ビジュアルアーツ大感謝祭 「Shift:NEXT →Generation!」 -きみとかなでるあしたへのうた-

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ビジュアルアーツ大感謝祭 「Shift:NEXT →Generation!」 -きみとかなでるあしたへのうた- (ビジュアルアーツだいかんしゃさい シフト ネクスト ジェネレーション)は、2012年7月29日に行われた、ゲームソフト会社「株式会社 ビジュアルアーツ」創立20周年を記念したイベント。

イベント情報[編集]

概要[編集]

ビジュアルアーツ1991年に設立し(当初は「株式会社ビジュアルアーティストオフィス」という名称)、「Key」や「SAGA PLANETS」といった複数のコンピューターゲームのブランドや「I've」などの音楽レーベルを擁するソフトウェア会社である。

そんなビジュアルアーツが創立20周年を迎えたことから日頃の感謝を伝えるべく、当イベントが開催された。ちなみに2011年が本当の20周年を迎えた年だが、会場を抑える都合上などで翌年に開催となった。

ライブイベントは前半が『I've Side』約2時間半、後半が『KSL Side』約2時間半で、合計5時間を越えるライブは全ての楽曲がビジュアルアーツのパートナーブランドに関連するものであった。

また会場ロビーは当日の朝から開放され年表や数々の展示品を見ることができたほか、ビジュアルアーツのゲームブランドに起用されることの多い声優を大阪のスタジオへゲストに招き、音声をつないでの公開トークイベントや、KSLのクラブイベント「OTSU」が会場内ホールで行われた。

参加アーティスト・セットリスト[編集]

I've[編集]

Key Sounds Label[編集]

I've × Key Sounds Label[編集]

  1. Last regrets (Liaを除く)
  2. Orpheus 〜君と奏でる明日へのうた〜

マスコットキャラクター[編集]

ビジュアルアーツ20周年記念として、Key所属のイラストレーター樋上いたる」がマスコットキャラクターを書下ろした。キャラクターの名前は一般公募し、最終的に『花音(カノン)』(CV:すずきけいこ)『詩音(シオン)』(CV:民安ともえ)となった。

記念ソング[編集]

イベント開催にあたり、ビジュアルアーツの代表取締役社長馬場隆博はみんなで大合唱をするのが夢と語っており、自ら作詞したイベントの記念テーマソング「Orpheus 〜君と奏でる明日へのうた〜」を制作。作曲は折戸伸治が担当した。

この楽曲を収録したCDが2012年6月29日Key Sounds Labelより1,050円で発売された。収録時にアーティストはKOTOKOLia多田葵川田まみLiSA詩月カオリRita島みやえい子茶太の9名が参加している。

Blu-ray[編集]

ビジュアルアーツ大感謝祭LIVE 2012 in YOKOHAMA ARENA~きみとかなでるあしたへのうた~
Various Artistsライブ・ビデオ
リリース
ジャンル J-POP
ゲームソング
アニメソング
時間
レーベル ビジュアルアーツ
チャート最高順位
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当イベントの模様を収録したBlu-rayディスクが2013年1月29日にソフトウェア流通版(品番:KSLA0004〜0006)、2013年1月30日に音楽流通版(品番:KSLM0004〜0006)が発売された。販売形態は2種類あるが、中身の違いは全くない。Blu-rayのみの販売でDVDの販売をおこなっていない。

封入特典として、当日行われたライブの楽曲部分をMP3で詰め込んだCDやブックレット、馬場と参加アーティスト(I've高瀬一矢中沢伴行川田まみ詩月カオリKSLLiamarinaLiSARita)たちによるオーディオコメンタリーが収録されている。また、参加アーティストたちをイラスト化したトレーディングカードゲーム会社「ブシロード」が展開している「ヴァイスシュヴァルツカード」も封入されている。

収録内容[編集]

BD-1: I've Side
#タイトル作詞作曲・編曲歌唱
1.「Opening」   
2.恋愛CHU!  KOTOKO to 詩月カオリ
3.「Double HarmoniZe Shock!!」  KOTOKO to 詩月カオリ
4.「Do you know the magic?」  詩月カオリ
5.「Pure Heart ~世界で一番アナタが好き~」  詩月カオリ
6.verge  島みやえい子
7.「sacred words」  島みやえい子
8.「さよならを教えて ~comment te dire adieu~」  島みやえい子
9.「Rolling Star☆彡」  Larval Stage Planning
10.「Wind and Wander」  川田まみ
11.「Blaze a trail」  川田まみ
12.「birthday eve」  川田まみ
13.「under the darkness」  C.G mix
14.「Welcome to HEAVEN!」  C.G mix
15.「Abyss」  KOTOKO
16.「Time heals all sorrows」  KOTOKO
17.「Close to me...」  KOTOKO
18.「bumpy-Jumpy!」  KOTOKO
19.「FUCK ME」(Instrumental)  Outer
20.「Leave me hell alone」  Outer
21.「Princess Brave!」  Outer
22.「Fair Heaven」  全員
BD-2: KSL Side
#タイトル作詞作曲・編曲歌唱
1.「Opening」   
2.「Harvest」  多田葵
3.Crow Song  Girls Dead Monster
4.「Alchemy」  marina
5.Thousand Enemies  LiSA
6.「Day Game」  LiSA
7.「一番の宝物」  karuta
8.Brave Song  多田葵
9.「CANOE」  多田葵
10.「闇の彼方へ」  NanosizeMir
11.「ささやかなはじまり」  NanosizeMir
12.Philosophyz  NanosizeMir
13.「サンブライト」  北沢綾香
14.one's future  鈴田美夜子
15.Alicemagic  Rita
16.Little Busters!(Little Jumper Ver.)  Rita
17.メグメル  eufonius
18.だんご大家族  茶太
19.鳥の詩  Lia
20.「Lia メドレー」(青空/nostalgia/Life is like a Melody/夏影)  Lia
21.My Soul, Your Beats!  Lia
22.Last regrets  全員 (Liaを除く)
23.「Orpheus ~君と奏でる明日へのうた~」  全員

逸話[編集]

  • イベントに先立ち記者会見が行われ、馬場隆博、KOTOKO、Lia、LiSA、高瀬一矢が登壇した。またインターネットで生中継されたほか、事前に選ばれた一般の出席者も質問を行うことができた。
  • イベント当時、I'veのボーカリストであった「MELL」は体調不良でイベントには最初から参加する予定がなかった。
  • このイベントの企画・構成・総合プロデュースを行った馬場は高熱を出した。[いつ?]
  • 記者会見時Liaは妊娠中であったため、イベントには参加する予定であるがどのような形になるかは未定とされていた。実際にLiaのライブパートはライブの構成への影響を小さくするためアンコール後全員挨拶の前になっていた。

外部リンク[編集]

脚注[編集]