野沢グランドホテル
野沢グランドホテル NOZAWA GRAND HOTEL | |
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ホテル概要 | |
正式名称 | 野沢グランドホテル |
ホテルチェーン | 長野電鉄ホテルチェーン |
運営 | 株式会社長電ホテルズ |
前身 | 野沢温泉観光ホテル |
階数 | 1 - 4階 |
レストラン数 | 1軒 |
部屋数 | 29室 |
開業 | 1950年(昭和25年)9月 |
最寄駅 | JR飯山線 戸狩野沢温泉駅 |
最寄IC | 上信越自動車道 豊田飯山IC |
所在地 |
〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8888 |
位置 | 北緯36度55分31.5秒 東経138度26分41.9秒 / 北緯36.925417度 東経138.444972度座標: 北緯36度55分31.5秒 東経138度26分41.9秒 / 北緯36.925417度 東経138.444972度 |
公式サイト | 公式サイト |
野沢グランドホテル(のざわグランドホテル、 NOZAWA GRAND HOTEL)は、長野県下高井郡野沢温泉村の野沢温泉にある観光ホテル。長野電鉄子会社の長電ホテルズが運営する。
概要
[編集]野沢温泉の温泉街の最奥部、13の外湯のうち「真湯」の前に立地する、野沢温泉でも有数規模のホテルである。スキー大会などの折に皇族も幾度か宿泊している。館内には展望露天風呂・貸切露天風呂・展望大浴場のほか、露天風呂付客室があり、「天下の名湯」真湯源泉・麻釜源泉から引湯している。
1950年(昭和25年)の開館時からある長野県下初の甲種公認50mプール[1]と、その4年後に設置された飛び込みプールが有名で、飛込競技の馬淵良選手(長野電鉄)はこのプールで練習し、メルボルン五輪・ローマ五輪に出場を果たした[2]。しかし、1994年(平成6年)の改装時にプールの規模は半分に縮小され、飛び込みプールも撤去されている。
国内屈指の規模である野沢温泉スキー場の真湯ペアリフトに近く、冬場はスキー客で賑わう。夏はプール更衣室として使われる建物が冬にはスキーロッカーとなり、スキーのレンタルも行なわれる。
沿革
[編集]- 1950年(昭和25年)
- 1954年(昭和29年)8月8日 - 飛び込みプール(10m)を新設
- 1957年(昭和32年)
- 1977年(昭和52年)12月9日 - 全面改築。野沢グランドホテルに改称
- 1979年(昭和54年)3月23日 - 政府登録国際観光旅館に認定
- 1994年(平成6年)7月20日 - 3・4階を改装。50mプールを20mに縮小
- 2007年(平成19年)9月 - 1・2階を改装。展望露天風呂を新設
- 2017年(平成29年)7月3日 - ホテルの運営が、株式会社長電ホテルズに移管される[3]
施設
[編集]- 客室
- 標準A(10帖和室) - 15室
- 露天風呂付B(6帖和室+ツインローベッド+麻釜源泉露天風呂) - 7室
- 露天風呂付C(10帖和室+ツインベッド+麻釜源泉露天風呂) - 1室
- 特別室D(12.5帖和室+洋室ツイン) - 1室
- ツインルームE(洋室) - 2室
- ツインルームF(洋室ツインローベッド) - 3室
- 浴場
- 展望露天風呂(男女別) - 真湯源泉
- 展望大浴場(男女別) - 麻釜源泉
- 貸切露天風呂「百番観音夫婦風呂」(冬季閉鎖) - 麻釜源泉
- 20mレジャープール(夏季のみ営業)
- プール更衣室 / スキーロッカー
- 宴会場(56帖)
- ダイニング
- 売店
- メディアコーナー
アクセス
[編集]- JR北陸新幹線・飯山線飯山駅から、のざわ温泉交通 野沢温泉ライナーで25分。終点「野沢温泉」下車、徒歩5分
- 同駅から、長電バス 野沢線で40分。終点「野沢グランドホテル」下車
- 上信越自動車道 豊田飯山ICから車で30分
- 関越自動車道 塩沢石打ICから車で70分
鉄道延伸構想
[編集]戦前からあった長野電鉄木島線(2002年廃線)の野沢温泉延伸構想は、ホテル開館とともに再び盛り上がり、1952年(昭和27年)には木島 - 関沢間の鉄道敷設免許も交付された。しかしながら、木島村・瑞穂村(現 飯山市木島・瑞穂)での一部地権者の反対や、豪雪地帯での運行に対する社内の反対もあり[2]、結局鉄路が野沢温泉に至ることはなかった。
昭和期には長野駅 - 木島駅間で特急「のざわ」が運行され、木島駅でバスに乗り継ぎ野沢温泉に至るルートが賑わいを見せた。木島線が廃線となり高速道路も整備されると、長電バスによる長野駅東口 - 野沢グランドホテル間の急行バスが運行されるようになった。2015年3月14日の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間開業後は、飯山駅からバスを利用するルートが中心になっている。
周辺の観光地
[編集]- 野沢温泉の外湯(ホテルから500m圏内のものを近い順に挙げる)
- 真湯
- 上寺湯
- 熊の手洗湯
- 麻釜の湯
- 河原湯
- 大湯
- 横落の湯
- 天然記念物「麻釜」
- 野沢温泉スキー場
- 日本スキー博物館
- 薬王山健命寺
- おぼろ月夜の館・斑山文庫
- つつじ山公園
- 北竜湖
- 菜の花公園
- 阿弥陀堂
-
天然記念物「麻釜」
-
野沢温泉 大湯
-
野沢温泉スキー場
-
北竜湖[4]
脚注
[編集]- ^ 『長野電鉄80年のあゆみ』pp.65
- ^ a b 『長野電鉄80年のあゆみ』pp.66
- ^ 「ながでんグループ内の組織再編」に関するお知らせ - 長野電鉄
- ^ 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1976年度撮影)。
関連項目
[編集]- 長野電鉄ホテルチェーン