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スヴァトヴェの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スヴァトヴェの戦い
ロシアのウクライナ侵攻
2022 Russian invasion of Ukraine.svg
2022年10月3日 – 現在
(3年6ヶ月1週1日間)
場所ウクライナの旗 ウクライナ
ルハーンシク州スヴァトヴェ
現況 進行中
衝突した勢力
ウクライナの旗 ウクライナ
指揮官
ロシアの旗 ロマン・ベルドニコフ
ロシアの旗 アレクサンドル・ラピン
ロシアの旗 ワレリー・ゲラシモフ
ウクライナの旗 オレクサンドル・シルスキー
ウクライナの旗 ヴァレリー・ザルジニー
部隊

ロシア陸軍

GRU

ウクライナ陸軍

ウクライナ空中機動軍

ウクライナ領土防衛隊

戦力
8,000人以上 10,000人以上
被害者数
ウクライナの主張:
529人死亡、12人負傷
(1個大隊(11月2日のみ))[14]
不明、推定被害は甚大

スヴァトヴェの戦い(スヴァトヴェのたたかい)は、ロシアによるウクライナ侵攻中のウクライナ東部の都市ルハーンシク州スヴァトヴェを巡って進行中のロシア軍ウクライナ軍の軍事衝突である。この戦いは、ウクライナ陸軍ドネツク州要衝リマンを奪還した翌日の2022年10月3日に始まった[15]

背景

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2022年のロシアによるウクライナ侵攻中に、スヴァトヴェは2022年3月6日にロシア軍とルガンスク人民共和国軍の支配下に置かれた。2022年9月上旬のウクライナ軍の大規模反攻後、ロシア軍がスヴァトヴェから退却していると報じられたが、9月14日までにロシア軍は同市に戻ってきていた。プーチンが9月21日に部分動員令を発令した後、新たに採用された徴集兵の一部は、ウクライナの進軍に対抗するために精々僅か2日の訓練後に前線に配置するために送られたと伝えられている。

ルハーンシク州知事のセルヒイ・ハイダイによると、ウクライナの進軍に対抗するためにロシア軍はスヴァトヴェ及びウクライナが奪還を試みている別の都市クレミンナに通じる全ての道路に地雷を仕掛けているといい、10月25日には、ハイダイはロシア軍がスヴァトヴェ近くのクラスナ川の堤防全体にすらも地雷を仕掛けていると指摘した。

戦闘経過

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10月2日にウクライナ軍がリマンを奪還した後(第二次リマンの戦い)、同軍はハルキウ・ルハンシクの州境に向けて前進した。10月3日、ウクライナ軍はボロヴァとその近郊の町シイキフカを奪還した。また、シイキフカのすぐ南の2つの村イジュムスケとドゥルジェリュビフカを奪還した[15]。伝えられるところでは、ウクライナ軍はスヴァトヴェ・クレミンナ高速道路上のチェルボノポピフカに向けても進軍したが、10月5日までに押し戻された[15]

10月4日から5日にかけてウクライナ軍はボロヴァ北のボフスラフカとボリフスカ・アンドリーウカを奪還し[16]、東に向かったウクライナ軍はルハーンシク州の二つの村フレキフカとマキイフカも占領した[17]。10月9日、ウクライナ軍はクルフリャキフカを奪還し、ハルキウ州のオスキル川沿いの全ての集落を事実上支配下に置いた[18]

10月9日から13日にかけてウクライナ軍はルハーンシク州で小さな前進を遂げ、スヴァトヴェ南西にある村のノボリュービフカ、ネフスケ、ノヴォエホリフカ、ナディア、アンドリーウカを奪取した[19]。北部では、ウクライナ軍はクロフマルネを奪還し、ハルキウとルハンシクの州境の一部を確保した[20]

10月24日までに、ウクライナ軍はルハーンシク州のカマジニフカ、ミアソジャリフカ、ネフスケ、ドネツク州のノヴォサドヴェを奪還した[21]。10月29日、ウクライナ軍はスヴァトヴェ・クレミンナ高速道路で射撃統制を確立し、高速道路西の大半の村を支配下に置いた[22]

11月2日夜、ウクライナの情報筋はスヴァトヴェ地区のマキイフカの町近くのロシア軍大隊を壊滅させた。大隊の生存者によると、彼の部隊の兵士570人の内29人が生き延び、12人が負傷し、残りの529人は死亡したという。

伝えられるところでは、11月4日にロシアは反撃したが成功しなかったという[23]

11月中、ロシアの激しい抵抗や泥濘期(ラスプーティツァ)の始まりなどによりウクライナの全体的な攻勢は大幅に減速し、とりわけクピャンスク地域においてはしばしば停滞した。ウクライナ軍はスヴァトヴェ方向のP-7高速道路とP-66高速道路沿いで突破口を開くことはなかったが、報道によると、12月3日までにP-66高速道路南のクレミンナ近くにまで徐々に接触線を押し上げているという[24]

2月4日前後には、ロシア軍による「東部攻勢とされるもの[注釈 1]」が開始されたが、OSINTのJ.like JJがTwitter上にて、ウクライナ軍がチェルボノポピフカに留まっていると報告している[28]

