スギナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| ?スギナ | |||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スギナ(川崎市・2006年4月) |
|||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Equisetum arvense | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| スギナ(杉菜) | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Field Horsetail, Common Horsetail |
スギナ(杉菜、学名:Equisetum arvense)は シダ植物のトクサ植物門トクサ科トクサ属の植物。
目次 |
[編集] 特徴
春にツクシ(土筆)と呼ばれる胞子茎(または胞子穂、胞子体)を出し、胞子を放出する。薄茶色で、「袴(はかま)」と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いている。丈は10-15cm程度。
夏には、ツクシとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばす。地下茎を伸ばして繁茂する。栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行う。鮮やかな緑色で丈は10-40cm程度。主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させる。上の節ほどその葉が短いのが、全体を見るとスギの樹形に似て見える。
生育には湿気の多い土壌が適しているが、畑地にも生え、難防除雑草である。
なお、胞子体(土筆)の穂を放置すると、緑色を帯びたほこりの様なものがたくさん出て来る。これが胞子である。顕微鏡下で見ると、胞子は球形で、2本の紐(4本に見えるが実際は2本)が1ヵ所から四方に伸びている。これを弾子という。 また、「ツクシ」は春の季語である。
[編集] 語源
- つくし
- スギナにくっついて出てくる事から、「付く子」、袴の所でついでいる様に見える事から、「継く子」となった説が有力である。「つくしんぼ、つくしんぼう」(土筆ん坊)地域によっては「ほうしこ」(伊予弁等)とも。
- 「土筆」
- 土から出てきた胞子茎は、伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、その形状が「筆」に似ていることから「土筆」という字を当てられるようになったものと考えられる。
- 「Equisetum」
- 学名「Equisetum」の「equus」は「馬」、「seta」は動植物の「剛毛」の意味である。
[編集] 食べる
「土筆(つくし)」は春の山菜として親しまれている。袴を取って茹でて灰汁を抜き、だしで軟らかく煮たり、佃煮にしたりして食用とする。 アルカロイド、無機ケイ素などを含むため、多量の摂取は推奨されない。(外部リンクを参考)
[編集] 生薬
栄養茎の全草を乾燥させたものは生薬名を問荊(もんけい)といい利尿作用がある。生薬としてのスギナの効用は古くから伝承されていたが、近年、花粉症対策としての効能があるとの発表があり、注目が集まっている[1][2]。ただしこの効能は公的に認められているわけではなく、あくまで健康食品的な宣伝文句としてのものだという見方が強い。

