ゴーストトリック

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ゴーストトリック
Ghost Trick
ジャンル アドベンチャー
対応機種 ニンテンドーDS
iOS
開発元 カプコン
発売元 カプコン
プロデューサー 竹下博信
ディレクター 巧舟
音楽 杉森雅和
人数 1人
メディア [DS]:DSカード
[iOS]:ダウンロード
発売日 ニンテンドーDS
日本 2010年6月19日
アメリカ合衆国 2011年1月11日[1]
iOS
日本 2010年12月16日[2]
INT 2012年2月2日[3]
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
ESRB:T(Teen)
PEGI: 12+
コンテンツ
アイコン
犯罪
売上本数 日本の旗 約8万本
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ゴーストトリック2010年6月19日カプコンから発売されたニンテンドーDSゲームソフト。ジャンルはミステリー。同年12月16日にはiPhone / iPod touch移植版が発売された。その後、英語版が『Ghost Trick: Phantom Detective』として発売された。

あらすじ[編集]

気が付いた時、「私」(シセル)は既に死んでいた。目の前には見知らぬ女性(リンネ)。そして、彼女の命を狙うコロシヤ。何も出来ない「私」の前に現れた「クネリ」と名乗る電気スタンド。彼の口から「私」が特別な存在である事、「死者のチカラ」と言う不思議な能力を持っている事が語られる。「クネリ」から「死者のチカラ」の使い方を教わった「私」は、見知らぬ女性の死の運命を逆転させる事に成功する。

「私」は誰なのか、「私」は誰に殺されたのか、そして、「私」は何故殺されたのか……。「クネリ」は告げる。「死者のタマシイが現世に留まれるのは夜明けまで」と……。タイムリミットは1日。「私」は自身を取り巻く全ての謎を解く為「死者の力」を使い1日限りの旅に出る。

登場キャラクター[編集]

主要キャラクター[編集]

シセル (Sissel)
主人公。一人称は「私」。町はずれのゴミ捨て場で何者かに殺された。死をきっかけに物体に「トリツク」、そしてトリツいた物体を「アヤツル」という「死者のチカラ」を得た。作中で唯一、「デンワセン」という電話回線の中を移動する能力を持っており、回線が繋がった状態で電話に「トリツク」事で番号を入手し、以降は相手の電話の所まで長距離移動する事ができる。生前の記憶を失っており、自らの「死」の真相を知るために「死者のチカラ」を駆使して奔走する。名前の由来は「死せる」より。
リンネ (Lynne)
シセルの死体のそばに居た女刑事。何かとトラブルに巻き込まれやすい体質らしい。シセルの死の直後に狙撃者によって自身も命を落としてしまうが、シセルの「死者のチカラ」で運命が変化する。見た目は細いがかなりの大食い。カノンとミサイルと同居している。名前の由来は「輪廻」より。
クネリ (Kuneri)
電気スタンドに宿る魂。ゴミ捨て場でシセルと出会った。シセルに「死者の力」について教える。自分のことについては明かそうとしない。クネクネするのが好き。
カノン (Kanon)
リンネと同居している少女。音楽を聴くこととドーナツが好き。留守番中にやってきた侵入者によって囚われの身となる。名前の由来は「観音」の捩り。
ミサイル (Missile)
リンネとカノンが飼っている2歳のポメラニアン。一生をかけて主人を守ることが「使命」であると考えている。何かあるとすぐに吠えつく癖がある。カノンとの留守番中にやってきた侵入者によって命を落とす。その後シセルに助けられ、部屋を出ていったカノンを守るために「道」を作ろうとがんばっている。本作のディレクターを務めた巧舟の飼い犬がモデル。余談だが、同ディレクターの代表作である逆転裁判シリーズにもミサイルという犬が登場する。

警察関係者[編集]