2月27日には、戦争研究所が、ロシア軍はチェルボノポピフカ付近でウクライナ軍を押し出したと報告した[29]

3月7日には、Twitter上にて、Ukrine Weapons Trackerが、チェルボノポピフカ近郊でロシアのT-80BV戦車がウクライナの砲撃により破壊されたと映像付きで報告した[30]。また同日には、OSINTのWarMonitorが、Twitter上にて、ウクライナの第25独立空挺旅団がチェルボノポピフカにてロシア軍の戦車5両を撃破したと報告した[31]

3月8日には、ルハンシク州知事のセルヒー・ハイダイが、ロシア軍がチェルボノポピフカから撤退したと報告した[要出典]

脚注

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  1. 1 2 Russian Offensive Campaign Assessment, April 28, 2024 戦争研究所
  2. Мобилизация: необученных кинули в самое пекло, а они ушли с фронта ラジオ・フリー・ヨーロッパ
  3. Russian Offensive Campaign Assessment, July 9, 2023 戦争研究所
  4. 1 2 На трасі Сватове - Кремінна ЗСУ "наваляли" російським спецпризначенцям スヴァトヴェ市公式サイト
  5. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, DECEMBER 19, 2023 戦争研究所
  6. ミリタリー・ランド X
  7. Recap Deployment Map changes – Week 50 ミリタリー・ランド
  8. Річниця створення 66-ої ОМБр ЗСУ: згадуємо найяскравіші перемоги воїнів ストップコア
  9. 1 2 Сватівський напрямок. Росіяни намагалися кілька разів атакувати Новоєгорівку і зазнали фіаско в боях スヴァトヴェ市公式サイト
  10. 1 2 Recap Deployment Map changes – Week 38 ミリタリー・ランド
  11. 1 2 Що відбувається на лінії Сватове-Кремінна: росіяни зазнають невдачу за невдачею スヴァトヴェ市公式サイト
  12. Recap Deployment Map changes – Week 41 ミリタリー・ランド
  13. DeepState UA Telegram
  14. “Battalion of Russian conscripts destroyed in Luhansk Oblast, hundreds killed”. Ukrayinska Pravda. (2022年11月6日) 2022年12月22日閲覧。
  15. 1 2 3 RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 3”. Institute for the Study of War. 2022年10月3日閲覧。
  16. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 4”. Institute for the Study of War. 2022年10月4日閲覧。
  17. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 5”. Institute for the Study of War. 2022年10月5日閲覧。
  18. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 10”. Institute for the Study of War. 2022年10月14日閲覧。
  19. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 9”. Institute for the Study of War. 2022年10月14日閲覧。
  20. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 13”. Institute for the Study of War. INSTITUTE FOR THE STUDY OF WAR (2022年10月13日). 2022年10月14日閲覧。
  21. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 24”. Institute for the Study of War. 2022年10月31日閲覧。
  22. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, OCTOBER 29”. Institute for the Study of War. 2022年10月31日閲覧。
  23. Russian Offensive Campaign Assessment, November 4”. Critical Threats. 2022年11月7日閲覧。
  24. Russian Offensive Campaign Assessment, December 3”. ISW. 2022年12月3日閲覧。
  25. ロシア軍、東部ドンバス地方で攻勢強める…州知事「絶え間ない攻撃を受けている」 (2023年2月10日). 2023年3月16日閲覧。
  26. *** *****!「ロシアの東部攻勢、思ったより勢いがない気もしてきたが、①これは威力偵察でありこれから本丸が来る、②これは陽動であり他の正面で大攻勢を計画している、③本当にこれが限界、のどれだろうぬ(さすがに③ではないと思う)
  27. *** *****!「まさかそうではないだろう、と思う反面、もう半月も大攻勢やっていて、予備兵力があるならいい加減投入しているだろうという気もやはり強くする
  28. J.like JJ「8/ True that Ru have gained some grounds and still attacking like in the direction of #Nevske, but not "close" enough to close the deal. Also #AFU still on the West part of #Chervonopopivka cross fingers there too.. or again, it won't be good for entre line of defense there..
  29. RUSSIAN OFFENSIVE CAMPAIGN ASSESSMENT, FEBRUARY 27, 2023”. ISW (2023年2月27日). 2023年1月16日閲覧。
  30. Ukrine Weapons Tracker「#Ukraine: A Russian T-80BV tank was destroyed by Ukrainian fire in the vicinity of Chervonopopivka, #Luhansk Oblast.
  31. WarMonitor「25th air assault Brigade hit and destroyed 5 main battle tanks of Russian forces near Chervonopopivka

注釈

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  1. ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問は2月9日に「既にロシア軍は攻勢を始めている」と述べている[25]ものの、3月16日現在でもロシア軍はめぼしい戦果をあげておらず、小泉悠は自身のTwitterにて「①これは威力偵察でありこれから本丸が来る、②これは陽動であり他の正面で大攻勢を計画している、③本当にこれが限界[26](2月14日)」、「もう半月も大攻勢やっていて、予備兵力があるならいい加減投入しているだろうという気もやはり強くする[27](3月7日)」と指摘しており、攻勢と呼べるほどの占領地拡大はできていない。

出典

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