握手

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握手
紀元前5世紀頃のものとされるヘーラーアテーナーの握手(アクロポリス博物館
第二次世界大戦時、出撃前に握手を交わす義烈空挺隊の奥山大尉(左)と諏訪部大尉(右)

握手(あくしゅ)とは、を用いた挨拶の行動の一つ。

二人の人が出会った時や別れ際に、お互いのを軽く握りあう動作。互いの手を前方斜め下に向けて伸ばし、掌を合わせて互いの手の甲を握り込むようにする。さらにそれを上下に揺さぶることも多い。

概要[編集]

お互いの好意を示すために行われるもので、これを拒絶することはエチケットに反する・敵意を持つと考えられる。

中国でも古くから握手はおこなわれた。『後漢書』には「以為既至当握手如平生歓」とあり、また、韓退之の『柳子厚墓誌銘』には、「握手出肺肝相示」とある。相思相愛の男女が相会するのを「肩を抱いて手を握る」とか「手を握って腰を抱く」とかいう。

現在では握手はほぼ世界中で行われている。友好を強調する場合は、もう片手を添える事が多い。さらに、強調する場合の抱擁キスなどへの一連の行為の始まりのステップとなっている。

英語圏では握手の種類が5種類ほどあるという指摘もある[1]

フリーメイソンの握手は独特であり、指の組み方などで何種類かあるという。

握手の意味

握手によって利き手を制することで、武器を隠し持っていないことを示すための意味があったと推測されている。

多くの場合利き腕(通常は右手)をあずける形になるので、握手を嫌う人物=警戒心が強いという描写が見られる(例:ゴルゴ13など)。

格闘技では、握手からの相手の攻めを防ぐ方法やそれに対しての形稽古がある(例:柔道空手などの大会でのエキシビション)。

エチケット・マナー[編集]

国・地域によってまちまちであり、一概には言えないが、以下のような意見・考え方が挙げられる。

  • 握手は原則「右手で」という意見(完全に右手のみに限った握手が行なわれているインドなど左手を不浄とする地域はもちろん、他地域でも)。そういった地域で左手で握手をすると「相手を嫌う・嫌っている」という意味もあるという。
  • 握手のときは「相手のを見るべき」という意見(サングラスの着脱の是非も)。
  • 握手のときは「手袋は外すべき」という意見(礼装の女性は、食事時以外は手袋を外さなくてもよい)。発展して帽子の着脱の是非も指摘されることがある。
  • 下の者から上の者に対して握手を求めるのは、マナーに反するという意見。男性から女性も同様だが今日のビジネスの場ではよしとする意見もある。ただし、イスラム教の習慣では、男女の握手は原則無し(会釈で済ませる)と言われる[2]

なお、握手するときの圧力・時間の度合いは、相手へ感情を表すのに使われる。強すぎ・弱すぎ、長すぎ・短すぎも誤解を招く可能性がある。勢いあまってを立ててしまう懸念もある。

また、左手の仕草も印象を左右しかねない(ポケットに突っ込んだままなど)[3]

日本人との握手

日本人は、握手の際に頭を下げてお辞儀する習慣が出てしまう事が多いという意見がある。しばしば、日本人をコミカルに描くときに使われる。

握手を求められた際に、アピール込みで自分の衣服で手を擦ってから握手をする人もいる。

また、握手の習慣がある国から来た外国人が日本に来た時に、挨拶の習慣で出した手の置き場に困り(相手が外国人の習慣として握手する習慣の知識や習慣が無い場合)、頭をかくなどの行為をとってしまう場合がある。

握手の活用例[編集]

テニスの試合でよく見られるアームレスリング的な形態

以下の中には、当事者間の自然発生行為ではなく、(目上などの)第三者が握手を指示するパターンもある。

  • 商談などの契約を結ぶ時や約束をする時に握手をする習慣があり(ダイヤモンドの卸取引 「マザール」(ユダヤ語で“神のご加護あれ”)と挨拶が加わる)、古いスタイルの人物を評するときに、「握手しただけで、約束を守る」という。例:「あの人物は、握手だけで十分な銀行家である」(契約をする必要が無い、口約束で十分)。
また、試合終了後にも握手をする(選手間のみならずレフェリーとする場合も)スポーツもある。さらに、負けを認めるときに相手に握手を求める競技もある(例:カーリングなど)。しかし、その場合に負けた側がやり返す可能性があるので、危険な行為でもあり、相手の信頼を確認できる。
  • 日本の政治家が、選挙の時に、白い手袋をして握手をしてまわる姿がよく見られる。
  • 国際的なイベントなどで、首脳陣など各国代表が数人で手を交差させて握手をする風景が見られる。この場合、カメラ目線となる(複数の政党の融合による新党結成時などでも見られる)。
  • 仲直り(和解)のための握手もある。

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]