第110独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)

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第110独立領土防衛旅団
創設 2018年7月1日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ領土防衛隊
部隊編制単位 旅団
兵科 軽歩兵
兵種/任務/特性 郷土防衛隊
人員 2,700人[1]
所在地 ザポリージャ州ザポリージャ
上級単位 東部作戦管区
主な戦歴 ロシアのウクライナ侵攻
現司令官 オレクサンドル・イナティエフ大佐
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第110独立領土防衛旅団(だい110どくりつりょうどぼうえいりょだん、ウクライナ語: 110-та окрема бригада територіальної оборони)は、ウクライナ領土防衛隊旅団東部作戦管区隷下。

概要[編集]

ドンバス戦争[編集]

2018年7月1日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、南部ザポリージャ州の主要都市6個領土防衛大隊を基幹に創設された[1]

ロシアのウクライナ侵攻[編集]

南部・ザポリージャ戦線[編集]

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、南部ザポリージャ州メリトポリ地区に配備されたが、不手際で装備が用意されなかったため、メリトポリの防衛には参加できずにメリトポリは陥落した。以後もロシア軍の攻勢でトクマク、ヴァシリウカが陥落し、ザポリージャで撃退したが4月にヴャチェスラフ・ヴラセンコ旅団長が解任された[2]

2022年11月、南部ザポリージャ州ポロヒー地区に再配置され、フリャイポレを防御した[3]。2023年6月上旬には攻勢を開始し、2月に解放を試みたノヴォダリウカを解放した[4]。侵攻当初は装備に悩まされていたが、10月には領土防衛隊ながらロシア軍から鹵獲したT-62M戦車が配備された[5]

編制[編集]

  • 旅団司令部(ザポリージャ
  • 第111独立領土防衛大隊(ベルジャーンシク
  • 第112独立領土防衛大隊(カミアンカ・ドニプロウスカ)
  • 第113独立領土防衛大隊(エネルホダル
  • 第114独立領土防衛大隊(ザポリージャ)
  • 第115独立領土防衛大隊(メリトポリ
  • 第116独立領土防衛大隊(ポロヒー)
  • 火力支援中隊
  • 迫撃砲中隊
  • 後方支援隊

ギャラリー[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]