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クプヤンシク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クプヤンシク

Куп'янськ (ウクライナ語) (Kupiansk)
クプヤンシクの旗
クプヤンシクの紋章
紋章
クプヤンシクの位置(ウクライナ内)
クプヤンシク
クプヤンシク
クプヤンシクの位置(ハルキウ州内)
クプヤンシク
クプヤンシク
座標:座標: 北緯49度43分 東経37度35分 / 北緯49.717度 東経37.583度 / 49.717; 37.583
 ウクライナ
ハルキウ州の旗 ハルキウ州
ラヨン(地区) クプヤンシク地区英語版ウクライナ語版
クプヤンシク
成立 1655年
面積
  合計 33.34 km2
人口
(2025)
  合計 900人
  密度 27人/km2
等時帯 UTC+2 (東ヨーロッパ時間)
  夏時間 UTC+3 (東ヨーロッパ夏時間)
郵便番号
63700-63709
ウェブサイト http://kupyansk.osp-ua.info/
テンプレートを表示

クプヤンシク (ウクライナ語: Куп'янськ, 発音 [ˈkupjɐnʲsʲk] ( 音声ファイル)、クピヤンシク; ロシア語: Купянск, Kupyansk 発音 [ˈkupʲɪnsk], クピャンスク) は、ウクライナ北東部ハルキウ州の市で、クプヤンシク地区英語版ウクライナ語版行政の中心である。州の重要な鉄道の分岐点でもある。クプヤンシクは、クプヤンシク都市型フロマーダの行政の中心も務めている[1]。2020年7月18日まで、クプヤンシクは州重要都市英語版であり、旧クプヤンシク・フロマーダ[注釈 1]中心自治体だった。フロマーダはハルキウ州の地区のラヨン数を7つに削減した2020年7月のウクライナの行政改革の一環として廃止された。クプヤンシクの地域は旧クプヤンシク・フロマーダからクプヤンシク地区へ編入された[2][3]

概要

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クプヤンシク鉄道駅

クプヤンシクはオスコル川の河岸に位置しており、クプヤンシク (街の中心部)、クプヤンシク=ヴズロヴィイ (鉄道駅が位置している)、そしてキウシャリウカウクライナ語版英語版として知られている3つの下位区分に分かれている。

クプヤンシクはハルキウから約2時間半である。電車とバスが接続している。

歴史

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クプヤンシクは、第二次世界大戦中の1942年7月24日から1943年7月24日の間ナチス・ドイツに占領された。

クプヤンシクは、2022年2月27日からロシア軍によって占領されていた[4]。 敵軍の進撃を遅らすためウクライナ軍が鉄道橋を破壊したにもかかわらず、3日後当市市長で「野党プラットフォーム ― 一生」のヘンナディ・マツェホラは、武力で奪うとの脅しに対し、和平と引き換えにロシア陸軍に市を明け渡した。その結果、翌日ウクライナ政府はマツェホラを反逆罪起訴した[5][6]。 2月28日、マツェホラはウクライナ当局に逮捕された[7]

ドンバス地方侵攻の拠点であったイジュームへの物資が鉄道や道路で集まるクプヤンシクに対して、ウクライナ軍は9月初旬の反転攻勢で進撃し、オスコル川の橋を破壊してクプヤンシク市街を孤立させた。9月10日、ウクライナ軍が市議会を奪還[8]

2025年8月26日、オスキル川を渡河しクプヤンシクへ向けて北部から攻撃を続けていたロシア軍部隊がクプヤンシク北部市街地郊外を占領した。また、ウクライナ側のオープンソース情報機関は多数のロシア軍破壊工作部隊が民間人を装い市内に潜伏していると明かした[9]

9月27日、ロシア軍はクプヤンシク市街地中心部と市街地北西部に到達した[10]。ロシア軍はパイプラインを使用しオスキル川対岸へと兵を送り続けパイプラインがウクライナ軍により破壊された後もロシア軍はオスキル川を渡河しクプヤンシクに兵力を集め続けている。

11月20日、ワレリー・ゲラシモフ参謀総長は、ウラジーミル・プーチン大統領と西部軍司令部で会談した際、ロシア軍がクプヤンシク全域を制圧したと述べた。さらに、ゲラシモフ参謀総長は「クプヤンシク・ヴズロヴィイとその周辺で約15個大隊が包囲されている」「ウクライナ軍兵士の多くはドローン攻撃に晒され任務を遂行することができず多くの兵士が降伏を決意している」「西部軍集団はクプヤンシクを解放しオスキル川東岸で包囲された兵士を殲滅している」と述べた[11]

