第100独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

第100独立機械化旅団（だい100どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 100-та окрема механізована бригада）は、ウクライナ陸軍の旅団。西部作戦管区隷下。

概要[編集]

2018年6月27日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、第100独立領土防衛旅団として西部ヴォルィーニ州の主要都市6個領土防衛大隊を基幹に創設された。

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、ベラルーシと国境を接する西部ヴォルィーニ州の主要都市に配備された^[2]。2023年3月からは東部ドネツィク州バフムート、リマン、北東部ハルキウ州クプヤンシクを防御した^[3]。

2023年7月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、第67独立機械化旅団と合同でクレミンナを防御している^[4]。団員は西部から東部への派兵となり、近郊の都市でアパートを借りて、2勤2休のローテーションで前線任務に就いている^[5]。

2023年7月28日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された^[6]。ウクライナ領土防衛隊では初受賞の部隊となった。

2024年3月、ウクライナ陸軍に編入し、機械化に伴い、第100独立機械化旅団に改編された。ウクライナ領土防衛隊の旅団からウクライナ軍の機械化旅団に改編された最初の部隊となった^[7]。