ファックサイン
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ファックサインとは手の甲を相手に向けて、中指だけを立てるジェスチャーの日本での通称。英語では「the finger」と呼ばれる。
この中指は陰茎、人差し指と薬指は陰嚢を象徴し、"Fuck you"(くたばれ、くそくらえ)などの侮蔑表現に相当する卑猥で強烈な侮辱の仕草である。特に、サインを出した後、突き上げるようにするとさらに意味が強くなる。
テレビやアニメにおいては、手の部分をモザイクで消されるケースが多い。
ビヨンセやケイティ・ペリーなどの有名アーティストのPVにもファックサインのシーンが登場することがある。
しかしながら古英語の時代には「こんにちは」のあいさつ、中・新英語の時代は「鳥をすばやく投げる」という意味であったため元は汚い意味ではなかった。
ちなみに日本の指文字の「せ」は中指だけを立てるが、手の甲を自分に向ける。また、日本手話においての「兄」は手の甲を相手に向けて中指のみを立てる。
一般の日本人においては、ジェスチャーで相手を侮辱するという文化に乏しいことから意識されることが薄いが(または冗談だと思われがちだが)、以上のことから米英人や意味を知っている人に対しては喧嘩を挑む行動であり、冗談で行うにも場合によっては生命と身体の保障が出来ない許されがたい行為であるため、慎重な行動が求められる。
著名な使用例 [編集]
著名人がファックサインで争議を醸すことは昔から頻繁に起こっているが、ここではその一部を掲載する。
- ストーン・コールド・スティーブ・オースチン - 相手レスラーにファックサインをするなどのパフォーマンスで人気のアメリカ人プロレスラー
- 青木真也 - 相手選手と、金銭を支払って見に来ている観衆に向かってファックサインをし、大きな問題となったことがある総合格闘家
- ブライアン・ウォーレン - 相手ベンチに中指を立てて問題になった元プロ野球選手。後年「中指を立てたのは大人げない行為だったと反省している」と語っている。
- シュテファン・エッフェンベルク - 元サッカードイツ代表選手。ワールドカップアメリカ大会において、自身に浴びせられたブーイングに激昂し客席へ向けて中指を立てた。その行動が問題視され、ドイツサッカー協会から大会からの追放処分を科せられた。
- タチヤナ・リマノワ - ロシア民放TV局「REN TV」の女性キャスター。バラク・オバマについて言及した際にファックサインをした。「(朗読用の)ニュース原稿をもっと上げるようスタッフに指示したもの。放映中とは思わなかった」と釈明するも、番組を降板となり、また、リマノワ本人もTV局退職の意向を示した。
- レディー・ガガ - 2010年8月、休日に友人たちと野球観戦を楽しんでいたところをパパラッチが隠し撮りをしていることに気付き、カメラマンに向けてファックサインを出した。この時ガガは泥酔しており、ファックサインを出したことについて全く覚えていないと言い、インタビューで「記事を見たパパに2年振りに『お行儀が悪い』と叱られました。」と述べ、パパラッチに謝罪した。
- M.I.A. - 2012年2月5日、アメリカン・フットボールの優勝決定戦であり、全米生中継される第46回スーパーボウルのハーフタイムショーにマドンナと出演し、そのステージでファックサインをし、物議を醸した。2004年にジャネット・ジャクソンがステージ上でポロリ事件を起こして以降、ハーフタイムショーについてはディレイ中継放送を行っていたが、当日中継をしていたNBCはその行動を判別できず、そのまま放送してしまったため、世間に謝罪をすることとなった。マドンナはパフォーマンス後にこの事件を知らされ、「パフォーマンスの興奮によるものなのでしょうが、見る側からするとあまり気持ちの良いものではないですよね。彼女のやったことは10代の子がすることです。」とコメントした。
- アデル - 2012年2月21日、イギリス音楽賞の授賞式で、受賞スピーチを途中で司会者によってカットされたことに怒り、ファックサインをした。後に謝罪した。
- 究極超人あ〜る - ゆうきまさみのコミック。登場人物の一人である鳥坂がしばしばこのジェスチャーをする。自信たっぷりな態度とともに行われることが多いが、必ずしも侮辱を意図したものとは言い切れず、本来の意味とは若干異なる。
- コズミック・ファンタジー2 - 日本テレネットのゲーム。ヒロインであるリムがしばしば中指を立てる描写がある。
関連項目 [編集]