クートフーミ

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クートフーミ(Kuthumi)とは、神智学の教義で「古代の知恵の大師」(Masters of the Ancient Wisdom)、Ascended Master TeachingsではアセンデッドマスターAscended Master)の一人とされる。彼は第二光線を司ると見なされている(「第二光線」についてはSeven Raysを参照)[1] 。彼の名はKoot HoomiやMaster K.H.とも表記され、マハートマー(「偉大なる魂」の意味[2])としても知られる。神智学の教えるところによれば、クートフーミは人類の高レベルな意識への進化を監督するスピリチュアル・ハイアラーキー(Spiritual Hierarchy)のメンバーである。

日本語では「クツミ」「クスミ」とも表記する。

地球での活動[編集]

ブラヴァツキー夫人はクートフーミとモリヤ神智学の教えのため彼女と協力し、彼女は『ヴェールを剥がれたイシス』(Isis Unveiled)、『シークレット・ドクトリン』(The Secret Doctrine)を書いたのだと述べた。アルフレッド・パーシー・シネットAlfred Percy Sinnett)やアラン・オクタビアン・ヒュームAllan Octavian Hume)その他の人々により、クートフーミが口述したとする文書が書かれた。これらの手紙のいくつかはシネットの数冊の著作の元になり、クートフーミとモリヤからシネットへの手紙を編集した本『マハートマー書簡』(Mahatma Letters)のメインパートを成している。

アリス・ベイリーAlice Bailey)はクートフーミと会った事があると書いている。彼女によればそれは1895年6月30日のことであり、ヨーロッパ風の服を着て、ヨーロッパ人ではない民族の、ターバンを巻いた男が現われた[3][4]

神智学の新しい説の教えでは、クートフーミは「知恵の第二光線」のマスターとみなされる。Ascended Master Teachingsという団体では地球での職務においてマイトレーヤのあとを継いだため、1956年1月1日からイエスに加え、彼を「世界の教師」とみなすようになった[5]

化身[編集]

神智学信奉者の間では、クートフーミはかつてピタゴラスとして肉体をもったと信じられている[6]。加えて"I AM" Activity思想、The Bridge to FreedomThe Summit Lighthouseでも以下の名のある人物として出現したとされる[7]

懐疑的視点[編集]

K・ポール・ジョンソン(en:K. Paul Johnson)は、ブラヴァツキー夫人の言う「マスターたち」は、彼女の師だった人々が理想化されたものだと主張する。ジョンソンは、「クートフーミ大師」は実際には、インド独立運動とシク教革新をすすめた組織 Singh Saba のメンバー、Thakar Singh Sandhanwalia であると断言した[8]

参照[編集]

  1. ^ Bailey, Alice A, A Treatise on Cosmic Fire (Section Three - Division A - Certain Basic Statements), 1932, Lucis Trust. 1925, p 1237
  2. ^ なお、マハトマ・ガンジーの敬称「マハトマ」は、神智学協会二代目会長のアニー・ベザントが命名としたという説もある。
  3. ^ Keller, Rosemary Skinner; Rosemary Radford Ruether, Marie Cantlon (2006). Encyclopedia of Women And Religion in North America. Indiana University Press. pp. 763. ISBN 0253346886. 
  4. ^ Hammer, Olav (2004). Claiming Knowledge: Strategies of Epistemology from Theosophy to the New Age. BRILL. pp. 65. ISBN 900413638X. 
  5. ^ Luk, A.D.K.. Law of Life - Book II. Pueblo, Colorado: A.D.K. Luk Publications 1989, Collection of what are believed by The I AM Activity and The Bridge to Freedom to be the past embodiments of Ascended Masters
  6. ^ Leadbeater, C.W. The Masters and the Path Adyar, Madras, India: 1925--Theosophical Publishing House--Page 237
  7. ^ Schroeder, Werner Ascended Masters and Their Retreats Ascended Master Teaching Foundation 2004, Reference text of what are believed by The I AM Activity and The Bridge to Freedom to be the past embodiments of Ascended Masters
  8. ^ Johnson, Paul K. Initiates of Theosophical Masters Albany, New York:1995 State University of New York Press Page 49

参考文献[編集]

  • Barker, A. Trevor. The Mahatma Letters to A.P. Sinnett
  • Leadbeater, C.W. The Masters and the Path Adyar, Madras, India: 1925--Theosophical Publishing House
  • Prophet, Mark L. and Elizabeth Clare Lords of the Seven Rays Livingston, Montana, U.S.A.:1986 - Summit University Press

外部リンク[編集]