第111独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第111独立領土防衛旅団
創設 2018年6月26日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ領土防衛隊
部隊編制単位 旅団
兵科 軽歩兵
兵種/任務/特性 郷土防衛隊
所在地 ルハーンシク州セヴェロドネツィク
上級単位 東部作戦管区
主な戦歴 ロシアのウクライナ侵攻
現司令官 ヴャチェスラフ・スカノフ大佐
テンプレートを表示

第111独立領土防衛旅団(だい111どくりつりょうどぼうえいりょだん、ウクライナ語: 111-та окрема бригада територіальної оборони)は、ウクライナ領土防衛隊旅団東部作戦管区隷下。

概要[編集]

ドンバス戦争[編集]

2018年6月26日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、東部ルハーンシク州の主要都市5個領土防衛大隊を基幹に創設された[1]

ロシアのウクライナ侵攻[編集]

東部・セベロドネツク戦線[編集]

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、旅団司令部、大隊本部が23人の職業軍人で維持されていたため、動員兵で充足して再編され、激戦地の東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に配備された[1]。5月上旬にポパスナが陥落して主力部隊の第24独立機械化旅団が撤退するとセベロドネツク守備隊は軽歩兵のウクライナ国家親衛隊ウクライナ領土防衛隊が中心となり、火力不足のためスボボダ大隊が連日メディアを通じて重火器供与を訴えた。5月中旬にはルガンスク人民共和国第2軍団の援軍で第5諸兵科連合軍第58諸兵科連合軍第8親衛諸兵科連合軍隷下の第150自動車化狙撃師団が攻勢を開始し、セヴェロドネツィク市外を防御していた第115独立機械化旅団(出典によれば当時は同じ旅団番号の第115独立領土防衛旅団と誤報されていた)隷下の1個中隊が無断撤退してロシア軍がセベロドネツク市内に侵入し、市街戦となり7月上旬まで粘ったがセヴェロドネツィク、リシチャンシクが陥落してロシア軍はルハーンシク州全域を占領した[2][3][4]

東部・バフムート戦線/北ドネツク戦線[編集]

セベロドネツク陥落後は東部ドネツィク州に撤退し、8月下旬までにバフムート地区、クラマトルシク地区を防御した[2]

東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線[編集]

2023年6月、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、ディブロヴァ(クレミンナ・フロマーダ)で防御している[5]

編制[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]