フロンティア (競走馬)
フロンティア[1] | ||||||
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欧字表記 | Frontier | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 2015年4月5日(9歳)[1] | |||||
登録日 | 2017年5月18日 | |||||
抹消日 | 2020年9月4日 | |||||
父 | ダイワメジャー[1] | |||||
母 | グレースランド[1] | |||||
母の父 | トニービン[1] | |||||
生国 | 日本(北海道白老郡白老町)[1] | |||||
生産者 | 社台コーポレーション白老ファーム[1] | |||||
馬主 | (有)サンデーレーシング[1] | |||||
調教師 | 中内田充正(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 15戦2勝[1] | |||||
獲得賞金 | 6702万2000円[1] | |||||
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フロンティア(英:Frontier、2015年4月5日 - )は[1]、日本の競走馬である。主な勝ち鞍は、2017年の新潟2歳ステークス(GIII)[1]。
半兄に2006年の神戸新聞杯(GII)、きさらぎ賞(GIII)を勝利したドリームパスポート(父:フジキセキ)。馬名の由来は、「未開の地」[2][3]。
経歴
[編集]デビュー前
[編集]2016年5月6日、北海道白老郡白老町の社台コーポレーション白老ファームに生まれる[1]。サンデーレーシングが所有し、一口60万円の全40口、総額2400万円という条件で会員に募集された[4]。募集のパンフレットには「馬体(の)バランスは高水準」「マイル適性が高そう」との売り文句が附されている[4]。育成が施されたのち、栗東トレーニングセンターの中内田充正調教師の下に預けられる[4]。
競走馬時代
[編集]2017年7月1日、中京競馬場の新馬戦(芝1600メートル)に川田将雅を鞍上にデビュー、単勝オッズ2.8倍の1番人気に推された[5]。スタートからハナを奪い、逃げの手を打った[6]。最後の直線にてアドマイヤアルバが外から追い込んできたが、半馬身逃げ切って勝利[6]、新馬戦勝利を果たした。川田は初戦なので多少、物見をしていたが、目いっぱいがんばっていたという[6]。
8月27日、新潟競馬場の新潟2歳ステークス(GIII)に岩田康誠が騎乗、単勝オッズ7.2倍の3番人気に支持された。スタートからハナを奪ったものの2、3番手に控えて進み[7][8]、先行集団の一員として最後の直線に入った[7][8]。逃げるコーディエライトやテンクウを外からかわし、差を広げて勝利、2連勝で重賞初勝利となった[7][8]。岩田は「最後しぶとく長く脚を使ってくれた」と振り返り、「距離は延びても大丈夫」と評価していた[9]。だが、次走のデイリー杯2歳ステークスは1番人気を裏切り4着、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでも8着に終わった。
その後、翌年はファルコンステークスで始動し3着に入線するが、結果としてこれが最後に馬券に絡んだレースとなる。続くNHKマイルカップ(GI)は内田博幸を背に参戦したものの13着に敗退[10]。以降重賞やリステッド競走、オープン競走に出走するも、中京記念(GIII)とバーデンバーデンカップ(OP)及びリゲルステークス(L)での4着が最高で[11][12][13]、勝利を挙げることができなかった[14]。
2020年8月30日、朱鷺ステークス(L)で9着に敗退。直後に後ろ脚の歩様が悪かったため、X線検査を受けた[15]。検査の結果、左側の骨盤に骨折線が確認され、骨盤骨折が判明し、引退することが決まった[16]。9月4日付でJRAの競走馬登録を抹消[17]。引退後は乗馬となる[17]。
競走成績
[編集]以下は、netkeiba.comの情報に基づく[14]。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2017. 7. 1 | 中京 | 2歳新馬 | 芝1600m(稍) | 12 | 2 | 2 | 2.8 (1人) | 1着 | 1:38.2(34.4) | -0.1 | 川田将雅 | 54 | (アドマイヤアルバ) | 454 | |
8.27 | 新潟 | 新潟2歳S | GIII | 芝1600m(良) | 15 | 5 | 8 | 7.2 (3人) | 1着 | 1:34.6(32.9) | -0.1 | 岩田康誠 | 54 | (コーディエライト) | 444 |
11.11 | 京都 | デイリー杯2歳S | GII | 芝1600m(良) | 9 | 2 | 2 | 2.4 (1人) | 4着 | 1:36.9(35.2) | 0.6 | 岩田康誠 | 55 | ジャンダルム | 450 |
12.17 | 阪神 | 朝日杯FS | GI | 芝1600m(良) | 16 | 1 | 2 | 29.6 (6人) | 8着 | 1:34.4(34.4) | 1.1 | 岩田康誠 | 55 | ダノンプレミアム | 448 |
2018. 3.17 | 中京 | ファルコンS | GIII | 芝1400m(良) | 16 | 4 | 8 | 10.4 (5人) | 3着 | 1:22.3(34.6) | 0.2 | 川田将雅 | 57 | ミスターメロディ | 456 |
5. 6 | 東京 | NHKマイルC | GI | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 66.8(12人) | 13着 | 1:33.8(35.5) | 1.0 | 内田博幸 | 57 | ケイアイノーテック | 462 |
7.22 | 中京 | 中京記念 | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 3 | 5 | 10.7 (7人) | 4着 | 1:32.6(34.6) | 0.3 | 福永祐一 | 53 | グレーターロンドン | 456 |
8.12 | 新潟 | 関屋記念 | GIII | 芝1600m(良) | 15 | 2 | 2 | 8.4 (6人) | 11着 | 1:33.2(35.0) | 1.6 | 福永祐一 | 53 | プリモシーン | 456 |
2019. 7.14 | 福島 | バーデンバーデンC | OP | 芝1200m(重) | 16 | 1 | 2 | 17.7 (8人) | 4着 | 1:09.4(34.6) | 0.1 | 三浦皇成 | 55 | カラクレナイ | 480 |
8.25 | 新潟 | 朱鷺S | L | 芝1400m(良) | 16 | 5 | 10 | 4.3 (2人) | 8着 | 1:22.0(34.5) | 0.7 | 福永祐一 | 56 | ストーミーシー | 474 |
