003年)
  • 何でも買って野郎日誌(角川書店、2001年)
  • それは違う!(文春文庫、2001年〔『「買ってはいけない」は嘘である』に加筆して文庫化〕)
  • エースを出せ! —脱「言論の不自由」宣言(文藝春秋、2002年/文春文庫、2004年)
  • 情報の「目利き」になる!―メディアリテラシーを高めるQ&A(ちくま新書、2002年)
  • 裁判官に気をつけろ!(角川書店、2003年)
  • そして殺人者は野に放たれる(新潮社、2004年/新潮文庫、2006年)
  • 日本につける薬(実業之日本社、2004年)
  • 現代日本の問題集(講談社現代新書、2004年)
  • 世間のウソ(新潮新書、2004年)
  • 売文生活(ちくま新書、2005年)
  • 急がば疑え (日本実業出版社、2006年)
  • いい加減にしろよ(笑)(文藝春秋、2006年)
  • 使えるレファ本150選(ちくま新書、2006年)
  • どっからでもかかって来い! 売文生活日記(ワック出版、2006年)
  • 刺さる言葉―目からウロコの人生論(角川Oneテーマ21、2006年)
  • 知的ストレッチ入門-すいすい読める書けるアイデアが出る (大和書房、2006年)
  • 個人的な愛国心 (角川書店、2006年)
  • 父親のすすめ 文春新書、2006
  • すぐに稼げる文章術 幻冬舎新書 2006
  • 個人的な愛国心 角川oneテーマ21 2007
  • 学校がアホらしいキミへ(大和書房、2008年)
  • 部下の仕事はなぜ遅いのか 三笠書房、2008
  • 通販な生活 一生を1ギガで終えないための買い物学 講談社、2008
  • ラクをしないと成果は出ない 大和書房、2008

[編集] 出演番組

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク