第22独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

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第22独立機械化旅団
創設 1941年7月18日
再編成 2023年2月18日
所属政体 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
 ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務/特性 機甲戦
人員 2,000人[1]
所在地 チェルニウツィー州チェルニウツィー
愛称 ポルタヴァ
ブコヴィナ
上級単位 西部作戦管区
主な戦歴 第二次世界大戦
ハンガリー動乱
ロシアのウクライナ侵攻
現司令官 ドミトロ・ザヴァツキー大佐
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第22独立機械化旅団(だい22どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 22-га окрема механізована бригада)は、ウクライナ陸軍旅団西部作戦管区隷下。

概要[編集]

第二次世界大戦[編集]

1941年7月18日、第二次世界大戦の影響に伴い、赤軍第293狙撃師団としてウクライナ・ソビエト社会主義共和国で創設された[2]

1941年8月、独ソ戦に投入され、団員が10,911人から1,000人未満となる大損害を受けて壊滅したが、枢軸国に勝利し、赤旗勲章、名誉称号「親衛隊」、「ポルタヴァ」を授与され、第66親衛狙撃師団に改称された[2][3]

冷戦[編集]

1956年10月、ハンガリー動乱に投入された。

1957年6月、機械化に伴い、第66親衛自動車化狙撃師団に改編された[4]

1960年9月、訓練部隊化に伴い、第66親衛訓練自動車化狙撃師団に改編された[4]

1987年9月、部隊解隊に伴い、第110親衛訓練センターに改編された[4]

ウクライナ陸軍[編集]

第22独立機械化旅団

1992年1月1日、ソビエト連邦の崩壊ウクライナの独立に伴い、創設されたウクライナ陸軍に編入し、第38軍団隷下の第66機械化師団に改編された[4]

1999年10月26日、レオニード・クチマ大統領から、名誉称号「ブコヴィナ」を授与された。

2000年10月、部隊縮小に伴い、第22独立機械化旅団に改編されて2003年に軍縮で解隊された[5]

ロシアのウクライナ侵攻[編集]

第22独立機械化旅団

2023年2月18日、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、2023年ウクライナの反転攻勢用の戦力12個旅団の1個として20年ぶりに再編された[6]

東部・バフムート戦線[編集]

2023年7月上旬、東部ドネツィク州バフムート地区に配備され、クリシチウカで攻勢を開始した[7]

編制[編集]

  • 旅団司令部(チェルニウツィー
  • 第1機械化大隊
  • 第2機械化大隊
  • 第3機械化大隊
  • 戦車大隊
  • 旅団砲兵群
    • 本部中隊
    • 第1自走砲大隊
    • 第2自走砲大隊
    • ロケット砲大隊
    • 対戦車砲大隊
  • 防空大隊
  • 工兵大隊
  • 整備大隊
  • 兵站大隊
  • 偵察中隊
  • 狙撃中隊
  • 電子戦中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • NBC防護中隊
  • 衛生中隊
  • 脚注[編集]

    外部リンク[編集]