ホライモリ

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ホライモリ
ホライモリ
ホライモリ Proteus anguinus
保全状況評価[a 1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 両生綱 Amphibia
: 有尾目 Caudata
上科 : イモリ上科 Salamandroidea
: ホライモリ科 Proteidae
: ホライモリ属 Proteus
: ホライモリ P. anguinus
学名
Proteus anguinus Laurenti, 1768
シノニム

Siren anguina

和名
ホライモリ
英名
Olm

Proteus anguinus distribution.png

ホライモリProteus anguinus)は、両生綱有尾目ホライモリ科ホライモリ属に分類される有尾類。現生種では本種のみでホライモリ属を構成する。

分布[編集]

イタリアクロアチアスロベニアボスニア・ヘルツェゴビナ[1][2][a 1]フランスへ移入[1][a 1]

形態[編集]

全長20-30センチメートル[1]幼形成熟する[1]。胴体は円筒形[1]。体側面に入る皺(肋条)は左右に25-27本ずつ[1]。色素がなく体色は白いが[2]、灰色や黄色、ピンクがかる個体もいる[1]。明所で飼育された個体は色素ができるため、体色が青灰色になる[1]

眼は皮下に埋もれる[1]。外鰓はサーモンピンク[1]。指は3本、趾は2本[1]

幼生には眼があるが非常に小型で、瞼もない[1]

生態[編集]

夏季の水温9-10℃、冬季の水温5-6℃の鍾乳洞内の水中や地下にある水たまりなどに生息する[1]

甲殻類などを食べる[1]

12-70個の卵を石の下などに産む[1][2]。環境が悪いと体内で1-2個の卵のみが孵化・成長し、幼体を産むこともある[1][2]。生後10年で性成熟する[1]

人間との関係[編集]

水質汚染、ペット用や標本用の乱獲などにより生息数が減少している[1][2]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、128、236頁。
  2. ^ a b c d e 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社1986年、32、34、36頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ a b c The IUCN Red List of Threatened Species
    • Jan Willem Arntzen, Mathieu Denoël, Claude Miaud, Franco Andreone, Milan Vogrin, Paul Edgar, Jelka Crnobrnja Isailovic, Rastko Ajtic, Claudia Corti 2009. Proteus anguinus. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2.