カイディパン語

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カイディパン語
話される国 インドネシアの旗 インドネシア
地域 北スラウェシ州
話者数 26,600(2000年統計)[1]
言語系統
オーストロネシア語族
言語コード
ISO 639-3 kzp
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カイディパン語(カイディパンご、Kaidipang)は、インドネシア北スラウェシ州で使用される、オーストロネシア語族マレー・ポリネシア語派フィリピン語群に属する言語である。

主に少数民族であるカイディパン族によって話されているが、特に若者においてはインドネシア語を話す者が増加しており[1]、話者は減少傾向にある。カイディパン族は北スラウェシ州ボラアン・モゴンドウ県(Bolaang Mongondow)の郊外、東は北スラウェシ州、西はゴロンタロ州、北はスラウェシ海、南はトミニ湾に面している地域に住む。カイディパン族は過去自ら王国を建国し、1910年には隣接するボラン・イタン(Bolang Itang)王国と合併し拡大した。その後、独立を達成したばかりのインドネシア共和国1950年に合併した[2]

方言[編集]

  • Bolaang Itang(Bolang-Hitam, Bolang-Itam):話者約17,700人
  • Kaidipang(Kaidipan, Kodipang):話者約8,900人

脚注[編集]