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佐々木宏 (クリエイティブディレクター)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐々木 宏(ささき ひろし、1954年10月18日[1] - )は、日本クリエイティブディレクター電通出身。

略歴

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1954年、熊本県八代市生まれ[1][2]

1973年、東京都立小石川高等学校卒業[3]

1977年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業[4]電通入社[2][5]

電通では新聞雑誌局に6年。宣伝会議コピーライター養成講座を受け、クリエーティブ局に転局[5]

以後20年にわたり、電通でコピーライター、クリエーティブディレクター、クリエーティブ局長職を歴任[2]

2003年、電通の100%子会社である「シンガタ」を設立[5][6]

2019年、自身の個人事務所である「連」を立ち上げた[6]

2020年12月23日、東京五輪組織委員会は、東京五輪(オリンピック・パラリンピック)の開閉会式の演出につき、新たに佐々木を総合統括に起用すると発表した[7]

2021年3月17日、文春オンラインによって、佐々木が式典に出演予定だった渡辺直美の容姿を侮辱するような内容の演出をグループLINEで提案していたことが明かされた[7]。これを受け佐々木は3月18日未明、五輪組織委員会を通じて謝罪文を公表した[8]。同日、組織委員会の橋本聖子会長は佐々木の辞任を発表した[9]

主な仕事

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受賞歴

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ACC全日本CMフェスティバル グランプリ3回。TCC(東京コピーライターズクラブ )最高賞6回。ADC(東京アートディレクターズクラブ)最高賞3回。カンヌ国際広告フェスティバル金賞。広告電通賞、朝日広告賞。日経広告賞。毎日広告デザイン賞最高賞。フジサンケイ広告賞グランプリ。JR東日本ポスターグランプリ2回。クリエーター・オブ・ザ・イヤー賞2度ほか。

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.286
  2. ^ a b c 安倍マリオ演出「犬のお父さん」/佐々木氏こんな人 日刊スポーツ、2021年3月17日配信。
  3. ^ お互いにいい年になったけれど、まだまだ広告の仕事は続けます | ブレーン 2019年7月号”. 宣伝会議. 2022年9月17日閲覧。
  4. ^ 【塾員インタビュー】クリエーティブディレクター 佐々木 宏 さん”. 慶應塾生新聞. 慶應塾生新聞会 (2014年7月12日). 2021年7月24日閲覧。
  5. ^ a b c 佐々木宏 シンガタ クリエーティブディレクター ウェブ電通報、2017年06月27日更新。
  6. ^ a b 佐々木宏さん、シンガタ卒業。「連」をスタート。 ブレーン、宣伝会議デジタルマガジン、2019年6月号。
  7. ^ a b 「渡辺直美をブタ=オリンピッグに」東京五輪開会式「責任者」が差別的演出プラン”. 文春オンライン (2021年3月17日). 2021年4月15日閲覧。
  8. ^ “【全文】五輪式典で不適切演出案の佐々木宏氏「大失言…渡辺直美さんに伝わる時が来たら辞表を」”. 東京新聞. (2021年3月18日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/92221 2021年4月15日閲覧。 
  9. ^ “橋本会長「あってはならない」佐々木氏の辞任発表”. 日刊スポーツ. (2021年3月18日). https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202103180000322.html 2021年4月15日閲覧。 
  10. ^ ソフトバンク、CMの裏に制作陣の「SMAP愛」 - niftyニュース(モデルプレス)、2016年12月27日
  11. ^ 椎名林檎らリオ五輪閉会式で東京引き継ぎ式メンバー - 日刊スポーツ、2016年1月26日
  12. ^ 佐々木宏氏、菅野薫氏、リオ五輪閉会式での東京引継ぎ式メンバーに - #ブレーン | AdverTimes、2016年1月27日