カバネラ警部 (Inspector Cabanela)
特別捜査班班長。白いコートを羽織り、何かと格好をつけたがる男。「まっ白な経歴」に執着しており、そのためにはあらゆる手段を投じる。白いコートはその表れ。好物はパスタの様子。名前の由来は「屍」の捩り。
本部長
特別捜査班の本部長。水虫に悩まされ、本部のデスクで足のかゆみと闘っている。奥さんへの無線連絡を欠かさない愛妻家でもある。
マッコー刑事 (Detective McCaw)
緑のスーツを着ている刑事。シセルの殺人事件を捜査している。名前の由来は「抹香」より。
青刑事
青いスーツを着ている刑事。シセルの殺人事件を捜査している。カバネラ警部を目標にしている。
リンジュー刑事 (Detective Rindge)
帽子をかぶっている刑事。公園で見張りについている。名前の由来は「臨終」より。
巡査
シセルの殺害現場を見張っている警官。リンネに好意を抱いている模様。
監察医
シセルの遺体を調べている。青い肌が印象的。

刑務所関連の人物[編集]

ボーズ係官 (Officer Bozu)
刑務所の看守。背筋を伸ばし、仕事の内容はすべてメモに記す几帳面な性格。深刻な状況下では、家に代々伝わる「テンテコの舞い」を踊る。「キリキリの舞い」というのもあるらしい。名前の由来は「坊主」より。
コボーズ係官
刑務所の看守。ボーズ係官を「センパイ」と呼び、生意気な口調で窘める。毎日電話をかけてくるリンネのファンでもある。名前の由来は「小坊主」より。
囚人番号「C38号」
刑務所で服役中の囚人。全国ネットの生放送で国家機密を歌いあげたロックシンガー。
囚人番号「C74号」
刑務所で服役中の囚人。警視総監を人質に取り、カレーライス5人前を要求した男。現在はC38号と手を組み、何かをたくらんでいる様子。
ジョード (Jowd)
リンネが気にかけている囚人で、囚人番号「D99号」。カバネラと並び、最も優秀な刑事だったが、自分の妻を殺した罪で服役中。独房の中でキャンバスに絵を描く毎日を送っている。名前の由来は「浄土」より。

外国人[編集]

シス司令 (Commander Sith)
シセルとリンネの殺害を命じた黒幕と思われる。今夜「トリヒキ」の計画があるようだ。豪華なサロンでくつろぎながらブドウを食べている。わりと小心者。名前の由来は「死す」より。
参謀
シス司令の補佐を務める、仮面の大男。豪快な手つきでパネルを操作し、部屋に仕掛けられた様々な機械を操る。
ド近眼のジーゴ (Nearsighted Jeego)
第1章でリンネを殺そうとするヒットマン。早撃ちの腕は凄いが通り名通り、視力が悪く、0.3との事。愛用の銃は視力の悪さをカバーする為か散弾銃。名前の由来は「地獄」の捩り。
先回りのテンゴ (One step ahead Tengo)
ジーゴに続いて送り込まれた殺し屋。リンネを待ち伏せるべく彼女の部屋へ侵入し、ミサイルの命を奪った。指令を完全に聞くよりも早く内容や行動を先回りする癖がある。光を嫌い影からの狙撃を得意とする。名前の由来は「天国」の捩り。
ビューティー (Beauty)
絶世の美女だが性格は冷たい。「ポイントX」と呼ばれる場所で「トリヒキ」の相手と待ち合わせをしている。
ダンディー (Dandy)
ビューティーと共に行動している小男。紳士的な態度でビューティーを口説いているが、まったく相手にされていない。

その他[編集]

オッチンドル
苦悩が絶えず、いつも頭をかきむしっている男。妻子の家出に心を痛めている様子。名前の由来は「おっ死んどる」より。
エンマ (Emma)
オッチンドルの妻。少々大人向けの恋愛小説を執筆しているが、夫に反対されているようだ。夫婦喧嘩の最中であり、娘を連れて別居中。名前の由来は「閻魔」より。
エイミン (Eimin)
オッチンドルとエンマの娘。風邪をひき、39度の熱を出して寝ている。パパと話したがっているが、ママが許してくれない。名前の由来は「永眠」より。
管理人
ゴミ捨て場を管理している老人。頭に青いハトの「ドバト」を乗せている。
コック
チキン専門のレストラン「キッチンチキン」でコックを務めている中年。陽気な声で歌う。店員のメメリがお気に入り。
メメリ (Memry)
「キッチンチキン」で働いている女性店員。ローラスケートを用い、スピーディーにウェイトレス作業をこなす。名前の由来は「メメント・モリ」の捩り。
アルバイト歴は2日と、意外に浅い。バーテンダーに恋焦がれている様子だが、そこまでゾッコンではないようだ。
バーテン
「キッチンチキン」のバーテンダー
ダビラ (Dabira)
公園に住むホームレスの男。髪の毛は茶髪のアフロでボロボロの服装を着用し、常に裸足でいる。公園の宅地化に反対し、ビラを配っている。公園には「神のイシ」が宿っていると主張。正義感の強い男だが、かなりの変人で夢中になると周囲が見えなくなる性格をしている。名前の由来は「荼毘」の捩り。
アルマ (Alma)
ジョードの妻。5年前ある事件で亡くなりました。名前の由来はスペイン語で「魂」より。

