健命寺
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健命寺 | |
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所在地 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9320 |
位置 | 北緯36度55分26.3秒 東経138度27分00.1秒 / 北緯36.923972度 東経138.450028度座標: 北緯36度55分26.3秒 東経138度27分00.1秒 / 北緯36.923972度 東経138.450028度 |
山号 | 薬王山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 木造釈迦如来座像 |
創建年 | 永禄11年(1568年) |
法人番号 | 5100005005145 |
健命寺(けんめいじ)は長野県下高井郡野沢温泉村に存在する曹洞宗の寺院。山号は薬王山。
歴史
[編集]永禄11年(1568年)に草創され、薬師如来が十二神将像と合祀され前立本尊となった。天正12年(1584年)に上杉氏の家臣市河氏(市河新六郎信房)が寺領を寄進し、越後国魚沼郡雲洞院の南室正舜を開山として中興された。当時の山号は傑湯山といい、文禄2年(1593年)に古寺(現在の村役場付近)から現在地に移設された。寛文9年(1669年)には寺領7石で境内は東西約30間、南北約25間であった。宝永3年(1706年)に、薬師如来を千仏堂へ移し、本尊の釈迦如来の他、文殊菩薩、普賢菩薩の3尊像を安置した。焼失していた堂宇も享保2年(1717年)に再興された。
野沢菜発祥の寺として知られ、8世住職の晃天園瑞が京都に遊学した際、大坂天王寺で栽培されている天王寺蕪の種子を持ち帰り、その子孫が野沢菜となったとの言い伝えが広く知られていたが、種子表皮細胞ほかに対する遺伝的研究[1]から、これは否定されている。
境内
[編集]- 本堂
- 仁王門
- 山門
- 鐘楼
- 庫裡
- 経蔵
- 薬師堂
- 野沢菜発祥の地の碑
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健命寺の山門
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野沢菜発祥の地の碑
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健命寺隣の湯澤神社
参照
[編集]- ^ 青葉高「本邦そ菜在来品種の地理的分布と分類に関する研究」園芸学会雑誌32号4巻(1964年)