選り抜き記事
抗生物質は、微生物が産生する、他の微生物や細胞に作用してその発育などを抑制する作用を持つ物質のことである。これまでに200種類以上の抗生物質が細菌感染症の治療と予防に広く使用されている。細菌に対して作用する抗菌薬として使用されるのみならず、真菌や寄生虫、腫瘍に対して用いられることもある。
抗生物質は古来より使用されてきた。複数の文明がカビなどを感染症の治療に使用しており、古代エジプト、ヌビア、ギリシャなどでその記録が残されている。20世紀の初頭にポール・エーリッヒらが合成抗菌薬を開発したことで選択毒性に基づく感染症の化学療法という概念がもたらされる。そして、1928年にはアレクサンダー・フレミングが世界初の抗生物質であるペニシリンを発見、ハワード・フローリーとエルンスト・ボリス・チェーンの研究により大量生産が可能になったことで普及が進んだ……
- しし座は、現代の88星座の1つで、プトレマイオスの48星座の1つ。黄道十二星座の1つで、ライオンをモチーフとしている。天の赤道に近い位置にあり、地球上のどこからでも観望可能である。α星レグルスは、全天に21個あるとされる1等星の1つで、その中では最も暗い……
- 法隆寺再建非再建論争は、法隆寺が再建されたものか、そうでないかについての論争である。法隆寺は推古天皇15年(607年)に建立されたと伝えられる寺院であるが、『日本書紀』には天智天皇9年(670年)に法隆寺が火災により焼失したという記述があり……
- かんむり座は、現代の88星座の1つで、プトレマイオスの48星座の1つ。主要な星が半円の弧を描く北天の小さな星座で、冠をモチーフとしている。紀元前5世紀以前から、酒神ディオニューソスやクレータの王女アリアドネーにまつわる冠が星座となったとする言い伝えが存在する、古い歴史を持つ星座である……