用語[編集]

死者のチカラ
特別な死者の魂が行使できる様々な能力のこと。個人差がある。また、時間がたつにつれてその能力に変化が起こる場合があるらしい。
コア
「死者のチカラ」を持つ者が「トリツク」ことのできる、物体の核。タマシイのある死体と、死の記憶が残っている者にも「コア」が発生し、レンケツすることで会話をすることができる。死者の世界には言語の概念が存在しないため、人外の者、外国人と会話することも可能である。
トリツク
使用可能者:チカラの所在者全員
「死者のチカラ」の一つ。物体に憑依することができる。しかし全ての物体に宿れるという訳ではなく、コアのある物でないと乗り移れない。更に、一定距離以上のコアにはトリツク事が出来ないという欠点もある。コアが近くに連なっていれば渡り歩く事で移動距離その物は伸ばせる。
アヤツル
使用可能者:シセル、クネリ
「死者のチカラ」の一つ。トリツいた物体を用途に合わせて動かすことができる。シセルの場合、重く大きいものは動かせないことが多い。壊れた「モノ」であっても壊れていなかった時の様に動かせるものの、シセルは死体をアヤツル事までは出来ない。
トリカエ(ル)
「死者のチカラ」の一つ。コア同士を繋ぐことにより、同じ形をしたモノの位置を入れ替えることができる。形が同じであれば、大きさや重量は無関係である。だが、トリカエても自分の位置は変わらないという欠点もある。
レンケツ
使用可能者:チカラの所在者全員
「死者のチカラ」の一つ。(生死問わず)タマシイが宿っているコア同士、「トリカエ」を使える者なら同じ形の物体のコア同士を連結する事が出来る。ただし、「レンケツ」が出来る場合、そのコアに直接移ることは出来ないのが欠点。又、死者に生まれる青いコアにレンケツすることで、ハナス⇒「過去にモドル」事ができる。
過去にモドル
使用可能者:シセル
「死者のチカラ」の一つ。亡がらにトリツク事で発動、その者の死から4分前にタイムスリップすることができる。その者の死の経緯を確認でき、その経緯を頼りに死を未然に防ぎ状況を逆転させる事で、現在を更新することも可能である。運命が更新されても死んだ本人、運命を変えた者の記憶は残る。使用する際、チカラのあるないを問わず、近くのタマシイも一緒にモドル事が出来る。
デンワ線
使用可能者:シセル
「死者のチカラ」の一つ。電話に「トリツク」「アヤツル」ことで、自分の知っている電話番号の電話へ移動できる。水没した場合など、電話線が外に繋がっていない場合は移動できない。内線の場合は内線同士の移動はできるが外には出られず、外線に繋がっている電話に移動する必要がある。過去の世界でも移動は可能だが、通話中、かつ通話相手の電話にしか移る事が出来ないと言う制限がある。

スタッフ[編集]

その他[編集]

逆転裁判シリーズに登場する様々な衣装や小道具等を連想させるものが随所に散りばめられていたり、会話内にも同シリーズをプレイした事のある人には分かるネタが仕込まれている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Ghost Trick: Phantom Detective Release Date and Box Art Revealed”. Capcom-Unity (2010年10月28日). 2014年6月18日閲覧。
  2. ^ ゴースト トリック for iPhone”. CAPCOM Co., LTD.. 2014年6月18日閲覧。
  3. ^ Ghost Trick: Phantom Detective - iPhone - IGN”. IGN Entertainment, Inc.. 2014年6月18日閲覧。