ルノー・アヴァンタイム

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アヴァンタイムAVANTIME)は、ルノーが製造・販売していた自動車である。

概要[編集]

アヴァンタイム
フロント
リア
概要
製造国 フランスの旗 フランス
販売期間 2001-2003年
デザイン パトリック・ルケマン
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドアクーペ
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン ガソリン:
2.0L I4
3.0L V6
ディーゼル:
2.2L I4
最高出力 210馬力(152kW)
最大トルク 29.5mkg(280Nm)
変速機 6MT
5AT
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,640mm
全幅 1,830mm
全高 1,635mm
車両重量 1,741kg
最大積載量 2,300kg
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パトリック・ルケマン(Patrick Le Quément)によりデザインされ、1999年3月のジュネーヴ・モーターショーでコンセプトモデルを発表。2001年のパリサロンで生産型が公開された。MPVの3代目エスパスをベースに、3.0 LV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する斬新なコンセプトの「3ドアクーペ」として発表された。ルノーが開発したルノーブランドの車種ではあるが、当時エスパスの生産で提携関係にあったマトラ・オートモビル工場で生産された。

一部の層からは熱狂的な支持を受けたものの販売数は芳しくなく、その後エスパスのモデルチェンジに伴いボディ架装方式が変わり、生産がルノー本体に引き継がれたことで、受注車両がなくなったマトラはルノーとの提携を解消し自動車生産からの撤退を決定。そのため発売からわずか2年後の2003年に生産終了となった。総生産台数は8,557台。

日本では2002年に発売され、在庫が払底する2005年夏頃まで販売されていた。最終的に正規輸入されたのは206台で、その販売実績は期待とは程遠い結果となった。

アヴァンタイム

車名[編集]

「AVANTIME」は、フランス語で「前衛」を意味する“avant-garde” と英語で「時代」を意味する“time”を合成した造語で、つまり『時代を切り拓く前衛となる車』という意味である。

関連事項[編集]

外部リンク[編集]

ルノー ロードカータイムライン 1980年代-
タイプ 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
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コンパクト トゥインゴ トゥインゴII トゥインゴIII
5/7 シュペール5 クリオI クリオII クリオIII クリオIV クリオV
シンボルI シンボルII
モデュス
カングー カングーII カングーIII
14 9/11 19 メガーヌI メガーヌII メガーヌIII メガーヌIV
フルエンス メガーヌIVセダン
パルス
スカラI スカラII
ミドル 18 21 ラグナI ラグナII ラグナIII
20/30 25 サフラン ヴェルサティス ラティテュード/サフラン
アッパー タリスマン(中国向け)
タリスマン
ミニバン セニックI セニックII セニックIII セニックIV
エスパスI エスパスII エスパスIII エスパスIV エスパスV エスパスVI
クーペ フエゴ アヴァンタイム ラグナクーペ
オープン ウインド
SUV キャプチャー キャプチャーII
カジャー
オーストラル
コレオス コレオスII
アルカナ
ピックアップトラック アラスカン
貨物自動車 マスターI マスターII マスターIII
トラフィックI トラフィックII トラフィックIII
エクスプレス
アルピーヌ/ルノースポール A310 V6 A610 スパイダー A110(2017)