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ルノー・30

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルノー・30
30TS
同リアビュー
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ハッチバック
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン V型6気筒 ガソリン
2,664cc 131馬力
変速機 4・5速MT/ 3速AT
前:独立
ダブルウィッシュボーン+コイル
後:独立
トレーリングアーム+コイル
前:独立
ダブルウィッシュボーン+コイル
後:独立
トレーリングアーム+コイル
車両寸法
ホイールベース 2,671mm
全長 4,520mm
全幅 1,732mm
全高 1,431mm
車両重量 1,320kg (1975年30TS)
系譜
後継 ルノー・25
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ルノー・30Renault 30,R30)は、フランスの自動車製造会社であるルノー1975年から1983年まで生産した乗用車フランス語では「30」を「トラント」(: trente)と読む。

概要

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前輪駆動の大型ハッチバック車で、戦後大衆車に専念していた同社がプジョーボルボと共同開発・生産するPRVエンジン[1]を用いて、久しく遠ざかっていた大型車市場に再挑戦する意図で開発された。16で成功した5ドアハッチバックスタイルを最上級車に採用したことが特筆される。

30デビューから8か月後、直列4気筒モデルが20として追加された。エンジンとヘッドライト(30は丸型4灯、20は矩形2灯)以外は基本的に両者は同じモデルである。20と30は9年間で合計622,000台あまりが生産された。

モデルの変遷

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日本への輸入

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後継のルノー・25JAXトレーディングの手によって相当数が輸入されたことからも、日本市場でもR20/R30はある程度のポテンシャルがあったと思われるが、1977年からR5の輸入を再開していたキャピタル企業は、R30に対米輸出仕様がなかったこともあり、正式輸入を行なわなかった。1980年代に輸入代理店が日英自動車に交代して以降は、少数輸入枠を用いて若干数の30TXが導入された。

脚注

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  1. ^ 同じエンジンでプジョーは604、ボルボは264を生産した。

参考文献

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関連項目

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ルノー ロードカータイムライン 1980年代-
タイプ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
コンパクト トゥインゴ トゥインゴII トゥインゴIII
5/7 シュペール5 クリオI クリオII クリオIII クリオIV クリオV
シンボルI シンボルII
モデュス
カングー カングーII カングーIII
14 9/11 19 メガーヌI メガーヌII メガーヌIII メガーヌIV
フルエンス メガーヌIVセダン
パルス
スカラI スカラII
ミドル 18 21 ラグナI ラグナII ラグナIII
20/30 25 サフラン ヴェルサティス ラティテュード/サフラン
アッパー タリスマン(中国向け)
タリスマン
ミニバン セニックI セニックII セニックIII セニックIV
エスパスI エスパスII エスパスIII エスパスIV エスパスV エスパスVI
クーペ フエゴ アヴァンタイム ラグナクーペ
オープン ウインド
SUV キャプチャー キャプチャーII
カジャー
オーストラル
コレオス コレオスII
アルカナ
ピックアップトラック アラスカン
貨物自動車 マスターI マスターII マスターIII
トラフィックI トラフィックII トラフィックIII
エクスプレス
アルピーヌ/ルノースポール A310 V6 A610 スパイダー A110(2017)