テンプル (テキサス州)

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テンプル
Temple, Texas
—    —
City of Temple
元カイル・ホテル、現在はアパートに転換、テンプル市メインストリート、2009年12月撮影


印章
愛称:テキサス州の野生花の首都
"Wildflower Capital of Texas"
標語:テンプルを選べ "Choose Temple!"
テキサス州におけるベル郡(右上図)と同郡におけるテンプル市の位置
座標: 北緯31度5分37秒 西経97度21分44秒 / 北緯31.09361度 西経97.36222度 / 31.09361; -97.36222
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州の旗 テキサス州
ベル郡
行政
 - 種別 市政委員会・マネジャー
 - 市長 ビル・ジョーンズ3世
 - 市マネジャー デイビッド・ブラックバーン
面積
 - 計 65.3mi2 (66.5km2)
 - 陸地 65.4mi2 (169.3km2)
 - 水面 0.1mi2 (0.2km2)
標高 719ft (219m)
人口 (2010年)
 - 計 66,102人
 - 人口密度 1,012.3人/mi² (390.4人/km²)
等時帯 中部標準時 (UTC-6)
 - 夏時間 中部夏時間 (UTC-5)
郵便番号 76501-76505, 76508, 76502
市外局番 254
FIPS code 48-72176[1]
GNIS feature ID 1369696[2]
ウェブサイト www.ci.Temple.TX.us

テンプル: Temple)は、アメリカ合衆国テキサス州ベル郡中央部西に位置する都市である。2010年国勢調査では人口66,102人であり、2000年と比較して20%以上増加していた[3]

郡庁所在地のベルトン市の近く、中央テキサスと呼ばれる地域にあり、キリーン・テンプル・フォート・フッド大都市圏の主要都市である。州間高速道路35号線の近くにあり、オースティン市からは北に65マイル (104 km)、ウェーコ市からは南に34マイル (54 km) に位置している。

歴史[編集]

中心街の歴史的発展を描いた壁画、フィリップ・M・ダナム画

テンプルの町は1881年に、ガルフ・コロラド・アンド・サンタフェ鉄道の通る鉄道町として設立された。1882年には法人化された[4]。町名はサンタフェ鉄道の役員バーナード・ムーア・テンプルに因んで名づけられた[5]。テンプルは土木技師であり、以前はガルフ・コロラド・アンド・サンタフェ鉄道の測量士だった。

1882年、ミズーリ・カンザス・テキサス鉄道が町を通って路線を建設し、それから間もなくサンタフェ鉄道がテンプルを分岐点にした。この初期の時代には掘立小屋とテントの町であり、多くの酒場があり、西部開拓時代に見られる乱暴者も多かった。ぬかるんだ通りと酒の組み合わせで、町を抜けて歩くのが大変だった市民もいたので、地元では「強い酒」というニックネームもあった。1882年に法人化された後、私立学校が2校設立された。1884年にテンプル・アカデミーが組織化され、公立学校が設立された。1893年、毎年開催されるようになったテンプル・スタッグパーティ(男ばかりのパーティ)が始まり、町の指導者も出席する民間の感謝祭に成長していった。1923年まで続いていた[6]

テンプル鉄道と文化遺産博物館は、ウェスト・アベニューB315のサンタフェ鉄道駅の二階にあり、鉄道とテンプルの結びつきを祝している[7]

地理[編集]

テンプル市は北緯31度5分37秒 西経97度21分44秒 / 北緯31.09361度 西経97.36222度 / 31.09361; -97.36222 (31.093678, -97.362202)にある[8]。ベル郡ではキリーン市に次いで人口で第2位の都市である[9]。テキサス州の主要都市からは比較的近くにあり、車で行き来できる。フォートワースまで121マイル (194 km)、ダラスまで134マイル (214 km)、オースティンまで65マイル (104 km)、サンアントニオまで143マイル (229 km)、ヒューストンまで187マイル (299 km) となっている。バルコーンズ断層に沿って走る州間高速道路35号線が町の中心を通り、地形は複雑である。東には肥沃な農業地帯であるブラックランド・プレーリーがあり、西にはテキサス・ヒル・カントリーの北東端である低くうねった石灰岩が堆積した丘陵が立ちあがている。中央テキサスの経済が急速に成長しているので、東部の肥沃な農地は郊外住宅地、小売業、科学技術複合施設などに転換されるようになっている。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は65.4平方マイル (169 km2)であり、このうち陸地65.3平方マイル (169 km2)、水域は0.1平方マイル (0.26 km2)で水域率は0.14%である。

