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第14独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
第14独立機械化旅団
創設 2014年12月1日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務 機甲戦
所在地 ヴォルィーニ州ヴォロディームィル
愛称 ロマン・ムスティスラーヴィチ
上級単位 西部作戦管区
戦歴 ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 オレクサンドル・オクリメンコ大佐
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第14独立機械化旅団（だい14どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 14-та окрема механізована бригада）は、ウクライナ陸軍の旅団。西部作戦管区隷下。

概要

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ドンバス戦争

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第14独立機械化旅団
→「デバルツェボの戦い」も参照

2014年12月1日、イロヴァイスクの戦いで大損害を受け解隊された第51独立親衛機械化旅団（ウクライナ語版、英語版）隷下のロケット砲大隊、対戦車砲大隊、戦車大隊、工兵大隊、整備大隊、ウクライナ領土防衛大隊（ウクライナ語版、ロシア語版、英語版）の第1ヴォリン領土防衛大隊（第1独立自動車化歩兵大隊に改称）を基幹に、ヴォルィーニ州ヴォロディームィルで創設された[1][2]。

2015年2月、ドンバス戦争に投入され、第1戦車中隊が東部ドネツィク州デバルツェボに配備され、友軍を退却支援した[3]。

2019年10月14日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、名誉称号「ロマン・ムスティスラーヴィチ」を授与された[4]。

ロシアのウクライナ侵攻

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北部・キーウ戦線

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→「マカリウの戦い」も参照

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、侵攻初日にベラルーシと国境を接する北部ジトーミル州オーヴルチ地区に配備され、行軍中にロシア軍と遭遇戦となった。3月上旬には北部キーウ州ブチャ地区に再配置され、第95独立空中強襲旅団と合同で攻勢を開始し、マカリウを解放した[5][6][7]。

南部・ムィコラーイウ戦線

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→「ムィコラーイウの戦い」も参照

2022年3月、南部ムィコラーイウ州ムィコラーイウ地区に再配置され、ロシア軍をムィコラーイウで撃退した[7]。

東部・バフムート戦線

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→「バフムートの戦い」および「ソレダルの戦い」も参照

2022年5月中旬、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、8月までバフムート、ソレダルを防御した。団員はバフムート戦線が最も困難だったと述べ、オレクサンドル・オクリメンコ旅団長も「ロシア軍に大損害を与えたが攻勢が強くて、1週間まともに眠れなかった」と述べた[8][9]。

北東部・ハルキウ戦線

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→「2022年ウクライナの東部反攻」も参照

2022年9月上旬、北東部ハルキウ州ハルキウ地区で攻勢を開始し、9月中旬には第6中隊がロシアと国境を接するテルノヴァを解放して同州の大部分を解放した[10][11]。以後もハルキウ州に駐留した[12]。

2023年5月5日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[13]。

北東部・クプヤンシク戦線

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→「スヴァトヴェの戦い」も参照

2023年9月下旬、北東部ハルキウ州クプヤンシク地区に再配置され、ロシア軍の攻勢を防御している[14][15]。

編制

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  • 旅団司令部（ヴォロディームィル）
  • 第1機械化大隊
  • 第2機械化大隊
  • 第3機械化大隊
  • 戦車大隊
  • 第1独立自動車化歩兵大隊
  • 旅団砲兵群
    • 指揮情報中隊
    • 第1自走砲大隊
    • 第2自走砲大隊
    • ロケット砲大隊
    • 対戦車砲大隊
  • 防空大隊
  • 工兵大隊
  • 整備大隊
  • 補給大隊
  • 偵察中隊
  • 狙撃中隊
  • 電子戦中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • 化学防護中隊
  • 衛生中隊

ギャラリー

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出典

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  1. ^ 第14旅団は、以前の第51旅団よりも数がさらに多くなります。 ヴォリン・ニュース
  2. ^ 第14機械化旅団はバタリオン「ヴォリン」を「受け取る」 ヴォリン・ニュース
  3. ^ Дебальцівський плацдарм. Невідомі подробиці операції та переговорів у Мінську ウクラインスカヤ・プラウダ
  4. ^ 大統領は第14代OMBrにローマ大王の名前を割り当てました ヴォロディームィル公式サイト
  5. ^ “Ukraine’s Armed Forces regain control of Makariv near Kyiv” (英語). www.ukrinform.net. 2022年3月3日閲覧。
  6. ^ "Заходили в бій просто з маршу": речниці волинської 14 ОМБР розповіли про роботу бригади ススピーリネ
  7. ^ a b 15-хвилинний полон, дивовижний порятунок і втрата квартири в Бахмуті – бойові історії Бандери й Міністра з 14-ї бригади ノヴィナルニア
  8. ^ "Найважче було біля Бахмута": 23-річний воїн волинської бригади розповів про участь в боях у п'яти регіонах України ススピーリネ
  9. ^ “Війна закінчиться найближчим часом. Крим сам до нас попроситься”. Бої і прогнози на два роки командира 14 омбр Олександра Охріменка ノヴィナルニア
  10. ^ ウクライナ軍、北東部ハルキウ州で30超の集落を掌握 ゼレンスキー氏 CNN
  11. ^ ウクライナ大統領府長官、ロシアとの国境付近自治体へのウクライナ軍到着を報告 ウクルインフォルム
  12. ^ ロシア軍から鹵獲の戦車を修理 秘密の整備工場 ウクライナ AFPBB News
  13. ^ ウクライナ大統領令 No. 265/2023 ウクライナ大統領府
  14. ^ "Це була битва за кожен метр": боєць волинської бригади розповів про бої на куп'янському напрямку ススピーリネ
  15. ^ ウクライナ大統領、北東部の前線付近を視察 CNN

外部リンク

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