シリモンコン・シンワンチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
シリモンコン・シンワンチャー
基本情報
本名 シリモンコン・ランチュオム
通称 オー
階級 ウエルター級
身長 171cm
リーチ 183cm
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 1977年3月2日(37歳)
出身地 パトゥムターニー県
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 73
勝ち 71
KO勝ち 43
敗け 2
テンプレートを表示

シリモンコン・シンワンチャー: ศิริมงคล สิงห์มนัสศักดิ์: Sirimongkol Singwangcha、男性、1977年3月2日 - )は、タイ出身のプロボクサーキックボクサー、元ムエタイ選手。本名はシリモンコン・ランチュオム(Sirimongkol Lamtuom)。パトゥムターニー県出身。第23代WBC世界バンタム級王者。第23代WBC世界スーパーフェザー級王者。世界2階級制覇王者。ナリス・シンワンチャー(Naris Singhawungcha)がプロモーター兼会長を務めるナリス・ボクシング・プロモーション所属。

本人は闘うことを嫌っており、特に幼少期の体験からムエタイの試合を行うことは非常に嫌いだと公言している。

来歴[編集]

ムエタイ[編集]

タイ、パトゥムターニー県で生まれる。実家がジムであり、元ムエタイ選手である父親からムエタイの練習をさせられたため、ムエタイの試合は嫌いになった。ボクシングを始めるまで、シリモンコン・シンマナサック(Sirimongkol Singmanasak)というリングネームでムエタイのリングに上がり続けた。

1992年ランシットスタジアム105ポンド級のムエタイ王者となった。その後、ムエタイでは敵がいなくなったのでボクシングに転向、WBCの委員会の一員だったサハソムポップ・シーシムウォングの後援するボクサーとなった。

プロボクシング[編集]

1994年5月18日、プロデビュー。

1995年8月5日、バンコクのチャンネル7スタジオスで行われたWBU世界スーパーフライ級王座決定戦でファニット・クマ(フィリピン)と対戦し、3-0(120-107、120-109、120-109)の判定勝ちを収め、王座獲得に成功、初代WBU世界スーパーフライ級王者となった。

1995年12月23日、バンコクのチャンネル7スタジオスで行われたWBU世界バンタム級王座決定戦でミゲル・エスピノサ(メキシコ)と対戦し、3-0(118-110、118-111、118-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功、2階級制覇を果たした。 1996年3月23日にはWBU世界バンタム級王座の初防衛に成功した。

1996年5月5日、バンコクで元WBA世界スーパーフライ級王者鬼塚勝也との2度の死闘で知られるタノムサク・シスボーベーと対戦し、3回KO勝ちを収めた。

1996年8月10日、ピッサヌローク県のサッカー場で元WBC世界スーパーフライ級王者ホセ・ルイス・ブエノメキシコ)とWBC世界バンタム級暫定王座決定戦を行い、5回0分59秒TKO勝ちを収め王座を獲得に成功した。

1997年1月、正規王者ウェイン・マッカラー北アイルランド)の王座返上に伴い空位となった正規王座に認定され正規王者になった。

1997年11月22日、4度目の防衛戦。大阪城ホールで元王者辰吉丈一郎と対戦し、プロ初黒星となる7回1分54秒TKO負けを喫し王座から陥落した。

その後、減量苦を理由に一気に2階級飛び越し、スーパーフェザー級に転向。

2002年8月22日、辰吉戦以来5年ぶりの世界戦。両国国技館で行われたWBC世界スーパーフェザー級王座決定戦で長嶋健吾と対戦し、2回2分22秒KO勝ちで2階級飛び越しての2階級制覇に成功した。10月にノンタイトル戦を行った後、翌2003年1月13日に後楽園ホールで元WBA世界スーパーフェザー級王者崔龍洙(シャイアン長谷川ジム所属、韓国出身)と対戦し、3-0(119-109、119-109、118-110)の判定勝ちで初防衛に成功、その後、5月にノンタイトル戦を行い、8月15日にアメリカテキサス州オースティンのコンベンションセンターでヘスス・チャベス(メキシコ)と対戦したが、0-3(111-117、111-117、110-118)の判定負けを喫し王座から陥落した。


2005年5月14日、MGMグランドで行われたWBC世界ライト級挑戦者決定戦でマイケル・クラーク(アメリカ合衆国)と対戦し、7回1分50秒TKO勝ちを収め、WBC世界ライト級王座への挑戦権を獲得した。その試合でシリモンコンはタイのプロボクサーでは初の本場MGM進出を果たしその後もう1度登場し勝利を収めている。

2006年5月20日、アメリカ合衆国で稲田千賢とWBC世界ライト級暫定王座決定戦を行う予定であったが、急病(B型肝炎)のためキャンセル(なお、稲田は予定どおり暫定王座決定戦に出場。シリモンコンの代役としてリングに上がったホセ・アルマンド・サンタクルス〈メキシコ〉と対戦したが、6回TKO負け)。その後、病気は回復し、7月にノンタイトル戦を行った。