気候[編集]

テンプルの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °F (°C) 88
(31)
98
(37)
97
(36)
99
(37)
100
(38)
106
(41)
108
(42)
109
(43)
110
(43)
99
(37)
92
(33)
86
(30)
110
(43)
平均最高気温 °F (°C) 61
(16)
64
(18)
71
(22)
79
(26)
85
(29)
91
(33)
95
(35)
96
(36)
90
(32)
81
(27)
71
(22)
62
(17)
78.8
(26.1)
平均最低気温 °F (°C) 36
(2)
40
(4)
47
(8)
55
(13)
63
(17)
70
(21)
73
(23)
72
(22)
66
(19)
56
(13)
47
(8)
38
(3)
55.3
(12.8)
最低気温記録 °F (°C) 6
(−14)
12
(−11)
15
(−9)
30
(−1)
41
(5)
50
(10)
52
(11)
57
(14)
39
(4)
22
(−6)
19
(−7)
−5
(−21)
−5
(−21)
降水量 inch (mm) 2.13
(54.1)
2.69
(68.3)
3.19
(81)
2.59
(65.8)
4.51
(114.6)
4.23
(107.4)
1.93
(49)
2.25
(57.2)
3.70
(94)
3.97
(100.8)
2.94
(74.7)
2.75
(69.9)
36.88
(936.8)
出典: weather.com[10]

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口
1890 4,047
1900 7,065 74.6%
1910 10,993 55.6%
1920 11,033 0.4%
1930 15,345 39.1%
1940 15,344 0.0%
1950 25,467 66.0%
1960 30,419 19.4%
1970 33,431 9.9%
1980 42,483 27.1%
1990 46,109 8.5%
2000 54,514 18.2%
2010 66,102 21.3%
U.S. Decennial Census
州間高速道路35号線沿いの歓迎看板
中心街メインストリートの光景

以下は2010年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 66,102 人
  • 世帯数: 23,359 世帯
  • 家族数: 15,878 家族
  • 人口密度: 373.6人/km2(834.2 人/mi2
  • 住居数: 28,005 軒
  • 住居密度: 138.9軒/km2(359.8軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.1%
  • 18-24歳: 9.2%
  • 25-44歳: 28.6%
  • 45-64歳: 20.0%
  • 65歳以上: 15.8%
  • 年齢の中央値: 35歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 91.7
    • 18歳以上: 87.2

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 32.1%
  • 結婚・同居している夫婦: 49.6%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 14.0%
  • 非家族世帯: 32.0%
  • 単身世帯: 28.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 10.7%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.44人
    • 家族: 3.29人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 47,240米ドル
    • 家族: 42,795米ドル
    • 性別
      • 男性: 30,858米ドル
      • 女性: 22,113米ドル
  • 人口1人あたり収入: 25,740米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 12.5%
    • 対家族数: 10.8%
    • 18歳未満: 20.0%
    • 65歳以上: 9.8%

経済[編集]

市内には多くの地域物流センターがあり、また大規模な多国籍企業であるウィルソナート・インターナショナルやマクレイン社の本社がある[11]。また国際的に知られたマクレイン・グループ[12]本社もある。さらにインペリアル・ケーン・シュガーと共に「ドクター・ペパー」を生産するテンプル・ボトリング社もある。

テンプル・モールが市内の主要ショッピングセンターであり、他にもショッピングセンターがあって全国的な小売業者が出店している。オースティンとダラスの間では唯一のメイシーの店もある。

アメリカ軍基地のフォート・フッドにも近く、軍隊関係者が市経済の幾らかの領域に貢献している。

教育[編集]

初等中等教育[編集]

テンプル市の公共教育はテンプル独立教育学区が管轄している。この地区には高校1校、中学校3校、小学校9校と補助学習プログラム3つ(幼児教育センター、オルターナティブ学習センター、革新的学術高校プログラム)が入っている[13]

さらにセントメアリーズ・カトリック学校[14]、ホリー・トリニティ・カトリック高校[15]、セントラル・テキサス・クリスチャン学校[16]という私立学校もある。

高等教育機関[編集]

テンプル・カレッジは様々な学科の準学士号を提供しており、経営管理、情報技術、看護学が強い。1926年に開校したテンプルでは初のカレッジである[17]

テキサスA&M健康科学センター医学校が持つ2つのキャンパスの1つが市内にある。スコット・アンド・ホワイト記念病院とオーリン・ティーグ在郷軍人病院センターとも協業している[18]

