浮腫

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浮腫(ふしゅ)とは、顔や手足などの末端が体内の水分により痛みを伴わない形で腫れる症候浮腫み(むくみ)ともいう。

病態[編集]

細胞組織の液体(細胞間質液)と血液の圧力バランスが崩れ、細胞組織に水分が溜まって腫れる。

甲状腺機能低下症に伴う粘液水腫は、アルブミンムコ多糖類の結合物が間質に貯留した状態で、水分の貯留による浮腫とは異なる。現在でも歴史的経緯から、圧痕を残さない浮腫 non-pitting edema と呼ばれる。

分類[編集]

範囲による分類: 浮腫が起こっている場所によって全身性浮腫局所性浮腫に分けられる。
性質による分類: pitting edema と non-pitting edema に分けられる。浮腫のある部分を押さえつけた後に放置しても圧痕を残すものをpitting edema, 圧痕が残らず弾性を持つものをnon-pitting edema と呼ぶ。

原因[編集]

さまざまな内臓疾患のシグナルともなっているので、ただの一時的なむくみだと放置しないで一度診察を受けてみることが望ましい(心臓腎臓肝臓甲状腺の異常、血管・リンパ系の循環障害、悪性腫瘍など)。また内蔵疾患がない場合は、足の筋肉を鍛えるなどの対処が必要となる。

局所性浮腫の原因には深部静脈血栓症等がある。

治療[編集]

治療としてナトリウムの制限、水の制限、利尿剤の投与がある。検査の結果疾患が見当たらなければ、室内での階段の上り下りやつま先立ちなど、筋肉を鍛えることで改善する場合もある。

脚注[編集]

  1. ^ Gleich GJ, et al: episodic angioedema associated with eosinophilia. N Engl J Med 310: 1621-1626, 1984
  2. ^ 岡田 定: 好酸球性血管性浮腫. JIM 11(4): 338-340, 2001

関連項目[編集]