11月21日、ロシア国防省はクプヤンシクを解放したと報告した[12]。また、同時期にクプヤンシク西岸市街中心部、西岸南郊外、東岸市街中心部で国旗を振るロシア軍兵士の姿が確認された。ロシアのミルブロガーのRYBARは「ロシア軍はクプヤンシクの大半を占領したが、東岸南市街地でのロシア軍の支配は確認されていない」と報告した[13]。ウクライナ軍はロシア国防省の報告について「市内には小規模のロシア軍兵士が潜入し街を支配しているかのように国旗を振る舞っている。ロシア軍はクプヤンシクを占領してはいない」と市の陥落を否定した[14]

12月12日、ウクライナ軍はクプヤンシクを奪還した[15]

気候

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クプヤンシク (1981–2010)の気候
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
平均最高気温 °C°F −1.7
(28.9)
−1.1
(30)
5.1
(41.2)
15.3
(59.5)
22.3
(72.1)
26.0
(78.8)
28.1
(82.6)
27.4
(81.3)
20.9
(69.6)
13.0
(55.4)
4.4
(39.9)
−0.6
(30.9)
13.3
(55.9)
日平均気温 °C°F −4.5
(23.9)
−4.6
(23.7)
0.8
(33.4)
9.5
(49.1)
15.9
(60.6)
19.7
(67.5)
21.7
(71.1)
20.4
(68.7)
14.5
(58.1)
8.0
(46.4)
1.2
(34.2)
−3.4
(25.9)
8.3
(46.9)
平均最低気温 °C°F −7.3
(18.9)
−7.8
(18)
−2.8
(27)
4.1
(39.4)
9.5
(49.1)
13.7
(56.7)
15.5
(59.9)
13.8
(56.8)
8.8
(47.8)
3.6
(38.5)
−1.6
(29.1)
−6.1
(21)
3.6
(38.5)
降水量 mm (inch) 42.9
(1.689)
41.4
(1.63)
38.7
(1.524)
34.7
(1.366)
48.6
(1.913)
73.6
(2.898)
61.5
(2.421)
39.7
(1.563)
47.0
(1.85)
43.8
(1.724)
45.9
(1.807)
45.0
(1.772)
562.8
(22.157)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 9.5 8.6 8.1 6.3 7.1 8.8 7.0 5.3 7.0 6.3 7.1 8.5 89.6
% 湿度 83.8 81.2 76.6 65.4 61.3 65.2 64.5 64.4 70.8 77.1 84.1 85.2 73.3
出典:World Meteorological Organization[16]

脚注

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注釈

[編集]
  1. 2020年7月以降の新生クプヤンシク都市型フロマーダとは別。

出典

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  1. Купянская городская громада” (ロシア語). Портал об'єднаних громад України.
  2. “Про утворення та ліквідацію районів. Постанова Верховної Ради України № 807-ІХ”. Голос України (ウクライナ語). 2020年7月18日. 2020年10月3日閲覧.
  3. Нові райони: карти + склад” (Ukrainian). Міністерство розвитку громад та територій України.
  4. In Kharkiv region, mayor admits to handing over city to occupiers”. Pravda (2022年2月27日). 2022年2月28日閲覧。
  5. Mayor of Kupiansk who surrendered his city to invaders indicted for treason (英語). Ukrayinska Pravda. 2022年3月22日閲覧。
  6. In Kharkiv region, mayor admits to handing over city to occupiers (英語). Ukrayinska Pravda. 2022年3月22日閲覧。
  7. Мера Куп'янська, який здав місто окупантам, затримано – джерело [Mayor of Kupyansk, who surrendered the city to the occupiers, has been detained - source] (ウクライナ語). LIGA (2022年2月28日). 2022年3月22日閲覧。
  8. https://twitter.com/Militarylandnet/status/1568486134056947712?t=3L9qOso8vC2CHhEAxqqzfg&s=19
  9. sống, Báo Khoa học và Đời (2025年9月9日). クピャンスクの街頭で激しい戦闘、ウクライナ軍が誤って互いを撃ち合う”. vietnam.vn. 2025年9月13日閲覧。
  10. sống, Báo Khoa học và Đời (2025年9月30日). Россия усиливает давление к востоку от Купянска, украинские войска запрашивают подкрепление (ロシア語). vietnam.vn. 2025年10月1日閲覧。
  11. Герасимов на командном пункте доложил Путину об освобождении Купянска”. 2025年11月21日閲覧。
  12. Минобороны России”. Telegram. 2025年11月21日閲覧。
  13. Рыбарь”. Telegram. 2025年11月21日閲覧。
  14. sống, Báo Khoa học và Đời (2025年11月21日). ロシアがクピャンスクの支配を主張、ウクライナは即座に否定”. vietnam.vn. 2025年11月21日閲覧。
  15. Силы обороны успешно контратаковали и окружили россиян в Купянске – "Хартия" (ロシア語). Украинская правда. 2025年12月12日閲覧。
  16. World Meteorological Organization Climate Normals for 1981–2010”. World Meteorological Organization. 2021年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月18日閲覧。