隣接するベルトン市にはメアリー・ハーディン=ベイラー大学があり、様々な学部で学士号と修士号を提供している。車で行ける範囲には地域や全国的な大学もある。例えば、ウェーコ市のベイラー大学、オースティン市のテキサス大学カレッジステーション市テキサスA&M大学、キリーン市のテキサスA&M大学中央テキサス校である。

メディア[編集]

市内では数多いラジオ、テレビ、新聞を利用できる。

インフラ[編集]

交通[編集]

アムトラックのテンプル駅、元々アッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道駅として建設された

テンプルの町は鉄道の接続点として設立され、今日も貨物鉄道の主要ハブとして機能している。ユニオン・パシフィック鉄道BNSF鉄道が市内に幹線を通しており、BNSFの操車場 (鉄道)操車場と機関車保守施設がある。アムトラックの駅もあり、旅客列車の「テキサス・イーグル」がテンプル駅に停まる。

市内には商業航空便が発着する空港が無いが、次の空港が近くにある。

  • ドローン・ミラー中央テキサス地域空港、テンプルの北西5マイル (8 km) にあり、一般用途空港として使われている
  • キリーン・フォートフッド地域空港、キリーン市郊外にあり、テンプルからは西に25マイル (40 km) である
  • ウェーコ地域空港、ウェーコ市郊外にあり、テンプルからは北に35マイル (56 km) である
  • オースチン・バーグストロム国際空港、オースチン市郊外にあり、テンプルからは南に65マイル (104 km) である

医療[編集]

テンプルは地域の医療センターとしてその強力さが知られている。主に高い評価のあるスコット・アンド・ホワイト記念病院があるためである。この病院は12,000人を雇用しており、市内最大の雇用主である。その他在郷軍人病院センターや小さなクリニックなどがあり、国内のどこよりも住民一人当たりの医師の数が多い。テキサスA&M健康科学センター医学校が持つ2つのキャンパスの1つが市内にある。

テキサス州土壌・水保存委員会[編集]

テキサス州土壌・水保存委員会が市内に本部を置いている[19]

刑事司法[編集]

テキサス州刑事司法省が市内で地域事務所を運営している[20]

郵便[編集]

アメリカ合衆国郵便公社が市内の地域郵便局を運営している[21]

著名な出身者[編集]

テンプルの公式サイトを宣伝する給水塔[22]

脚注[編集]

  1. ^ American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 
  2. ^ US Board on Geographic Names, United States Geological Survey, (2007-10-25), http://geonames.usgs.gov 2008年1月31日閲覧。 
  3. ^ Quickfacts.census.gov - Temple, Texas - accessed 2011-12-06.
  4. ^ Britanica. 1984 Edition. Vol. IX, p. 879
  5. ^ Poynette, Wisconsin”. City of TempleHistory. 2012年7月29日閲覧。
  6. ^ Texas State Historical Commission. “Temple, Texas Historical Marker”. 2013年12月7日閲覧。
  7. ^ Temple Railroad and Heritage Museum Website
  8. ^ US Gazetteer files: 2010, 2000, and 1990, United States Census Bureau, (2011-02-12), http://www.census.gov/geo/www/gazetteer/gazette.html 2011年4月23日閲覧。 
  9. ^ 2010 US Census
  10. ^ Monthly Averages for Temple, TX”. Weather.com. The Weather Channel. 2013年8月14日閲覧。
  11. ^ mclaneco.com
  12. ^ McLane Group.com
  13. ^ Texas Independent School District”. Texas Independent School District. 2012年8月5日閲覧。
  14. ^ St. Mary's Catholic School”. St. Mary's Catholic School. 2012年8月5日閲覧。
  15. ^ Holy Trinity Catholic High School”. Holy Trinity Catholic High School. 2012年8月5日閲覧。
  16. ^ Central Texas Christian School”. Central Texas Christian School. 2012年8月5日閲覧。
  17. ^ Temple,Texas”. Texas State Historical Association. 2012年7月29日閲覧。
  18. ^ Olin Teague Veterans' Hospital Center
  19. ^ "Contact Us." Texas State Soil and Water Conservation Board. Retrieved on June 3, 2010.
  20. ^ "Parole Division Region IV." Texas Department of Criminal Justice. Retrieved on May 21, 2010.
  21. ^ Post Office Location - TEMPLE United States Postal Service. Retrieved on May 21, 2010.
  22. ^ templetexas.us

外部リンク[編集]