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長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般県道
長野県道441号標識
長野県道441号
穂高松本塩尻自転車道線
あづみ野やまびこ自転車道
路線延長 26.7km(計画延長40.6km)
起点 安曇野市穂高北穂高
主な
経由都市
安曇野市、松本市塩尻市
終点 塩尻市本山宿
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

長野県道441号穂高松本塩尻自転車道線(ながのけんどう441ごう ほたかまつもとしおじりじてんしゃどうせん)は、長野県安曇野市穂高の烏川の付近を起点とし、松本市を経由して塩尻市本山宿を終点とする自転車道。通称「あづみ野やまびこ大規模自転車道(あづみ野やまびこ自転車道)」。

拾ヶ堰に並行する県道441号、安曇野市。

概要[編集]

安曇野市から松本市北部にかけては烏川と巨大用水路である拾ヶ堰(じっかせぎ)に沿って走る。また、国道147号高家バイパスが並行して建設されている。松本市から塩尻市にかけては奈良井川に沿う。

安曇野市区間はほぼ整備されているが、松本市区間は安曇野市境から神戸橋の間はほとんど整備されておらず、塩尻市においても松本市境から郷原橋までの2kmほどしか開通しておらず、郷原橋以南の整備さえなされていない。 安曇野市の区間は拾ヶ堰の管理道路の一部を利用する形態になっているが、松本市の奈良井川沿いには車道として使われている堤防道路があり、堤防道路の外側へ建設をするため、用地買収に多大な時間と予算を費やして工事が進まなかったとされており平成14年以降は延伸工事がなされていない。塩尻市内では郷原橋で道が止まって終点の本山宿まで至っていない。一部、予定線上に家やがある場所は地主との交渉が成立せず、家々を避けるように建設されていたりする場所も少なくない。こうした経緯から拾ヶ堰を渡る箇所が複数存在する。他の道路との交差は平面となっている。逆に立体交差は少ない。自転車道と並行する管理道路は捨ヶ堰の下流(終点)で車では転換が面倒な形で途切れている。 2022年現在も未整備の開通がなされていないため県建設事務所は迂回を推奨している。 一部区間において安曇野市独自のサイクリングコースと重複している。

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

路線状況[編集]

  • 安曇野市区間

安曇野市穂高を流れる穂高川烏川が合流する国道147号の穂高橋付近に起点がある。 ここから烏川と並行しはじめるが、すぐある国道147号の下をくぐりぬけ、南側のわさび田を見下ろしながら進む。JR東日本の大糸線の下をくぐると急勾配があり登り切るとすぐ下り坂となるがすぐ上り坂となる。烏川沿いをしばらく走ると穂高自動車学校に差し掛かると烏川と分かれ拾ヶ堰沿いを並行、拾ヶ堰の管理道路とも並行しはじめる。西原橋で拾ヶ堰の対岸に渡り左岸を通る。中道橋で途切れるが橋を渡ってすぐ自転車道がはじまる。田中中央橋付近で途切れるが田中中央橋と田中南橋の合体橋により拾ヶ堰の上を通る。田中南橋を過ぎると自転車道のみ拾ヶ堰の上を数メートル通り管理道路の右側から左側へ移る。神原橋で対岸に渡り境橋で再び対岸に渡る。下堀公園前を通過し下堀橋付近で拾ヶ堰を離れ大規模農免道路と並行し堀金交差点にて途切れる。 以降は案内板の指示に従って走行となる。道の駅ほりがねの里を通り堀金中央公園東側から再び自転車道がはじまりこの公園を回り込むように通っていくが突き当たりで途切れ、南に少し走ると進行方向右側から再開する。この付近から再び拾ヶ堰と並行し堀金小学校付近通過、上堀橋付近をアンダーパスで大規模農免道をくぐり安曇野放水路と万水川の変わり目で拾ヶ堰が渡る付近の木製橋を渡って少し走ると中村橋で途切れ、その後は拾ヶ堰沿いを東へ、十字路で対岸に渡り中堀公民館の裏から再び自転車道がはじまる。 その途中に拾ヶ堰挟む対岸にじてんしゃひろば休憩場所があり、そこは桜の木や芝桜などが植えられており観光シーズンにはある程度の観光客が訪れる。 勘左衛門堰のサイフォンの横を通り過ぎると再び大糸線の下をくぐったあと拾ヶ堰を渡り対岸へ渡り長野県道316号(元国道147号線)をアンダーパスでくぐったあと再び拾ヶ堰の対岸へ渡り下鳥羽じてんしゃ芝生広場を通過し安曇野市道(元県道316号)をアンダーパスでくぐったあと豊科南部総合公園の横を通り、その途中に詩のある広場休憩所がある。しばらくいくと国道147号(高家バイパス)と並行し長野自動車道をくぐり梓川サービスエリア(上り線)、あづみ野産業団地を通過する。拾ヶ堰から離れ突き当たりで国道147号の下を潜り突き当たりから再び拾ヶ堰と並行する。拾ヶ堰サイフォンの出口前の橋を渡ると拾ヶ堰から離れる。このあたりは松本市との境界線が左岸地域へ入り組んでいるためカーブを曲がると松本市に入る。

  • 松本市区間

あづみ野橋で梓川を渡るとラーラ松本を通り過ぎてサイフォンの入口付近から拾ヶ堰と国道147号に挟まれて並行するが平瀬川西付近で国道147号に突き当たって途切れる。 ここより約5kmの未整備区間を経た両島橋付近から再び自転車道がはじまり奈良井川沿いに走るが、月見橋の北で途切れて月見橋西交差点で再開するも島立橋付近で途切れ、鎖川橋で再開したのち下二子橋の南で途切れる。二子橋の南で再開し奈良井川沿いをしばらく走ると神戸橋付近で自転車道は途切れる。 松本市の未整備区間では並行道路などを迂回路として使用することになるが、特に下二子橋から二子橋まで対岸を迂回するようになっている。交通量の多い県道48号と交差する笹賀橋付近では立体交差になっておらず上二子交差点へ迂回するようになっている。

  • 塩尻市区間

松本市との境から奈良井川沿いに約2kmほど進んだところにある郷原橋で途切れ、 これ以降は本山宿まで未整備であり、2024年現時点でも郷原橋付近が事実上の終点である。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]