フリーストーン郡 (テキサス州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
テキサス州フリーストーン郡
Freestone courthouse 2010.jpg
フェアフィールド市にあるフリーストーン郡庁舎
フリーストーン郡の位置を示したテキサス州の地図
郡のテキサス州内の位置
テキサス州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1851年
郡庁所在地 フェアフィールド
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

2,310 km2 (892 mi2)
2,271 km2 (877 mi2)
39 km2 (15 mi2), 1.65%
人口
 - (2010年)
 - 密度

19,816人
8人/km2 (21人/mi2)
標準時 中部: UTC-6/-5
ウェブサイト www.co.freestone.tx.us

フリーストーン郡: Freestone County)は、アメリカ合衆国テキサス州の中央部東に位置するである。2010年国勢調査での人口は19,816人であり、2000年の17,867人から10.9%増加した[1]郡庁所在地フェアフィールド市(人口2,951人[2])であるが[3]、同郡で人口最大の町はティーグ市(人口3,560人[2]である。郡名は栽培されるモモの品種の名前に因んで名付けられた。

歴史[編集]

インディアン[編集]

フリーストーン郡となった地域では、紀元前200年頃にカド族ミシシッピ文化の中で農耕を行っていたキチャイ・バンド[4]の形跡が確認されている[5]。1541年、エルナンド・デ・ソトの遠征は暴力を伴うインディアンとの遭遇になった。スペイン人フランス人の伝道師達が、カド族には免疫が無かった天然痘麻疹マラリアインフルエンザなどの疫病を持ち込むことになった[6]。最終的にカド族は居留地に強制移住させられた。

ウィチタ族のタワコニ支族は州北部の出だったが[7]、南の東テキサスに移住してきた。1843年からは、テキサス共和国やアメリカ合衆国と結んだ条約の相手がタワコニ支族だった。タワコニはテワカナとも呼ばれた。

郡の成立と成長[編集]

1826年にデイビッド・G・バーネットがコアウイラ・イ・テハス州の議会から300家族分の土地特許を受けた[8]。入植できる家族の数を契約することでメキシコ政府は支配権を保とうとしていた。

地域への入植者に対するインディアンの脅威が続いていたが、それもバード砦の条約が結ばれるまでだった[9]。この条約から3年のうちに、州南部からの入植が進んだので、フリーストーン郡となった地域を取り囲む郡は既に組織化されていた。1850年、州議会がライムストーン郡から分離してフリーストーン郡を設立した。翌1851年には組織化が行われた。フェアフィールドの町が郡庁所在地に指定された。1860年の郡人口6,881人のうち[10]、半分以上の3,613人は奴隷だった。

南北戦争の開始前に、フリーストーン郡はは住民投票を行い、585票対3票で合衆国からの脱退を承認した。奴隷の労働力が失われたことは郡経済にだったが、レコンストラクションの時代には農園の数が2倍になっていた。

1870年、ヒューストン・アンド・テキサス・セントラル鉄道[11]とインターナショナル・グレートノーザン鉄道[12]が郡の西と南の近くを通り、郡の経済に活気をもたらした。1906年にはトリニティ・アンド・ブラゾスバレー鉄道[13]が郡内を通る路線を敷き、経済を成長させた。

1920年、アメリカ合衆国憲法修正第18条が効力を発揮し、公の場で消費するアルコール飲料の販売、製造、輸送を禁じた。この禁酒法は1933年のアメリカ合衆国憲法修正第21条で撤廃されたが[14]、それまでの郡内では、全国的な流れに従って密造酒で利益を求める者もいた。地元経済が下降している時期に家計の足しになった。

1969年、テキサス公共事業会社がフェアフィールド近くに新しい発電所を建設し、地元に多くの職を生んだ。この発電所の冷却装置のためにダムが造られ、フェアフィールド湖が生れた[15]。フェアフィールド湖州立公園は1972年に公開された。

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は892平方マイル (2,310.3 km2)であり、このうち陸地877平方マイル (2,271.4 km2)、水域は15平方マイル (38.8 km2)で水域率は1.65%である[16]

フリーストーン郡境界標識

主要高規格道路[編集]

隣接する郡[編集]

