第63独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第63独立機械化旅団
創設 2017年7月23日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務/特性 陸戦
人員 3,000人[1]
所在地 フメリニツキー州スタロコスチャンティノフ
上級単位 西部作戦管区
担当地域 フメリニツキー州
主な戦歴 ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
現司令官 オレクサンドル・マルシュチャク大佐
テンプレートを表示

第63独立機械化旅団(だい63どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 63-тя окрема механізована бригада)は、ウクライナ陸軍旅団西部作戦管区隷下。

概要[編集]

ドンバス戦争[編集]

2017年7月23日、ドンバス戦争の影響に伴い、西部作戦管区隷下の部隊を基幹に、予備軍団予備役)の機械化部隊として創設され、10月からドンバス戦争に投入された[2]

ロシアのウクライナ侵攻[編集]

南部・ヘルソン戦線[編集]

2022年4月から、南部ヘルソン州ベリスラフに配置され、11月にロシア軍ヘルソンから撤退した[3][4][5]。部隊の指揮官は最前線に1か月前に発表されたばかりのロシアの動員兵が投入されていたため、敵部隊の練度が低く投降者が多かったと報告している[6]

東部・バフムート戦線[編集]

2022年12月、東部ドネツィク州バフムートに配備された[7]

東部・クレミンナ戦線[編集]

2023年3月から、東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区クレミンナに配備されているが、7月からロシア軍の攻勢が強まり、1個中隊が壊滅した[8]

東部・アウディーイウカ戦線[編集]

2023年10月中旬、1個機械化大隊が東部ドネツィク州ポクロウシク地区アウディーイウカに配備された[9]

編制[編集]

  • 旅団司令部(スタロコスチャンティノフ)
  • 第105独立機械化大隊
  • 第106独立機械化大隊
  • 第107独立機械化大隊
  • 戦車大隊
  • 旅団砲兵群
    • 指揮情報中隊
    • 第1自走砲大隊
    • 第2自走砲大隊
    • ロケット砲大隊
    • 対戦車砲大隊
  • 対空ミサイル大隊
  • 工兵大隊
  • 整備大隊
  • 補給大隊
  • 偵察中隊
  • 狙撃中隊
  • 電子戦中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • 化学防護中隊
  • 衛生中隊

出典[編集]

外部リンク[編集]