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2008年4月22日 (火) 09:34時点における版
慶雲(けいうん、きょううん)は、日本の元号のひとつで大宝の後、和銅の前。704年から707年までの期間を指す。この時代の天皇は文武天皇、元明天皇。「慶雲」とは夕空に現れ瑞兆とされる雲で、蚊柱のこととも。大宝2年(702年)に死去した持統天皇の葬儀などが済んだ大宝4年(704年)に藤原京において現れ、改元される。大宝年間に律令の編纂や都城の完成など律令国家建設の諸改革を果たし、同年には大宝の遣唐使が帰国。慶雲年間には、遣唐使の報告や実際に律令を施行した上での諸問題を是正する政治改革が行われた(慶雲の改革)。また、平城遷都も立案される。
改元
出典
慶雲期におきた出来事
- 慶雲元年(704年):7月、大宝2年(702年)に派遣された粟田真人ら大宝の遣唐使が帰国。
- 慶雲2年(705年):5月、刑部親王没。9月、穂積親王を知太政官事に任ずる。この頃、高松塚古墳築造。
- 慶雲3年(706年):慶雲の改革(3月、王侯諸臣の山川薮沢の占有を禁ずる。9月、田租の法を改める。)9月、難波行幸。
- 慶雲4年(707年):6月、文武天皇没(25)。7月、阿閉皇女即位する。
西暦との対照表
慶雲 | 元年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 |
西暦 | 704年 | 705年 | 706年 | 707年 | 708年 |
干支 | 甲辰 | 乙巳 | 丙午 | 丁未 | 戊申 |