10.14 | 京都 | オパールS | L | 芝1200m(稍) | 18 | 3 | 5 | 16.5 (7人) | 17着 | 1:10.6(36.5) | 1.4 | 藤岡佑介 | 55 | アウィルアウェイ | 470 |
11.10 | 東京 | オーロC | L | 芝1400m(良) | 18 | 3 | 6 | 30.9(10人) | 6着 | 1:20.3(33.0) | 0.2 | 大野拓弥 | 55 | テトラドラクマ | 466 |
12. 7 | 阪神 | リゲルS | L | 芝1600m(良) | 16 | 5 | 9 | 16.2 (6人) | 4着 | 1:33.6(34.0) | 0.3 | 藤岡佑介 | 56 | ストロングタイタン | 472 |
2020. 2.15 | 京都 | 洛陽S | L | 芝1600m(稍) | 13 | 7 | 10 | 10.9 (5人) | 11着 | 1:35.2(35.6) | 1.0 | A.シュタルケ | 55 | ヴァルディゼール | 480 |
8.30 | 新潟 | 朱鷺S | L | 芝1400m(良) | 18 | 6 | 11 | 64.4(15人) | 9着 | 1:21.5(34.9) | 0.3 | 岩田望来 | 56 | カテドラル | 464 |
血統表
[編集]フロンティアの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 ダイワメジャー 2001 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 スカーレットブーケ1988 栗毛 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | ||
Lady Victoria | ||||
*スカーレットインク | Crimson Satan | |||
Consentida | ||||
母 グレースランド 1998 栗毛 |
*トニービン Tonny Bin 1983 鹿毛 |
*カンパラ | Kalamoun | |
State Pension | ||||
Severn Bridge | Hornbeam | |||
Priddy Fair | ||||
母の母 ゴールデンサッシュ1988 栗毛 |
*ディクタス | Sanctus | ||
Dronic | ||||
ダイナサッシュ | *ノーザンテースト | |||
*ロイヤルサッシュ | ||||
母系(F-No.) | ロイヤルサッシュ系(FN:1-t) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | ノーザンテースト 3x4=18.75% | [§ 4] | ||
出典 |
|
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “フロンティア|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2020年4月14日閲覧。
- ^ “【新潟2歳S】先行力を活かしたフロンティアがキッチリ押し切って2戦2勝! | 競馬ニュース | 競馬ラボ”. www.keibalab.jp. 2020年9月3日閲覧。
- ^ “Sunday Thoroughbred Club サンデーサラブレッドクラブ”. www.sundaytc.co.jp. 2020年9月4日閲覧。
- ^ a b c “161 グレースランドの15”. サンデーサラブレッドクラブ. 2020年8月21日閲覧。
- ^ “2歳新馬|2017年07月01日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2020年9月3日閲覧。
- ^ a b c “【2歳新馬】中京5R ドリパスの弟フロンティアが逃走V”. サンスポZBAT!競馬 (2017年7月1日). 2020年9月3日閲覧。
- ^ a b c “【新潟2歳S】先行力を活かしたフロンティアがキッチリ押し切って2戦2勝! | 競馬ニュース | 競馬ラボ”. www.keibalab.jp. 2020年9月4日閲覧。
- ^ a b c “【新潟2歳S】3番人気のフロンティアが快勝 重賞初制覇”. www.sponichi.co.jp. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “【新潟2歳S】(新潟)~フロンティアがデビュー2連勝で重賞初制覇 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. www.radionikkei.jp. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “【NHKマイルC】フロンティア 1週前追いでは圧巻の動き披露 ? 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb ? 東京スポーツ新聞社. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “【中京記念】メンバー唯一の3歳馬フロンティアは4着 福永「外を回る形になったのが痛い」|競馬ニュース|競馬予想のウマニティ! - サンスポ&ニッポン放送公認SNS”. 競馬予想のウマニティ! - サンスポ&ニッポン放送公認SNS. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “【バーデンバーデンC】(福島11R)~カラクレナイがアタマ差凌いで久々の勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. www.radionikkei.jp. 2020年9月4日閲覧。
- ^ “【リゲルS】(阪神)~ストロングタイタンが3頭の追い比べを制する | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. www.radionikkei.jp. 2020年9月4日閲覧。
- ^ a b “フロンティアの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2020年9月2日閲覧。
- ^ “17年の新潟2歳S勝ち馬フロンティアが引退へ”. スポーツ報知 (2020年9月2日). 2020年9月3日閲覧。
- ^ “フロンティア、左側の骨盤骨折で引退”. www.sponichi.co.jp. 2020年9月3日閲覧。
- ^ a b “【JRA】17年の新潟2歳S覇者フロンティアが引退 ? 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb ? 東京スポーツ新聞社. 2020年9月4日閲覧。
外部リンク
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