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口
1860 6,881
1870 8,139 18.3%
1880 14,921 83.3%
1890 15,987 7.1%
1900 18,910 18.3%
1910 20,557 8.7%
1920 23,264 13.2%
1930 22,589 −2.9%
1940 21,138 −6.4%
1950 15,696 −25.7%
1960 12,525 −20.2%
1970 11,116 −11.2%
1980 14,830 33.4%
1990 15,818 6.7%
2000 17,867 13.0%
2010 19,816 10.9%
U.S. Decennial Census[17]
Texas Almanac: 1850-2010[18]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 17,867人
  • 世帯数: 6,588 世帯
  • 家族数: 4,664 家族
  • 人口密度: 8人/km2(20人/mi2
  • 住居数: 8,138軒
  • 住居密度: 4軒/km2(9軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 23.6%
  • 18-24歳: 8.9%
  • 25-44歳: 28.1%
  • 45-64歳: 23.0%
  • 65歳以上: 16.4%
  • 年齢の中央値: 38歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 110.5
    • 18歳以上: 110.8

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 30.3%
  • 結婚・同居している夫婦: 56.6%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 10.7%
  • 非家族世帯: 29.2%
  • 単身世帯: 26.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 13.7%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.48人
    • 家族: 2.98人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 31,283米ドル
    • 家族: 39,586米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,633米ドル
      • 女性: 19,214米ドル
  • 人口1人あたり収入: 16,388米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 14.2%
    • 対家族数: 9.8%
    • 18歳未満: 16.8%
    • 65歳以上: 14.3%

メディア[編集]

フリーストーン郡はダラス・フォートワースメディア市場に属している。視聴できるテレビ局は9局ある。また州中央部のウェーコテンプルキリーン・メディア市場からの放送を受信できる。フェアフィールドからは「フリーストーン・カウンティ・タイムズ」という新聞が発行されている。

都市と町[編集]

  • フェアフィールド - 郡庁所在地
  • カービン
  • オークウッド
  • ストリートマン
  • ティーグ
  • ウォーサム

未編入の町[編集]

  • カウチマン
  • デュー
  • ドニー

著名な住人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Quickfacts.census.gov - Freestone County - accessed 2011-12-06.
  2. ^ a b American FactFinder - Fairfield, Texas - accessed 2011-12-06.
  3. ^ Find a County, National Association of Counties, http://www.naco.org/Counties/Pages/FindACounty.aspx 2011年6月7日閲覧。 
  4. ^ Kichai Indian History”. Access Genealogy. 02 Mayl 2010閲覧。
  5. ^ Caddo Timeline”. Texas Beyond History. 02 Mayl 2010閲覧。 Texas Beyond History
  6. ^ Caddo (Kadahadacho)”. Oklahoma Historical Society. 02 Mayl 2010閲覧。 Oklahoma Historical Society
  7. ^ Krieger, Margery H: Tawakoni Indians from the Handbook of Texas Online. 2010年5月1日閲覧。 Texas State Historical Association
  8. ^ Empresario Contracts in the Colonization of Texas 1825-1834”. Texas A & M University. 2010年5月2日閲覧。 Wallace L. McKeehan,
  9. ^ Treaty Negotiations 1825-1834”. Texas State Library and Archives Commission. 2010年5月2日閲覧。
  10. ^ Leffler, John: Freestone County from the Handbook of Texas Online. 2010年5月2日閲覧。 Texas State Historical Association
  11. ^ Werner, George C: Houston Texas and Central Railway from the Handbook of Texas Online. 2010年5月2日閲覧。 Texas State Historical Association
  12. ^ Werner, George C: International-Great Northern Railroad from the Handbook of Texas Online. 2010年5月2日閲覧。 Texas State Historical Association
  13. ^ Trinity and Brazos Valley Railway”. Don's Depot. 2010年5月2日閲覧。
  14. ^ Freestone Bootlegging”. Fairfield Chamber of Commerce. 2010年5月2日閲覧。
  15. ^ Fairfield Lake State Park”. Texas Parks and Wildlife Department. 2010年5月2日閲覧。 Texas Parks and Wildlife Department
  16. ^ Census 2000 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年2月13日閲覧。
  17. ^ U.S. Decennial Census
  18. ^ Texas Almanac: County Population History 1850-2010

外部リンク[編集]

座標: 北緯31度42分 西経96度09分 / 北緯31.70度 西経96.15度 / 31.70; -96.15