浪華悲歌
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浪華悲歌 | |
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Osaka Elegy | |
映画ポスター(山田五十鈴) | |
監督 | 溝口健二 |
脚本 | 依田義賢 |
原作 | 溝口健二 |
製作 | 永田雅一 |
出演者 |
山田五十鈴 竹川誠一 大倉千代子 |
撮影 | 三木稔 |
編集 | 坂根田鶴子 |
製作会社 | 第一映画社(第一映画嵯峨野撮影所)[1] |
配給 | 松竹キネマ[2] |
公開 | 1936年5月28日[2] |
上映時間 | 71分[1] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『浪華悲歌』(なにわえれじい)は、1936年に公開された溝口健二監督の日本映画[2]。
概要
[編集]山田五十鈴の産休明け第一作で、全編関西弁の脚本を好演した[3]。戦後、テレビドラマでリメイクされた。 1936年度 第13回キネマ旬報日本映画ベスト・テン3位 [4]
あらすじ
[編集]薬種問屋の電話交換手の村井アヤ子は、横領の疑いをかけられた失業中の父親の借金を返済するため、雇い主の麻居の愛人になることに同意した。贅沢な愛人としての生活を送っていたが、西村に求婚され悩む。そんなときに主人の妻に、妾がいることがバレて、別れさせられ、自由の身となる。 家に帰ったら、兄が大学の学費を払えずに、家に帰っていることを知る。 アヤ子は兄の学費を払うために、自らに色目を使う藤野を呼び寄せて、恋人の西村を夫として現場に踏み込ませて美人局を行い、藤野から金を騙し取ろうとしたが、警察に逮捕される。アヤ子は取調室で、西村が彼女のせいにするのを聞いて絶望する。 アヤ子が家に戻ったとき、家族と西村は彼女から背を向け、アヤ子は家を出ることを余儀なくされた。
スタッフ
[編集][2]。
キャスト
[編集]- 村井アヤ子 - 電話の交換手:山田五十鈴 [1]
- 麻居すみ子 - 惣之助夫人:梅村蓉子[5]
- 村井幸子 - アヤ子の妹:大倉千代子[5]
- 村井弘 - アヤ子の兄:浅香新八郎[1]
- 麻居惣之助 - 薬種問屋「麻居」の主人:志賀廼家弁慶[5]
- 藤野喜蔵 - 株屋:進藤英太郎[1]
- 横尾雄 - 医師:田村邦男[1]
- 村井準造 - アヤ子の父:竹川誠一[5]
- 西村進 - 「麻居」の店員:原健作[1]
- 峰岸五郎 - 刑事:志村喬[1]
- 横尾さだ子 - 医師夫人:大久保清子[5]
- 福田みね - アパートの小母さん:滝沢静子[5]
- 松下文三郎 - 会社員:橘光造[1]
- :小泉嘉輔[6][7]
テレビドラマ
[編集]以下の放送日時、テレビ局名、番組名、出演者名は、テレビドラマデータベースに従った[8]。
- 1974年1月16日 21:00 - 21:55、NET『女・その愛のシリーズ』で放送。出演は中村玉緒、清水一郎、佐々木功(ささきいさお)、花沢徳衛、金子信雄、佐々木すみ江。
- 1976年1月31日 20:00 - 21:15、NHK『土曜ドラマ』で放送。出演は十朱幸代、河津清三郎、財津一郎、山田五十鈴、松岡与志雄。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- “浪華悲歌”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年12月30日閲覧。
- “浪華悲歌”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年12月30日閲覧。
- Y. Nomura. “浪華悲歌”. JMDb. JMDb. 2021年12月30日閲覧。
- “Osaka Elegy” (英語). IMDb. Amazon.com. 2021年12月30日閲覧。
- “浪華悲歌”. 国立映画アーカイブ. 独立行政法人国立美術館. 2021年12月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 浪華悲歌 - allcinema
- 浪華悲歌 - 日本映画データベース
- 浪華悲歌 - KINENOTE
- Osaka Elegy - IMDb
- 浪華悲歌 - 文化庁日本映画情報システム アーカイブ 2021年12月30日 - ウェイバックマシン
- 浪華悲歌 - 国立映画アーカイブ
- Osaka Elegy at The Criterion Collection
- Osaka Elegy タイムアウト
- 浪華悲歌 - テレビドラマデータベース
- 浪華悲歌 - コトバンク(小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館 デジタル大辞泉)