ハイタッチ

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ハイタッチは、2人が同時に頭の高さで互いの手のひらを平手打ちをするような動作。称賛・祝勝を意味するジェスチャーである。

ハイタッチは専ら日本語で使用される和製英語であり、日本国外ではハイファイブ英語: high-five)と呼ばれる[1]。動作の前に"Give me five"、"High-five"などと言い合うこともある。

起源[編集]

ハイファイブはスポーツが起源と言われ、バスケットボールマジック・ジョンソンは自分がハイファイブを始めたと語っている)や1960年代にアメリカの女子バレーボールで行われたとされるが、記録に乏しい。

記録に残っている最初のハイファイブは、Outsportsの記事[2]によれば、1977年10月2日MLBロサンゼルス・ドジャースに所属するダスティ・ベイカーが30号ホームランを打ったとき、ホームインを次の打者グレン・バークが手を高く上げて迎えたことによって行われたとされる[1]。もう1つの「公式の」起源とされているものは、ケンタッキー州ルイビルルイビル大学(University of Louisville)のバスケットボールチームの選手・ウイリー・ブラウンデレク・スミス1978年に行ったものとされる。

オックスフォード英語辞典には名詞としては1980年版から、動詞としては1981年版から記載されている。なぜFiveなのかは、手の平と指5本を用いることからとされるが、定かではない。

有名なハイファイブのシーン[編集]

バリエーション[編集]

ハイファイブはスタンダードなものに加え何種類かの亜種が存在する。

"ローファイブlow five"は遅くとも1920年には知られていた。書物に明記された証拠としては1938年のキャブ・キャロウェイによるHepster's Dictionaryがある[3]

ハイタッチを意図して手を出したのに相手がそれに呼応して手を出さない場合、空振りしたほうは"レフト・ハンギングleft hanging"とよばれる状況に陥る[4]NASAでの実例。 似たバリエーションに「ひとりハイファイブself high five」もある。大抵の場合右手を挙げたのちそれを左手で打つ。

トゥー・スロウToo slow[編集]

トゥー・スロウはハイファイブとローファイブのコンボである。しばしば「アップ・ハイ、ダウン・ロー(上に高く、下に低く)・・・」という掛け声を伴う[5][6] 。そしてダウン・ローでローファイブを行おうとする際に、仕掛け手側が手をいきなりひいてしまうことでローファイブをキャンセルしてしまう。ローファイブのモーションに既に入ってしまった相手の手が空を切れば成功で、"Too slow(遅いよ)!"とからかって終わる[7] 。これには「at the side(横で一回)」を加えるバリエーションなどがあり、受け手が次どうすればきちんと対応できるかを判断しにくくできる[8]

ハイタッチ、ハイファイブに関する作品[編集]

楽曲[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「ハイファイブ」を始めた選手『週刊ベースボール』2011年12月26日号、ベースボール・マガジン社、2011年、雑誌20442-12/26, 82頁。
  2. ^ Glenn Burke, The Guy Who Invented the High-Five”. Outsports. 2003年6月23日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年3月24日閲覧。
  3. ^ Geneva Smitherman. Word From The Mother: Language and African Americans, Taylor & Francis, Apr 19, 2006. Pg. 113.
  4. ^ Neil Pasricha. The Book of Awesome, Penguin, Apr 15, 2010. Pg. 206.
  5. ^ "ON THE SET WITH – Arnold Schwarzenegger; Big Guy. Big Star. Big Deal, Baby.", Bernard Weinraub, New York Times, March 4, 1993.
  6. ^ They Might Be Giants"High Five!"という曲、アルバム Here Come the 123s (2008)収録
  7. ^ Robison, Jim. "Handshakes Complicate Simple Greetings." Orlando Sentinel, 1985-09-15, p.6.
  8. ^ Elizabeth Tucker. Children's Folklore: A Handbook, Greenwood Publishing Group, 2008. Pg. 55