ペースト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セメントペースト
すり身

ペースト (paste) は、高い粘性のある流体[1] 。多くは懸濁した分散系である。

乾燥などで固化するものもある。

ペーストの例[編集]

食材[編集]

英語: pasteラテン語: pasta に由来し、これはもともと食材関連の言葉で、「練った生地」を指す言葉であった[2]

味噌や各種のサンバルチャツネハリッサワカモレなど一部のソース類、バターギーなど一部の油脂類、各種ジャムスプレッド類、練りごまなど、調味料にはペーストの形をとるものが多い。

また近年は、チョコレートペースト、アンチョビペースト、練りわさびや練りからしなど、多様なペースト食材がレディメイドの形で市販されるようになっている。

こうしたもののほかに、すり身など、調理の途上で一時的にペースト状になるものがある。

脚注[編集]

  1. ^ a b c "ペースト(paste)". デジタル大辞泉(小学館). goo辞書より2023年4月9日閲覧
  2. ^ 同じ語源をもつ イタリア語: pasta も乾麺が発明される以前は生パスタのみを指す言葉であったし、フランス語: pâtéパテ)も、つみれ肉団子のような食品を指すのが原義である。

関連項目[編集]