2007年5月1日、ノンタブリー県ABCOスーパーフェザー級王者トーン・ポー・チョクチャイと対戦し、3-0(116-112、116-112、116-112)の判定勝ちで王座を獲得した。(初防衛戦を行うことなく、6月に返上)。

2007年12月21日、ノンタブリー県のスコタイ・タマティラート大学で行われたPABAスーパーライト級王座決定戦でアルネル・ポラスと対戦し、3-0(120-108、119-109、119-109)の判定勝ちを収め王座を獲得した。

2008年5月24日、ニューカッスルのハニーサックル・ボイラー・ルームでチャド・ベネットと対戦し、1回2分15秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した。

2008年11月、PABAスーパーライト級王座を返上した。

2009年はノンタイトル戦3試合を行った。

覚せい剤所持で逮捕から2年後の4月29日復帰戦を行い、ブランクを感じさせない動きで、3回KO勝ち。8月には中央矯正センターで、ウェルター級転向戦を行い、2回TKO勝ち。今後はタイでは初の3階級制覇を目指す。

2012年11月14日、パトゥムターニー県で行われたABCOコンチネンタルウェルター級王座決定戦でデニス・パドゥアと対戦し、5回1分29秒KO勝ちを収め王座を獲得した。

2013年5月14日、パトゥムターニー県タンヤブリー郡ランシットのランシット国際ボクシングスタジアムでモハマドレザ・ハムゼと対戦し、6回1分37秒TKO勝ちを収めABCOコンチネンタルウェルター級王座の初防衛に成功した。

K-1[編集]

今までK-1参戦したボクシング世界王者とは違いムエタイを経験しているため、K-1でも高い適応力を見せている。

2007年2月18日、K-1韓国予選のワンマッチにシリモンコン・シンワッサ(Sirimongkol Singwangcha)というリングネームで出場。キム・ハンウル(韓国)に3R右フックでKO勝ち、K-1初勝利初KOを飾った。

2007年7月21日、K-1韓国大会に出場し、チェ・ジョンユン(韓国)に3R判定勝ち。

2008年2月24日、K-1 ASIA MAX 2008 IN SEOULで行われたアジアトーナメントに出場。1回戦でイ・スファンと対戦し、終始圧倒するも判定負け。

2009年8月12日にはナコーンラーチャシーマー県での10回戦に2RKO勝利を収めたが、同月30日に覚せい剤所持容疑で逮捕され、密売と自身の常用を認めた[1]

戦績[編集]

プロボクシング[編集]

73戦 71勝 43KO 2敗

キックボクシング[編集]

キックボクシング 戦績
3試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
2 1 1 0 0 0
1 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 開催年月日
× イ・スファン 3R+延長R終了 判定1-2 K-1 ASIA MAX 2008 IN SEOUL
【アジアトーナメント 1回戦】
2008年2月24日
チェ・ジョンユン 3R終了 判定3-0 K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2007 〜世界対抗戦〜 2007年7月21日
キム・ハンウル 3R 0:20 KO(右フック) K-1 FIGHTING NETWORK KHAN 2007 IN SEOUL 2007年2月18日

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ タイの元ボクシング王者、麻薬所持で逮捕 K-1にも参戦 newsclip.be タイ発ニュース速報 2009年8月31日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

前王者
WBUは1990年代に設立
初代WBU世界スーパーフライ級王者

1995年8月5日 - 1995年(返上)

空位
次タイトル獲得者
チャオシントン・チャラームスリ
空位
前タイトル保持者
エンリケ・ピンター
第2代WBU世界バンタム級王者

1995年12月23日 - 1996年(返上)

空位
次タイトル獲得者
レーロ・レドワバ
暫定王座決定戦 対戦者
ホセ・ルイス・ブエノ
WBC世界バンタム級暫定王者

1996年8月10日 - 1997年1月

次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
ウェイン・マッカラー
第23代WBC世界バンタム級王者

1997年1月 - 1997年11月22日

次王者
辰吉丈一郎
空位
前タイトル保持者
フロイド・メイウェザー・ジュニア
第23代WBC世界スーパーフェザー級王者

2002年8月24日 - 2003年8月15日

次王者
ヘスス・チャベス
前王者
トーン・ポー・チョクチャイ
第3代ABCOスーパーフェザー級王者

2007年5月1日 - 2007年6月(返上)

空位
次タイトル獲得者
トーン・ポー・チョクチャイ
前王者
ダウディ・バハリ
第10代PABAスーパーライト級王者

2008年12月21日 - 2008年11月(返上)

空位
次タイトル獲得者
マンファー・ギャラクシー
空位
前タイトル保持者
ナッサー・アル・ハルビ
第2代ABCOコンチネンタルウエルター級王者

2012年11月14日 - 現在

次王者
N/A